009時刻表の見方・ニュース:時刻表見聞録1958年11月号

時刻表の見方・本文中の符号・ニュース
【列車の等級】特に等級を示していないものは3等車だけの列車です。
当時は一等・二等・三等に分かれており、車体の用途記号は、一等車は「イ」、二等車は「ロ」、三等車は「ハ」でした。1960年からは一等車が「ロ」、二等車が「ハ」の二等級制となり、現在ではグリーン車が「ロ」、普通車が「ハ」となっています。
【運賃の計算方(3)】鉄道と航路または自動車線にまたがって旅行されるときは、鉄道の運賃に航路または自動車線の運賃を加えてください。
鉄道は、航路や自動車線でも経路を妨げられることなく、通算できるようですね。
【本文中の符号】
面白いものとしては、展望車、休日運休(日曜・祝日運転休止)、洗面所設置駅、赤帽所在駅、弘済会医療班設置駅などです。土曜日は休日扱いではなかったようですし、蒸気機関車の煤で汚れた顔を洗う洗面所設置駅や大きな荷物を運搬援助してくれる赤帽所在駅がわかるようになっています。弘済会医療班というのは医務室のことでしょうか?
【ニュース】
羽幌線と津軽線が全通し、羽幌線の豊岬・天塩大沢・共成・歌越・天塩金浦の5駅、津軽線の中小国・大平・津軽二股・大川平・今別・三厩の6駅が新規開業となりました。


【目次】
本線とそれに付随する支線がきっちりと分かれています。土讃線や石北線は本線ではなかったのですね。