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45備後三川〜府中〜福山:三江線forever

 備後三川駅から河佐駅間は八田原(はったばら)ダム建設に伴い1989年(平成元年)4月から八田原トンネル(6,123m)を通ることになり、途中にあった八田原駅は廃止になった。

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 「絶好調!」で有名だった元ジャイアンツ選手でベイスターズ監督も務めた中畑清とは関係がない中原駅を過ぎ、府中で乗り換えである。

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 福塩線はここまでは非電化であり、府中から福山は電化されている。

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 府中からは2両編成の電車となる。運転士とともに、運転士室に乗務員がいて乗客の対応をしている。一応ワンマン電車の範疇になるようだ。トイレもついている。電車は早いなぁ。

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 あっという間に大都市福山に到着した。

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 ここからは新幹線のぞみで一気に新横浜へ。そして横浜線で町田へ、小田急線に乗り換えて伊勢原へ戻ってきた。疲れたが実り多き三江線の別れ旅だった。

2017/10/9(月・祝)

潮0755-0921三次 三江線
三次0935-0947三次中学校前 くるるんバス
三次中学校前0950-1320三次 徒歩
三次1443-1632府中 福塩線
府中1641-1727福山 福塩線
福山1759-2114新横浜 山陽・東海道新幹線 のぞみ50
新横浜2125-2147町田 横浜線
町田2201-2222伊勢原 小田急線 急行

44梶田〜備後矢野:三江線forever

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 梶田駅に着いた。

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 ここから甲奴(こうぬ)駅を経て上下(じょうげ)駅に向かう。


171009n甲奴〜上下

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 上下駅は跨線橋もある大きな駅だ。ここで列車交換。

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 上下駅は標高383.74mで、ここが福塩線最高地点だ。

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 そして備後矢野駅には駅舎がうどん屋になっていた。テレビで紹介されていた記憶がある。

43塩町〜備後安田:三江線forever

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 神杉の次の塩町までは正式には芸備線で、塩町から福塩線になる。塩町駅は意外に小さい。


171009j塩町駅到着

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 塩町駅を出てすぐに線路は左右に分かれる。左は備後落合や新見に向かう芸備線、右は府中や福山に向かう福塩線だ。この列車は右に進む。線路のクロッシングが美しい(笑)


171009k塩町駅出発

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 吉舎(きさ)駅は跨線橋もありかなり大きい。

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 吉舎駅から急な登り坂となり、あえぐように登っていく。


171009l吉舎〜備後安田

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そしてしばらくすると備後安田駅へ向かって下り坂となる。


171009m吉舎〜備後安田2

 備後安田で地元のおっさんは下車した。アイコンタクトでお別れを伝えたら向こうも頷いてくれた。

42福塩線:三江線forever

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 2番線に福塩線府中行きの列車が入線してきたのは14時30分頃だった。1両(ワンマン、トイレあり)の列車に乗るときに、駅前のベンチであったおっさんがいた。「さきほどはどうも!」と挨拶すると、「覚えていたのか?」という返事があった。まぁ、さっきのことだから覚えてるよ(笑)。

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 定刻に列車は出発した。相変わらず、いい天気だ。


171009h三次駅出発

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 三次の次は八次。そして次が神杉。神杉は列車交換可能な駅だ。


171009i神杉駅到着

41三次駅:三江線forever

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 青空の下、汗をかきかき三次駅に戻る。もう三次へ来ることもないだろうから、たむ商店でもう一つ唐麺焼を食べようかと思っていたが、店外に10人ほどの待ち客がいたのであきらめた。そんなに混んでいるとは予想していなかった。たむ商店の反対側には三次市観光協会がある。こちらもカープである。

 三次駅のトイレの前のベンチで少し休憩する。そばには地元のおっさんがいた。「暑いねぇ」などと言葉をかわす。次の福塩線の列車までは1時間ほどある。駅の周辺を散策したり、駅の待合室で待ったりして、時間をつぶした。

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 3番線からは三江線の口羽行きの列車が出発の準備をしていた。これは1両だが、昨日自分が乗った列車ほど混んではいなかった。


171009f三江線三次駅出発
 14時11分の定刻に出発した。

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 その2分後、1番線からは芸備線の広島行きの列車が出発した。


171009g芸備線三次駅出発

40唐麺焼@宝来屋(三次市):三江線forever

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 三次のB級グルメである唐麺焼を食べるために、廣島葱坊主に向かったが臨時休業だったので、宝来屋にやってきた。

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 唐辛子を練り込んだ麺を入れた広島風お好み焼きである。

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 肉玉そばを唐麺焼で注文した。

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 麺をしっかりと焼くためかお好み焼きの中に入っている麺はパリパリしている。そしてもちろん唐辛子のために辛い。おたふくソースが甘いのでこれはこれでいいのだが、なんと辛いおたふくソースもある。私は甘いソースしかかけなかった。

39巴橋付近:三江線forever

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 馬洗川に、左手から西城川が合流して巴橋方面へ流れていく。

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 河原に下りて巴橋をくぐって南側から巴橋を見上げる。

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 下流には三江線の鉄橋が見える。この鉄橋に列車が通らなくなる日も近い。

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 水害の多い江の川水系ならでは。

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 巴橋を三次駅方面へ。橋の上から景色を眺める。

38本卯建と袖卯建:三江線forever

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 そして三次フードセンターの隣のおしゃれな建物に入ってみる。お土産を買おうという算段だ。風季舎というお店で雰囲気がよく、店員の対応もよい。いくつかのお土産を買い自宅に発送してもらった。

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 辻村寿三郎氏は、NHKの新八犬伝などの人形で有名だ。まだご存命で三次で療養生活を送っているらしい。その辻村寿三郎人形館は館内撮影禁止だった。

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 中国新聞社三次支局を過ぎて、本卯建と袖卯建のある建物にきた。なるほど、卯建が屋根よりも高くなっている。これが「卯建があがる」という語源なんだ。一つ賢くなった。

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 ここは明鏡山照林坊。

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 そして西城川の近くの住吉神社。大しめ縄があった。

37やっぱり広島カープ:三江線forever

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三次でもやっぱり広島カープ。

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 ゑびす神社。それにしても旭橋から北へ抜ける裏道になっているらしく、ここまでの石畳通りは車の量が多い。ゆっくりと観光もできない。

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 この専法寺は広島カープの梵(そよぎ)英心(えいしん)選手の実家だ。

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 だから、個人の応援もある(笑)

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 梵選手のお父さんが寳英さんなのでしょう。

人形のまつもとの店頭を掃除していたおそらくご主人と思われる人に「おはようございます」と挨拶したところ、「卯建(うだつ)」について解説を受けた。本卯建と袖卯建があり、屋根より高くなっているのが本卯建だということだ。たしかに「卯建が上がる」というのだから、この説明には納得がいく。先ほどの卯建は袖卯建だったようだ。本卯建と袖卯建が同時に見られる建物の場所も教えてくれた。川本町(石見川本駅)といい、ここ三次市といい旅人にはとてもやさしい街だ。

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 白蘭酒造の前を通る。古い街並みには造り酒屋がよく似合う。

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 三次フードセンター前で、潮温泉大和荘と潮駅で一緒だった松江からの6人組と会った。これからフードセンターで昼食を調達するということだ。行こうかどうか迷っていた辻村寿三郎人形館に行ってきたというので、感想を伺ったが「よかった」というので行くことにした。

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 その前にフードセンターで品定め。何か買う予定はないが、地方のスーパーの様子を見るのも旅の楽しみの一つだ。広島カープのティッシュが並んでいた。

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 ティッシュ以外にも、カープさやえんどうさっぱりしお味、カープかっぱえびせん、カープ瀬戸内レモン味・イカ天など。

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 こちらはカープ麦茶。三次にちなんで344の背番号をつけたユニホーム仕様のTシャツはすでに完売していた。なんでもカープと名付ければいいものじゃないだろうけど、三次もカープ一色である。

36歴みち石畳通り:三江線forever

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 こんな感じの石畳が続いている。

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 こちらは卑弥呼蔵。たべもの屋の赤猫と寝床と学び舎の青猫ということで宿泊もできる食事処だ。

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 道標があった。右側には「左:ひろしま、右:いづも大社」、左側には「右:たかの山、左:いづも大社」と書かれている。

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 これが「卯建だ!」と思っていたが、これは正式には「袖卯建(そでうだつ)」だった。「本卯建(ほんうだつ)」はあとで。

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 ここは鍵型の道。敵の侵入に備えたものだろうか。

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 鋳型の道にある三勝寺。銅鐘が有名らしい。

35太歳(ださい)神社:三江線forever

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 いきなり空き地の一角にSLが展示してあったのでビックリ。これはレトロな街並みとは全く関係ない。

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 この地図の上(北)から南に下ろうと思う。

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 太歳神社に行く途中にレトロな看板のある民家をみつけた。

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 太歳神社に着いた。これから「歴みち石畳通り」を楽しもう。

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 「卯建の似合う町」として、三次町歴史的まちなみ認定区域に指定されているようだ。

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 1750年頃の寛延二年の三次町の地図があった。この頃は今の三次駅付近よりもこちらが栄えていたのだろう。

34三次駅:三江線forever

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 広島に向かう人は写真左の9時28分の芸備線上り普通列車に乗ることになる。芸備線で備後落合に向かう人は13時01分の芸備線下りの列車を待つ。私はというとこれから福塩線で福山に出て帰る予定だ。福塩線の北半分の非電化区間の府中〜塩町も赤字ローカル線なので、廃線の噂がでているのである。

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 福塩線の次の列車はなんと14時43分!(12時19分は臨時列車)。5時間以上の待ち時間がある。

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 駅前のロータリーで、くるるんバスを待つことにした。

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 9時35分、定刻より4分遅れてくるるんバスはやってきた。200円均一のコミュニティーバスだが、支払いは降車時でよいとのこと。

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 三次中学校前に着いたのは9時47分。ここからしばらく北上して、三次のレトロな街並みの「歴みち石畳通り」をゆっくりと歩こうと思う。

33尾関山〜三次:三江線forever

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尾関山駅で松江からの6人組が下車した。大和荘で尾関山公園への行き方を尋ねていたから公園に向かうと思われる。

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 この駅の愛称は紅葉狩りである。晩秋には紅葉がきれいなのだろう。

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 次は終点の三次だ。左から芸備線が近づいてきた。

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 三次駅には定刻の9時21分に到着した。

潮0755-0921三次 三江線



32船佐〜長谷:三江線forever

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 船佐からは江の川の支流を渡り、だいぶ細くなった江の川に沿って走る。

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 上流まで来た感じがしてくる。

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ホームが朽ち果てている長谷(ながたに)駅

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 秘境駅ランキング第38位の駅


171009e長谷駅出発

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 長谷駅周辺には民家はなく、支流を南下した周囲に10軒ほどの民家がある。

潮0755-0921三次 三江線



31作木口〜船佐:三江線forever

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 作木口〜香淀も同じように江の川に沿って走る。


171009c作木口〜香淀

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 香淀からは江の川を渡り式敷へ。

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 所木〜船佐では急流の江の川も見られた。

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 秘境駅ランキング66位の船佐駅


171009d船佐駅出発

潮0755-0921三次 三江線

30宇都井〜作木口:三江線forever

 やってきた車両は2両(ワンマン、トイレあり)。1両かと思っていたが、三次から折り返し運転になるための2両なのだろうか。前方にはすでに鉄ちゃんがたくさんいたので、後方から車窓を眺めることにする。なんとか座れるくらいの混み具合である。後方の正面の窓には、鉄ちゃんがかぶりついて動画を撮影しながら、一眼レフのシャッターを押している。スマホをガラスの最下面に左手を使って固定しながら、上手に右手でシャッターを押しているのだ。器用な鉄ちゃんだ。

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 やがて人気の宇都井駅にやってきた。

地上20mにあるホームは、天空の駅としてテレビなどで放映されているのでよく知られている。


171009a宇都井駅出発

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 伊賀和志駅をすぎて、江の川を渡ると口羽駅に到着する。

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 口羽からは江の川沿いを静かに走る。


171009b口羽〜江平

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 時々、流れの早い場所があり水面にさざ波が見える。

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 作木口駅から江の川を渡る赤い橋がみえる。

潮0755-0921三次 三江線

29潮駅:三江線forever

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(潮駅付近の地図)

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 潮温泉大和荘にて起床。旅では朝早く自然に目が覚めるが、今回は6時15分のスマホの目覚ましで起床した。疲れているのかな? その後、知らない間にニ度寝。あっと、気が付いたら6時40分だった。あぶない、あぶない。そうでなくても列車本数が少ない三江線の旅。寝過ごしたら予定通りに帰宅できない。朝食を食べて、7時25分頃にチェックアウト。

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 支流の潮谷川が江の川に流れ込む場所に大和荘のボートがあった。

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 ボートのそばから江の川を眺めてみる。

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 駅へ続く桜並木。桜が満開の頃はきれいだろうな。でも来年の桜の季節には、この桜は列車を見ることはできない。寂しいことだなぁ。

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 潮駅には撮り鉄が一人、ありとあらゆる場所を写真に収めている。熱心だなぁ。

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 潮駅の待合室にある時刻表を見ると、さきほどの列車は7時31分の三次発浜田行き。私は今度来る7時55分の三次行きに乗るのだが、これに乗り遅れると約10時間後の17時18分まで三次行きの列車は来ない。寝過ごすわけにはいかないのである。

 大和荘に泊まっていた男3人、女3人の後期高齢者グループが潮駅にやってきた。別々に写真を撮っていたので、声をかけて駅名標をバックに全員の写真を撮影した。鉄ちゃんイメージアップ大作戦である(笑)。挨拶していろいろと話をしてみると、松江から山陰本線経由でやってきて、三次からは芸備線で備後落合へ向かい木次線で帰るという。彼らも立派な鉄ちゃんじゃん。

28潮温泉大和荘:三江線forever

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 今日の宿泊は潮駅から徒歩3分の潮温泉大和荘。「やまとそう」ではなく「だいわそう」と読む。ここは現在では美郷町であるが、2004年の合併前は大和(だいわ)村だった。駅前の案内看板にも記してある。周囲にはキャンプ場もあるようだ。

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 途中の石垣にもある。日帰り入浴もできるらしい。

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 宿の正面玄関である。車で来ている人が多いようだ。館内はアットホームな雰囲気で疲れが癒される。部屋は和室で、洗面所付きだがトイレは別だ。

 まずは入浴。大浴場は源泉掛け流しで湯量は豊富。源泉が熱いので水で温度を調整している。温泉に肩までゆっくりつかり、疲れた足をよくもんでマッサージすることで、旅の疲れも癒される。

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 夕食は18時30分にお願いした。フロント脇のホールのひろびろとしたテーブルでテレビをみながらのんびりと食べた。予想よりも立派でボリュームもある。

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 てんぷらも揚げたてが、茶碗蒸しも温かいものが出てきた。お腹が空いていたので、ご飯をおかわりした。テレビのニュースでは明後日(10月10日)告示され10月22日に投票が行われる衆議院総選挙が話題になっていた。また期日前投票に行こう。

 食後にまた入浴。ゆっくりと温まった。そしてフロントで日本酒を買い、部屋で飲んだ。いい気持ちになり22時30分には寝た。

27潮駅:三江線forever

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 17時18分に潮駅に到着した。ここで下車して、今日の乗り鉄はおしまい。

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 潮駅の愛称は「潮払い」だ。

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 三次方面を眺めてみる。

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次は江津・浜原方面を眺めてみる。江の川のすぐそばにホームがあることがわかる。

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 ホームと待合室は鉄骨でかさ上げされている。

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 ここがホーム入り口の階段である。

26石見簗瀬〜潮:三江線forever

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 ワンマンなので料金表示もバスのような整理券方式である。

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 江の川とつかず離れず、長く並走している。


171008m石見簗瀬〜明塚

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 明塚(あかつか)駅に到着した。ここは秘境駅ランキングの93位となっている。


171008o明塚駅到着

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 (明塚〜粕淵)
 江の川がゆったりと流れている。

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 浜原駅で列車交換である。

江津1515-1718潮 三江線

25川戸〜乙原:三江線forever

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(川戸〜田津)

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(田津〜石見川越)
 同じような景色が繰り返されている(ような感じがしている)。


171008j田津〜石見川越

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 因原駅に近づくと民家が見えてきた。

 石見川本駅に到着した。ここからは場所を列車の前方に移動する。

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(石見川本〜木路原)

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(木路原〜竹)
 木路原駅の先にも集落があった。


171008k木路原〜竹

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(竹〜乙原)
 ここは25km/h制限の区間だ。

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 ゆっくりゆっくりと、そしておそるおそる進んでいく。


171008l竹〜乙原

江津1515-1718潮 三江線

24江津〜川戸:三江線forever

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 逆方向の同じ風景を見ながら出発となった。15時15分に出発した列車は江津へ向かってきた時よりも乗客は少ない。それでもロングシートにやっと座れるくらいの混雑である。少し座って疲れをとった後、まずは後方の車窓を楽しみ、しばらくしてから前方の車窓を楽しんだ。

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 江津本町を過ぎて千金に向かっている。

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 千金駅に着いた。


171008g千金駅出発2

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(千金〜川平)
 江の川の流れに逆らって上っている。


171008h川平〜川戸1

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 ゆっくりゆっくりと列車は山裾を上っていく。時々、江の川が眺められる。


171008i川平〜川戸2

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 30km/h制限の区間も多い。保守点検が大変そうだ。

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 支流の小さな鉄橋を渡る。

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 コスモスの駅は川戸駅だ。

江津1515-1718潮 三江線

23江津駅:三江線forever

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 江津駅には定刻の14時54分に到着した。下車してからも写真撮影で大人気である。

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 改札口の近くでは「赤瓦」を宣伝している。

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 江津駅の窓口で、ここまでの切符を記念にもらいたい旨を伝え、切符に無効印を押してもらった。

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 一度改札口を出て、駅舎を眺めてから再度入場する。ここからは15時15分の三次行きの列車に乗り、三江線を戻ることとする。三江線に乗ってきたお客さんは東(出雲市)方面に行く人、西(浜田・益田)方面に行く人もいたが、また同じ列車で三江線を戻る人も多くいた。

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 またまた同じ列車に乗ることとなった。

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 江津駅のスタンプには「中国地方随一の大河、江の川河口の駅」と書いてある。

江津1515-1718潮 三江線

22千金〜江津:三江線forever

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(千金〜江津本町)
 進行方向右手に切り崩された山が見えた。帰ってから調べると西谷砕石という会社らしい。


171008e千金〜江津本町

 江津が近づき江の川の流れも穏やかになってきた。


171008f江津本町出発

 江津本町駅を出発した。次が終点の江津である。こちらの江津本町は秘境駅ランキング122位である。

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 江津バイパスの橋を右手に見ながら、徐々に左カーブとなっていく。

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 右手に山陰本線が見えてきて合流すると江津に到着である。

石見川本1345-1454江津 三江線

21石見川本〜千金:三江線forever

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(石見川本〜因原)
 2両(ワンマン、トイレあり)の列車は江の川沿いをゆっくりと走る。今度も座れない。少し休んだからがんばって立ち見をしよう。気のせいか、建物の屋根に赤茶色の石州瓦が目立つ気がする。

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 川戸駅にはコスモスが咲いていた。

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(川戸〜川平)
 晴天で石州瓦の美しさがさらに映えている。

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 千金駅は秘境駅ランキング44位となっている。


171008d千金駅出発

石見川本1345-1454江津 三江線

20石見川本駅:三江線forever

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 石見川本駅に戻った。この駅ももうすぐ役割を果たさなくなるんだな、と感傷に浸る。

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 正確にはあと174日。

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ホームにはローカル線には似合わないほどの大行列ができている。駅員さんに尋ねると、どうしても座りたいお客さんたちが行列しているようだ。行列には並ばずに駅のホームをぶらぶらする。窓口には切符を買うのか10人程度が並んでいる。満員列車に絶えられない人はタクシーを呼んでいるが、地元の人の話だと街に2台しかタクシーがないらしい。10月14日の鉄道の日にちなんだ「秋の乗り放題パス」や「JR西日本30周年記念 乗り放題きっぷ」の有効期間であったこともあるのだろうが、尋常ではない人出である。

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 やがてドアが開き行列が短くなった。それでもこんな行列である。以前、大阪で20年連続で毎日「閉店セール」をしていた靴屋があったが、こうなったら三江線も廃止する、廃止するといって延期していったら、乗客が増えて黒字になるかもしれない(笑)

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江津からの列車の到着を待ってから、13時45分発の江津行きが発車した。ホームには地元の人々が並んで手を振ってくれている。ところでこの車両は三次〜石見川本まで乗ったのと全く同じ車両だ。列車交換ができないので、ここで待っていたのだろう。

19石見川本駅界隈:三江線forever

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 昭和レトロな街並みということだが、あまりレトロ感は感じなかった。

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そして駅前のおもてなしサロンへ。そろそろ空いたかと思っていたが、まだまだお客さんが多い。「三江線がなくなるまであと174日」というカウントダウンが寂しい。

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 三江線への乗車を促すポスターが貼ってあった。

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 とても暑いのでソフトクリームを食べる。

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 三江線乗車記念切符も配っていた。

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 街をあげての歓迎ぶりに感謝したくて、三江線の手ぬぐいを買った。

18お好み焼き@かんちゃん(川本町):三江線forever

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 川本町観光協会のホームページで、この列車で下車すると、石見川本駅周囲で街の人々が歓迎してくれているという情報があった。日曜日に営業している飲食店の情報も記されていた。待ち時間は1時間15分。2両にすし詰め状況の乗客の人数を考えると、まず昼食を食べたほうが時間を有効に使えると判断した。

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 石見川本駅で下車すると情報通りに、街をあげての歓迎があった。改札を抜けた場所で昼食を食べられる飲食店の地図を配っていたり、名産のエゴマ茶を無料でサービスしたり、駅では名産品の販売も行われていた。それらには目もくれず、日曜営業しているお好み焼き屋のかんちゃんに向かった。

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行く途中で出会った自転車に乗った野球少年たちが「こんにちは」と声をかけてくれた。「今日の試合はどうだった?」と聞くと、「今日は練習です!」と大きな声で答えてくれた。かんちゃんに着いた。お店のカウンターに座り、肉玉そばの広島風お好み焼きを注文した。ここは島根県だけどね。美味しくいただいた。

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 地図の青矢印のかんちゃんを出て、江の川の堤防に向かう。赤い楕円形で記した場所だ。

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 三江線の下をくぐって堤防に上り、江の川を眺めてみる。

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 ゆったりと流れる様は只見線からみる只見川によく似ている。


171008c江の川@石見川本

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 堤防からは階段を降りて三江線の下をくぐって街へ戻る。この時に出会った若者も「こんにちは」と挨拶してくれた。もちろんこちらも「こんにちは」と返す。街ぐるみで歓迎されていると、なんだかうれしい気持ちになる。

17浜原〜石見川本:三江線forever

 浜原駅では20人ほどのツアー客が乗ってきた。ここから石見川本駅までローカル線を体験するバスツアーのようだ。しかし、ローカル線の雰囲気は、この満員列車で味わえるのだろうか。

 三江線はほとんどが江の川に沿って走っている。江の川の長さは194kmで日本で12番目、流域面積は3,900km2でこちらは16番目となる大河だ。流域面積のうち、広島県側に2,640km2、島根県側に1,260km2と広島県側に広くなっている。広島市の中心部を流れる太田川の流域面積は1,710km2なので、江の川は広島県で一番流域面積の大きな川ということになる。意外である。

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 列車は少し遅れながら進んでいる。前面中央の窓は例の若者が我が物顔で占拠していて、展望が得られない。竹〜木路原(きろはら)間で運転士の頭越しの窓から前方展望を撮影してみた。


171008a竹〜木路原
 いたるところにカメラをもった人々がいた。

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 静かな石見川本駅が見えてきた。


171008b石見川本到着
 混雑していた影響か列車は徐々に遅れ、石見川本駅には12分遅延の12時30分頃に到着した。

三次1002-1230石見川本 三江線(12分遅れ)

16宇都井駅:三江線forever

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定刻になり2両(ワンマン、トイレあり)の列車は三次駅3番ホームを離れた。前方中央の窓にはぴったり張りつくように若者が陣取っている。超小型ビデオカメラを窓の下方にセットし、連続動画撮影を行なっている。運転士が車内を見るための鏡の邪魔になる場所だが、運転士からは一切の注意はない。おそらくあきらめているのだろう。こういうマナーの悪い鉄ちゃんがかなり多いのが問題である。廃止間近になったら、トラブルに発展しなければいいのだが。

 三江線は、三江北線が江津〜浜原まで1937年(昭和12年)に完成し、三江南線が三次〜口羽まで1963年(昭和38年)に完成した。口羽〜浜原は遅れること12年の1975年(昭和50年)に高規格路線として完成した。このため口羽〜浜原は最高85km/hのスピードが出せるが、その両端は65km/hまでであり、30km/h以下制限の区間も多い。

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 口羽駅を過ぎて高規格路線に入り、宇都井駅に到着した。駅はトンネルに挟まれており、地上20mにホームと待合室があることから「天空の駅」と呼ばれテレビなどでも話題になることがある。ホームにあがるには116段の階段を上がらなければならない。

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 人気の駅なのでホームには撮り鉄がたくさんおり、地上には多くの車が路駐していた。

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 浜原駅に着いた。ここの愛称は大蛇である。

 ところで、ワンマン列車では一番前のドアから降車して、その時に切符や料金を運転士に渡すのが原則だが、大混雑のために後ろのドアから降りて、ホームを歩いて前のドアから入り込み、運転士に切符や料金を渡していた。なかなか見られない光景である。

三次1002-1230石見川本 三江線(12分遅れ)

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