103寿都鉄道・夕張鉄道・大夕張鉄道・美唄鉄道・定山渓鉄道:時刻表見聞録1958年11月号

寿都鉄道
函館本線・黒松内〜寿都の寿都鉄道です。わずか2往復の列車と3往復のバスが設定されています。1968年(昭和43年)に豪雨により休止となり、1972年(昭和47年)5月11日正式に廃止となりました。

夕張鉄道
函館本線・野幌〜夕張本町の夕張鉄道です。8往復と区間列車が設定されています。1974年(昭和49年)4月1日に廃止となりました。

大夕張鉄道
夕張線・清水沢〜大夕張炭山の大夕張鉄道です。6往復と区間列車が設定されています。1973年(昭和48年)に三菱大夕張炭鉱閉山に伴い南大夕張〜大夕張炭山が廃止となり、1987年(昭和62年)7月22日に三菱南大夕張炭鉱の合理化に伴い、清水沢〜南大夕張が廃止となりました。

美唄鉄道
函館本線・美唄〜常盤台の美唄鉄道です。8往復の列車が設定されています。1972年(昭和47年)6月1日に美唄炭鉱の閉山に伴い、廃止となりました。

定山渓鉄道
函館本線・東札幌〜定山渓の定山渓鉄道です。定山渓へは17本の列車が発着しています。1969年(昭和44年)11月1日に廃止となりました。
102士幌線・広尾線・標津線・根北線・渚滑線・網走本線・湧網線・相生線:時刻表見聞録1958年11月号

士幌線
根室本線・帯広〜十勝三股の士幌線です。帯広〜十勝三股3往復、帯広〜上士幌3往復の列車が設定されています。しかし1987年(昭和62年)3月23日に廃止となりました。

広尾線
根室本線・帯広〜広尾の広尾線です。6往復と区間列車が設定されています。しかし1987年(昭和62年)2月2日に廃止となりました。

標津線
釧網本線・標茶〜中標津〜根室標津、中標津〜根室本線・厚床の標津線です。標津〜根室標津5.5往復、標津〜中標津1往復、中標津〜厚床5往復の列車が設定されています。しかし1989年(平成元年)4月30日に廃止となりました。

根北線
釧網本線・斜里〜越川の根北線です。4往復の列車が設定され、釧網本線へ乗り入れています。しかし1970年(昭和45年)に廃止となりました。

渚滑線
名寄本線・渚滑〜北見滝ノ上の渚滑線です。8往復の列車が設定されています。しかし1985年(昭和60年)4月1日に廃止となりました。

網走本線1
釧網本線・網走〜北見〜根室本線・池田の網走本線です。網走〜北見7往復と区間列車が設定されています。

網走本線2
釧網本線・網走〜北見〜根室本線・池田の網走本線です。北見〜池田5往復、北見〜置戸7/9往復、と区間運転が設定されています。
1961年(昭和36年)4月1日には線路名称が行われ、網走本線の網走〜北見が、石北線(新旭川〜北見)とともに石北本線となり、網走本線の北見〜池田が池北線となり、網走本線の線名は消滅しました。また池北線は1989年6月4日に北海道ちほく高原鉄道へ経営移管しふるさと銀河線と改称されましたが、2006年4月21日に廃止されました。

湧網線
釧網本線・網走〜名寄本線・中湧別〜湧別の湧網線です。網走〜中湧別7往復、中湧別〜湧別7往復の列車が設定されています。しかし1987年3月20日に廃止となりました。

相生線
網走本線・美幌〜北見相生の相生線です。9往復の列車が設定されています。しかし1985年(昭和60年)4月1日に廃止となりました。
101留萌本線・留萌鉄道・羽幌線・北見線・興浜南線/興浜北線・名寄本線・深名線:時刻表見聞録1958年11月号

留萌本線
函館本線・深川〜増毛の留萌本線です。6往復と区間列車が設定されています。石狩沼田から札沼線で札幌まで乗り入れたり、恵比島から留萌鉄道で昭和まで乗り入れています。しかし2016年12月5日に留萌〜増毛が廃止となりました。

留萌鉄道
留萌本線・恵比島〜昭和の留萌鉄道です。8.5往復の列車が設定されており、一部は深川まで乗り入れています。しかし1969年(昭和44年)5月に営業休止し、1971年(昭和46年)に廃止となりました。

羽幌線
留萌本線・留萌〜宗谷本線・幌延の羽幌線です。先月(10月18日)に全通したばかりです。留萌〜築別8往復、羽幌〜幌延2.5往復、築別〜幌延2.5往復、遠別〜幌延1往復の列車が設定されています。しかし1987年3月30日に廃止となりました。

北見線
宗谷本線・音威子府〜宗谷本線・南稚内の北見線です。5往復と区間列車が設定されています。1961年(昭和36年)10月1日に天北線に改称されました。しかし1989年(平成元年)5月1日に廃止となりました。

興浜南線
名寄本線・興部(おこっぺ)〜雄武(おうむ)の興浜南線です。興部と浜頓別を結ぶ計画だったので興浜南・北線と称しました。9往復の列車が設定されています。しかし1985年(昭和60年)7月15日に廃止となりました。

興浜北線
北見線・浜頓別〜北見枝幸の興浜北線です。6往復と区間列車が設定されています。しかし1985年(昭和60年)7月1日に廃止となりました。

名寄本線
宗谷本線・名寄〜石北線・遠軽の名寄本線です。7往復と区間列車が設定されています。しかし1989年(平成元年)5月1日に廃止となりました。

深名線
函館本線・深川〜宗谷本線・名寄の深名線です。深川〜朱鞠内6往復、朱鞠内〜名寄4往復、と区間列車が設定されています。しかし1995年(平成7年)9月4日に廃止となりました。
総選挙ホテル

[題名]総選挙ホテル
[著者]桂望実
[発行]KADOKAWA
[定価]640円
[発行日]2022/9/30
ある中堅ホテルを立て直そうと、外からやってきた変わり者の社長が提案したことは「総選挙」! そう、ホテル内の従業員の配置を“選挙”で決めるという斬新な人材シャッフル案でした。しかもそれだけに終わらず、管理職の選挙まで! 果たして従業員の反応は? 今の日本の働く環境の閉塞感を打ち破るお仕事小説。さまざまな年代の男女が抱え働く悩みに答え、働くことの意味、働くことで成長できる喜びを読書で味わえる、お仕事エンタメ作品。
某ホテルを立て直そうとして、ホテル従業員の配置を従業員同士の選挙で決めようとした、新しい社長。適材適所となるのかどうか、そしてホテルは立ち直るのか?
100江差線・松前線・瀬棚線・胆振線・岩内線・富内線・日高本線:時刻表見聞録1958年11月号

江差線
函館本線・五稜郭〜江差の江差線です。五稜郭〜木古内に10往復、木古内〜江差に5.5往復の列車といくつかの区間運転が設定されています。しかし木古内〜江差は2014年(平成26年)5月12日に廃止となり、五稜郭〜木古内は2016年(平成28年)3月26日の北海道新幹線新青森〜新函館北斗の開業に伴い第三セクター鉄道の道南いさりび鉄道へ経営が移管されました。

松前線
江差線・木古内〜松前の松前線です。6往復の列車が設定されています。しかし1988年(昭和63年)2月1日に全線廃止となりました。

瀬棚線
函館本線・国縫〜瀬棚の瀬棚線です。7往復と区間列車が設定されています。しかし1987年(昭和62年)3月16日に廃止となりました。

胆振線
函館本線・倶知安〜京極〜室蘭本線・伊達紋別、京極〜脇方の胆振線です。倶知安〜京極〜伊達紋別に4往復と区間列車が、京極〜脇方に6往復の列車が設定されています。しかし1970年(昭和45年)11月1日に京極〜脇方が廃止となり、1986年(昭和61年)11月1日に全線廃止となりました。

岩内線
函館本線・小沢〜岩内の岩内線です。6.5往復の列車が設定されています。しかし1985年(昭和60年)7月1日に廃止となりました。

富内線
日高本線・鵡川〜富内の富内線です。4往復の列車が設定されています。1958年(昭和33年)11月15日に富内〜振内を延伸開業、さらに1964年(昭和39年)11月5日に振内〜日高町を延伸開業し、全通しました。しかし1986年11月1日に全線が廃止となりました。

日高本線
室蘭本線・苫小牧〜様似の日高本線です。6往復と区間運転の列車が設定されています。しかし鵡川〜様似は、2015年に発生した高波で列車が運休し、2021年4月1日に正式にバス転換されました。
099夕張線・手宮線・札沼線:時刻表見聞録1958年11月号

夕張線
室蘭本線・追分〜紅葉山〜夕張、紅葉山〜登川の夕張線です。追分〜紅葉山〜夕張に6往復+区間列車、紅葉山〜登川に6.5往復が設定されています。しかし1981年(昭和56年)7月1日に紅葉山〜登川駅間の支線が廃止となり、2019年(平成31年)4月1日に新夕張(旧:紅葉山)〜夕張が廃止となりました。
現在では追分〜新夕張(旧:紅葉山)は石勝線となっています。

手宮線
函館本線・南小樽〜手宮の手宮線です。8往復の列車が設定されており、一部は札幌や滝川まで乗り入れています。しかし1962年(昭和37年)5月14日に全線廃止となりました。

札沼線
函館本線・桑園〜留萌本線・石狩沼田の札沼線です。6往復+区間列車も設定されています。しかし1972年6月19日に新十津川〜石狩沼田が廃止となり、2020年5月7日に北海道医療大学(石狩当別〜石狩金沢間に新設)〜新十津川が廃止となりました。
桑園〜北海道医療大学は電化され、学園都市線の愛称がついています。
098函館本線南美唄支線・函館本線上砂川支線・幌内線・万字線・歌志内線:時刻表見聞録1958年11月号

函館本線南美唄支線
函館本線・美唄〜南美唄の函館本線南美唄支線です。10往復の列車が設定されています。しかし1971年(昭和46年)8月3日に旅客営業廃止となり、1973年(昭和48年)9月9日に全線廃止となりました。

函館本線上砂川支線
函館本線・砂川〜上砂川の函館本線上砂川支線です。9.5往復の列車が設定されています。しかし1994年(平成6年)5月16日に全線廃止となりました。

幌内線
函館本線・岩見沢〜三笠〜幾春別、三笠〜幌内の幌内線です。岩見沢〜幾春別に10往復、 三笠〜幌内に11往復の列車が設定されています。しかし1987年(昭和62年)7月13日に全線廃止となりました。

万字線
室蘭本線・志文〜万字炭山の万字線です。6往復の列車が設定されています。しかし1985年(昭和60年)4月1日に全線廃止となりました。

歌志内線
函館本線・砂川〜歌志内の歌志内線です。8.5往復の列車が設定されています。しかし1988年(昭和63年)4月25日に全線廃止となりました。
銀塩写真探偵 1985年の光

[題名]銀塩写真探偵 1985年の光
[著者]ほしおさなえ
[発行]KADOKAWA
[定価]620円
[発行日]2022/11/20
切ないラストに余韻が残る──『活版印刷三日月堂』の著者、新作!
陽太郎の師、写真家の弘一には秘密の顔があった。それは銀塩写真探偵という驚くべきもの。ネガに写る世界に入り、過去を探れるというのだ。入れるのはたった一度。できるのは見ることだけ。それでも過去に囚われた人が救いを求めてやってくる。陽太郎も写真の中に足を踏み入れる。見たのは、輝きも悲しみも刻まれた永遠の一瞬で──。生きることとは、なにかを失っていくことなのかもしれない。哀切と優しさが心を震わす物語。
ネガに写る世界に入れるという小説ならではの醍醐味が味わえる。デジカメではこうはいかないよね。