32千頭〜金谷〜静岡〜小田原:大井川鐵道オフミ

oi18gawa321.jpg

oi18gawa322.jpg
 千頭からは普通列車で金谷を目指す。今度は南海電鉄の車両である。疲れていたのか、ウトウトしてしまった。家山からは桜まつり帰りの乗客が大量に乗車した。新金谷での降車客はそれほど多くなく、多くは終点の金谷まで乗っていた。

oi18gawa323.jpg
 金谷からは東海道線の上り列車に乗り込む。H氏とU氏と私は静岡で下車して新幹線に乗り換える。B氏はこのまま普通列車を熱海で乗り換えて横浜まで行くようだ。

oi18gawa324.jpg

oi18gawa325.jpg
 H氏とU氏はひかりで東京までなので、静岡でしばらく待ち時間があるようだ。私はそれほど待ち時間がなかったので、2人に別れを告げて、すぐに乗り換え改札口から新幹線ホームに入った。

oi18gawa326.jpg

oi18gawa327.jpg
 売店でまぐろメンチバーガーを買う。最後の最後でやっと静岡らしい食べ物を食べることになった。

 小田原からは快速急行で伊勢原へ。快速急行といっても伊勢原までだと停車駅は急行と全く同じである。

千頭1651-1802金谷 大井川鐵道本線 金谷行き(南海車両)
金谷1811-1843静岡 東海道本線 熱海行き
静岡1852-1936小田原 東海道新幹線 こだま672号 東京行き
小田原1953-2030伊勢原 小田急線 快速急行 新宿行き

 心地よい疲れとともに帰宅した。今回の大井川鉄道の旅はすべてH氏の手配で行われた。鉄旅でこれだけ準備しなかったのは珍しい。楽ではあったが、その分H氏の負担が大きかったかと思う。H氏に改めて感謝したい。


31アプトいちしろ駅:大井川鐵道オフミ

oi18gawa311.jpg

oi18gawa312.jpg
 線路を渡ると目の前に市代吊橋が現れた。これは昭和11年に鉄道用吊橋として建設されたものだ。つまり旧線よりも古い時代の遺産で、このつり橋の上を鉄道が走っていたのだと思うと感慨深い。

oi18gawa313.jpg
 『産業遺産 「市代吊橋」     「市代吊橋」は、昭和11年(1936年)大井川電力(株)が大井川ダム建設に伴い、木材の流送を補償するため、鉄道用吊橋として建設された。昭和29年鉄道を井川まで延長する際、ルートが変更となり、市代吊橋は通路橋となった。若干の改造は行われているが、鉄道用吊橋の構造をよく残し、橋梁の歴史を語る貴重な吊橋である。<吊橋仕様>製造者 三菱重工業(株)、製造年 昭和11年、型式 サスペンショントラス、径間 106.74m、幅員 2.12m、制限荷重 8トン、産業遺産認証者 産業考古学会、認証年月日 平成12年5月20日』

oi18gawa314.jpg
 駅舎の横の桜がきれいだった。

oi18gawa315.jpg

oi18gawa316.jpg
 アプト式のラックレールの構造がよくわかる。



 しばしの休憩の後、千頭行きの列車に乗り込む。大井川鉄道の旅もそろそろ終焉を迎えようとしている。

アプトいちしろ1556-1634千頭 大井川鐵道井川線 千頭行き


30ミステリートンネル:大井川鐵道オフミ

oi18gawa301.jpg

oi18gawa302.jpg
 そしてアプトいちしろキャンプ場を過ぎるとメーンイベントの16号トンネルの入り口が近づいてくる。ここは以前は通り抜けできなかったようだが、整備されて通れるようになった。ボランティアの方々の努力があったようだ。このトンネルは長さ375mと長いので懐中電灯が必要である。

oi18gawa303.jpg
からくり(1)

 H氏持参の懐中電灯を頼りに四人が歩く。途中から私もスマホのライトをつけて歩く。内部は先ほどと同じくコンクリート打ちっぱなしから、岩石むきだしとなっている。さらに進んでいくと人感センサーで急に明るくなり、ちょっとしたからくりがあった。

oi18gawa304.jpg
からくり(2)

 そしてしばらく行くとまたからくりが。

oi18gawa305.jpg

oi18gawa306.jpg
からくり(3)

 そして三つ目のからくりが終わるとトンネルの出口になった。

oi18gawa307.jpg
 出口の右側には古い駅名標があった。川根市代(かわねいちしろ)と書いてある。旧線の川根市代駅だ。

oi18gawa308.jpg
 正面に見える15号トンネルからこちらへまっすぐに繋がっていたようである。


29  17号トンネル:大井川鐵道オフミ

oi18gawa291.jpg
 しばらく進むとミステリートンネル入口という看板があった。アプトいちしろキャンプ場も同じ方向である。

oi18gawa292.jpg
 そちらへ向かうと17号トンネルがあった。ここは長さ128mで通り抜けられる。内部はコンクリート打ちっぱなしから、やがて手堀りの岩石むきだしとなる。ミステリー感が湧いてくる。

oi18gawa293.jpg

oi18gawa294.jpg
 トンネルを出て右斜面を眺めるとアプト式区間の急勾配がはっきりと確認できる。


28  18号トンネル・飛沫橋:大井川鐵道オフミ

oi18gawa281.jpg
 すでに始まっているが長島ダムからアプトいちしろ駅までは「旧井川線トンネルミステリーウォーキング」というハイキングコースになっている。

oi18gawa282.jpg

oi18gawa283.jpg
 大樽広場の一角に井川線の旧線の18号トンネルがある。レールはないが枕木の名残は残っている。トンネルの中は20mほどでダム本体により遮られている。

oi18gawa284.jpg

oi18gawa285.jpg

oi18gawa286.jpg
 放水している水のしぶきがかかる場所にある飛沫(しぶき)橋を渡り、右に曲がってさらに進む。


27奥泉〜長島ダム:大井川鐵道オフミ

oi18gawa271.jpg
 長島ダム駅と山桜

 この長島ダムの建設のために1990年(平成2年)にアプトいちしろ〜接岨峡温泉を新線に変更した。その際、アプトいちしろ〜長島ダム間をアプト式とし、駅名も川根一代駅を アプトいちしろ駅へ、川根長島駅を接岨峡温泉駅に改称し、長島ダム駅・ひらんだ駅・奥大井湖上駅が開業した。そのかわり大加島仮乗降場・川根唐沢駅・犬間駅が廃止となった。

oi18gawa272.jpg

oi18gawa273.jpg

oi18gawa274.jpg
 長島ダムによってせき止められた人造湖は接岨湖と呼ばれる。接岨湖と書かれた記念碑の前で記念写真。

oi18gawa275.jpg

oi18gawa276.jpg
 平成13年に完成した長島ダムは型式が重力式コンクリートダムで、高さは109.0m、長さ308mである。大井川水系唯一の多目的ダムであり水力発電はおこなっていない。水力発電を行わないダムとしても大井川本川では唯一となる。ダム最上部の展望台から下を眺め、そして下り坂をてくてく下り大樽広場へ。

oi18gawa277.jpg

oi18gawa278.jpg
 この下り坂の斜面は以前は芝桜が一面に咲き誇っていたようだ。鹿などによる食害で今は無残な姿になっている。


26奥泉〜長島ダム:大井川鐵道オフミ

 寸又峡温泉行きのバスは千頭から出ており、千頭→奥泉→寸又峡温泉のコースとなっている。奥泉からは約30分で寸又峡温泉に着くようだ。ちなみに千頭→奥泉間はバスではわずか10分であり、井川線の約30分と比べるとバスの方がかなり早い。これは閑蔵行きのバスでも同様で、奥泉→閑蔵間はバスでは約20分で、井川線では約1時間かかる。

oi18gawa261.jpg
 赤い大きな橋は泉大橋である。

oi18gawa262.jpg
このあたりの大井川は渓谷の趣がある。

oi18gawa263.jpg
 奥泉の次はアプトいちしろである。

oi18gawa264.jpg

oi18gawa265.jpg
 ここから次の長島ダム駅まではアプト区間でありアプト式専用の機関車が最後尾に連結される。その作業を見ることができるが、人だかりでいっぱいである。

oi18gawa266.jpg
 アプト区間の勾配は最大90パーミルであり鉄道としては我が国最大である。座っているとわかりにくいが、車内で立ってみると実感できる。

oi18gawa267.jpg
 正面に長島ダムが見えて来る。放水しているようだ。

oi18gawa268.jpg
 長島ダム駅に着いた。ここで下車する。

oi18gawa269.jpg

oi18gawa269a.jpg
 長島ダム駅で機関車を切り離す。この駅で下車したのは我々四人だけだった。

千頭1335-1427長島ダム 大井川鐵道井川線(南アルプスあぷとライン) 井川行き


25千頭〜奥泉:大井川鐵道オフミ

oi18gawa251.jpg

oi18gawa252.jpg
 ここからは大井川鐵道井川線、通称南アルプスあぷとラインに乗り換える。トロッコ列車の6両編成で、車内は独立しており車両同士で行き来はできない。

oi18gawa253.jpg

oi18gawa254.jpg

oi18gawa255.jpg
 二つのツアー客も乗車しているアナウンスがあった。井川駅を出発すると次は川根両国駅だ。大井川が駿河国と遠州国を分けていたためこの名前がある。そしてここには車両基地がある。一つのツアーはここで下車するようアナウンスがあった。たった一駅だけではあぷとラインの魅力はわからないと思うのだが、トロッコ列車に乗ったこと自体が観光なのかな。ちなみにもう一つのツアーは接岨峡温泉駅で下車するようだ。

oi18gawa256.jpg

oi18gawa257.jpg
 川根両国駅を出るとすぐにつり橋の下を通過する。これは両国吊橋といい長さ145m、高さ8mで、つり橋の中でもあまり揺れず安定しているようだ。

oi18gawa258.jpg
 静岡県は日本一のお茶どころだが、川根茶はその中でも高品質で人気がある。

 川根両国の次は沢間である。ホッパーらしき構造物が残っていた。昔ここから森林鉄道が分岐していたようだ。これもH氏の情報である。このあたりの線路は急斜面に作られており、とても隘路となっている。

 帰宅後に森林鉄道のことを調べてみた。名前は千頭森林鉄道といい、1968年に全線廃止となっている。支線を含めると総延長45.8kmとかなり長い。詳細な廃線レポートもある。

 昔の林業が最盛期にはこのような森林鉄道が各地にあったようだ。木々を伐採し我が国の高度経済成長を支えてくれたのだろう。伐採された後に植林された杉の花粉に悩まされるとは、その時には思いもよらなかったのだろう。

oi18gawa259.jpg

oi18gawa259a.jpg
 次の駅は土本。この駅周辺の四軒中三軒の名字が土本であることが車内アナウンスで紹介されて、少し笑い声がおきる。次の川根小山駅で列車交換。千頭行きに乗り換える人は車掌さんに伝えるようアナウンスがあった。そして大きな駅の奥泉駅に到着した。寸又峡温泉行きのバスはここで乗り換えである。

千頭1335-1427長島ダム 大井川鐵道井川線(南アルプスあぷとライン) 井川行き


24千頭駅:大井川鐵道オフミ

oi18gawa241.jpg
 千頭駅に到着するときに左手に転車台が見えた。

oi18gawa242.jpg

oi18gawa243.jpg
 千頭駅の改札口に向かってみんなが移動する。

oi18gawa244.jpg
 先頭の蒸気機関車をバックに記念写真を撮る人が後を絶たない。


23家山〜千頭:大井川鐵道オフミ

oi18gawa231.jpg
 家山駅でおそらく桜まつりに参加するであろう観光客が大量下車したため座席が空いた。席を自由に移っていいですよ、と車内アナウンスが流れている。家山駅を出てすぐに、数多くの鯉のぼりが川をまたいで風になびいているのが見えた。

oi18gawa232.jpg
 川根温泉笹間渡駅の手前で初めて大井川を渡る。その橋梁の上からは、川根温泉ふれあいの泉の露天風呂から手を振る人々の姿がよく見える。テレビでもおなじみの光景である。

oi18gawa233.jpg
 塩郷駅の近くには塩郷の吊り橋がある。正式には久野脇橋だが恋金橋とも呼ばれ、長さ220m、高さ11mとかなりの長さを誇る。

oi18gawa234.jpg
 塩郷ダム(塩郷堰堤)により堰き止められた塩郷貯水池が左に見える。

oi18gawa235.jpg

oi18gawa236.jpg
 下泉駅、駿河徳山駅に停車したSL急行「かわね路1号」は千頭駅に到着した。車内で出たゴミなどはそのまま置いていっていいという車内アナウンスが流れた。観光に特化している鉄道である。

新金谷1152-1309千頭 大井川鐵道本線 SL急行 「かわね路1号」千頭行き


22新金谷〜家山:大井川鐵道オフミ

oi18gawa221.jpg

oi18gawa222.jpg
 お腹が空いたので駅弁を食べる。H氏とU氏は大井川ふるさと弁当、B氏は茶飯弁当と地元感たっぷりだが、私はなぜか日高つぶめし弁当。全く地元と関係ない(笑)。実は、日高つぶめし弁当が売っているのを見たとき、昔、日高本線に乗った時に静内駅で買い車内で食べたつぶめし弁当の美味しさが蘇ってきたのである。そういうわけで衝動的につぶめし弁当を買ってしまったのはここだけの秘密である(笑)。そのつぶめし弁当は予想通りに美味しかった。

oi18gawa223.jpg

oi18gawa224.jpg
 ちなみに静内で買ったつぶめし弁当はこちらである。やはり地元の方が少し気合いが入っているのかな(笑)。

oi18gawa225.jpg
 SL急行が出発した。名物アテンダントがハーモニカを吹きながら車内を移動している。出発してしばらくし神尾駅が近づいてくると、右側から大井川が寄り添ってくる。広くて白い河原に大井川の青い水面が映える。南アルプスの伏流水にはコバルトが含まれ、そのために青い色に見えるという話しが出た。なるほど確かに青く見える。青い→あおい→おおい→大井川になったのだろうか(笑)。

 大井川鐵道には難読駅名が大井。じゃなかった、多い(笑)。五和(ごか)駅、大和田(おわだ)駅、抜里(ぬくり)駅、地名(じな)駅などがある。大井川沿いにのんびり走っていると停車駅の一つの家山駅が近づいてきた。

oi18gawa226.jpg

oi18gawa227.jpg

oi18gawa228.jpg
 家山駅周辺では桜まつりが開かれていて多くの人で賑わっていた。満開の桜、葉の出始めた桜、散り始めた桜などが入り混じっている。おそらく種類が違うのだろう。そのため桜吹雪の中で満開の桜を見ることができる。美しい風景の瞬間である。

 桜が満開の時期に鉄旅をするのは自分は初めてである。なかなかいいもんだ。

新金谷1152-1309千頭 大井川鐵道本線 SL急行 「かわね路1号」千頭行き


21SL急行さくら:大井川鐵道オフミ

oi18gawa211.jpg

oi18gawa212.jpg
 SL急行「かわね路1号」が入線したのでホームへ移動する。

oi18gawa213.jpg
 SL機関車を写真に収め、客車へ移動する。

oi18gawa214.jpg
 7両の客車のうち、私たちの座席は最後尾の1号車だ。

oi18gawa215.jpg

oi18gawa216.jpg

oi18gawa217.jpg
 昭和10年代に作られたものだ。できるだけそのまま使用するのが大井川鉄道のコンセプトなので壁際に灰皿がついているが全席禁煙である。窓枠も木製である。暖房はあるが冷房はついていない。天井には扇風機があった。窓は自由に開けてよいらしい。


20新金谷・プラザロコ2:大井川鐵道オフミ

oi18gawa201.jpg

oi18gawa202.jpg
 昭和30年代から40年代の駅舎を再現したノスタルジックなミュージアムは昔のポスターやレトロな電話ボックスなどが見られる。

oi18gawa203.jpg

oi18gawa204.jpg
 ジオラマも展示されていた。

oi18gawa205.jpg
 旧型客車で使われていたボックスシートが販売されていたのには驚いた。価格はなんと25万円! 買う人がいるのかな?

 プラザロコを出ると、ひっきりなしに大型観光バスが駅前駐車場に到着している。中国人の観光客も多い。おそらく同じSL急行に乗るのであろう。

oi18gawa206.jpg

oi18gawa207.jpg
 その後、転車台(ターンテーブル)などを見学して時間を待つ。過去に存在した転車台は1970年(昭和45年)に撤去されたため、SLの方向転換ができない状態となり、長い間上り千頭発金谷行き列車のSLが逆機となっていた。1970年代から21世紀初頭までの長い間、乗務員・利用客から不満の声があったが、転車台を再度設置することが決定され、2011年(平成23年)6月ごろより工事を開始、同年10月7日から使用を開始した。


19新金谷駅・プラザロコ1:大井川鐵道オフミ

oi18gawa191.jpg
 新金谷駅の駅舎を撮影する。この駅舎は大正15年に建てられた木造2階建てで、1階は駅の改札口はカフェなどがあり、2階は大井川鐵道の本社事務所となっている。

oi18gawa192.jpg
 改札口の横にスタンプがあった。

oi18gawa193.jpg
 新金谷駅を出て左斜め前方にプラザロコがある。ここは元ヤオハンだった建物を改装して1997年(平成9年)4月にオープンした施設である。館内にはSL急行券の販売窓口やロコミュージアムなどがある。売店もありそこで昼食用の駅弁を購入する。いろいろな種類があったが日高つぶめし弁当を買った。

oi18gawa194a.jpg

oi18gawa194b.jpg
 プラザロコの一番奥には、子どもたちでも楽しめるように機関車トーマスの遊具がたくさんあった。

oi18gawa195.jpg

oi18gawa196.jpg
 また一畑軽便鉄道や住友セメント七尾工場で活躍したSLいずもが展示してあった。

oi18gawa197.jpg

oi18gawa198.jpg
 その隣には、井川線専用の貴賓車だったCスロフ1形が展示してあった。


18臨時SLさくら:大井川鐵道オフミ

oi18gawa181.jpg
そして場所を路地裏に移してさくら13号の出発を待った。この場所もH氏の案内である。近くの踏切が鳴ったので、SLが出発かと思ったら逆方向からの南海電車だった。

oi18gawa182.jpg
 しばらくしてから、臨時SLさくら13号が出発した。


180401臨時さくら13号出発

oi18gawa184.jpg
 満員の乗客を乗せた臨時SL列車が新金谷を後にした。


17金谷〜新金谷:大井川鐵道オフミ

oi18gawa171.jpg
 しばらくすると近鉄車両が新金谷から金谷へやってきた。

oi18gawa172.jpg
 これが折り返しの新金谷行きの車両となる。

oi18gawa173.jpg
 右に東海道本線を見ながら電車は新金谷への向かう。

oi18gawa174.jpg
 新金谷で下車すると臨時SL列車「さくら13号」の蒸気機関車の周りには黒山の人だかり。

oi18gawa175.jpg
 写真も取りづらいので群衆を撮影した(笑)。

oi18gawa176.jpg
 そしてトーマスのパネルと記念撮影。孫に見せてみよう。

金谷1018-1021新金谷 大井川鐵道本線 新金谷行き


16大井川鐵道金谷駅:大井川鐵道オフミ

oi18gawa161.jpg
 大井川鐵道金谷駅へ向かう。

oi18gawa162.jpg

oi18gawa163.jpg
 窓口で大井川周遊きっぷとSL急行券を購入する。SL急行券はもちろんH氏が事前予約していたものだ。感謝である。大井川周遊きっぷは2日間有効なので、昨日から大井川鐵道を乗り鉄しているB氏は昨日購入しており、とても有効な使い方である。

 窓口には臨時SL列車に乗ると思われるお客さんが列をなしている。

oi18gawa164.jpg

oi18gawa165.jpg
 金谷駅は1面1線の終着駅だ。観光案内の大きな看板が目をひく。一部は少し老朽化しているようだ。


15金谷駅界隈:大井川鐵道オフミ

oi18gawa151.jpg
 道路を渡り金谷駅を俯瞰する場所と通ってさらに下る。

oi18gawa152.jpg
 振り返ると昔のトンネルが残っていた。牧の原トンネル(全長1,056メートル)である。一番右に見えるのが現在は使われていないもので、1889年(明治22年)に殉職者を出す難工事の末に開通した初代の東海道本線の牧の原トンネルだ。当時はもっとも長いトンネルであった。真ん中が1903年(明治36年)に開通したトンネルでその時に複線化されている。一番左は1975年(昭和50年)に開通した新牧の原トンネルになる。

 金谷駅前のバス停のベンチに座って休憩する。この路線バスは土休日には運行してないので休憩しても迷惑にはならない。後ろには「茶娘踊り」と「大井川川越し太鼓」の壁画が描かれている。

oi18gawa153.jpg

oi18gawa154.jpg
『このレリーフは、金谷駅前広場の景観整備を目的に設置したものです。陶磁器のもつ不変性と重厚な輝きを利用した陶版彫刻により東洋一の牧之原大茶園、東に広がる大井川、さらに遠く望む富士山を背景に、金谷町の最大行事「茶まつり」のメーンである「茶娘踊り」、伝統ある「大井川川越し太鼓」など町の風物をモチーフに巨大が壁画によりイメージしました。壁画形状   高さ 2.5m・長さ 25.0m・厚さ 5〜8cm   平成3年3月 金谷町』

 また駅前ロータリーの向こう側には“大井タクシー本社営業所”があった。ここから「おーい!」と大きな声をだせば来てくれるのかもしれない(笑)。

oi18gawa155.jpg

oi18gawa156.jpg

oi18gawa157.jpg
 そろそろ大井川鉄道のきっぷを購入しよう。その前に駅前観光案内所によるとスタンプがあった。

oi18gawa158.jpg
 JR金谷駅の駅舎をバックにパチリと記念撮影。


14金谷坂の石畳:大井川鐵道オフミ

oi18gawa141a.jpg
 これから金谷坂の石畳を地図の矢印のように下る。

oi18gawa142a.jpg
 『島田市指定史跡 「東海道」 金谷坂の石畳
この石畳は、江戸時代幕府が近郷集落の助郷に命じ、東海道金谷宿と日坂宿との間にある金谷峠の坂道を旅人たちが歩き易いように山石を敷き並べたものであると言われています。近年、僅か30メートルを残す以外は全てコンクリートなどで舗装されていましたが、平成三年、町民約600名の参加を得て実施された「平成の道普請」で延長430メートルが復元されました。いま街道の石畳で往時を偲ぶことができるのはこの金谷坂のほか、箱根峠、中山道十曲峠の三箇所だけとなりました。   平成四年三月 島田市教育委員会』

 2005年(平成17年)に金谷町は島田市に合併されました。復元したときは“金谷町”だから町民だったわけですね。

oi18gawa143a.jpg
 ここが石畳の入口である。

oi18gawa144a.jpg
 こんな風に下り坂になっている。

oi18gawa145a.jpg

oi18gawa146a.jpg
 途中にすべらず地蔵尊があった。「安全に・滑らず・転ばず・着実に進めるように」と、商売繁盛、家内安全のほかに合格祈願などを願いお参りする方が多いようだ。平成5年に建立された。

oi18gawa147a.jpg
 『鶏頭塚  鶏頭塚は旧東海道の石だたみの坂道の途中にある塚の名のいわれとなった「曙も 夕ぐれもなし 鶏頭華」の句と「六々庵巴静寛保甲子四年(1744)二月十九日没」と刻んだ自然石の碑である。巴静というのは蕉風をひろめた江戸時代の俳人でその教えを受けた金谷の門人たちは師の徳を慕って金谷坂の入口北側の辺にこの句碑を建てた。この碑石は道路工事等に伴いその都度移動したが風雅の心ある地元の人々の心配りによって保存が図られて現在に至っている。なお塚の裏に位置する庚申堂は昔から土地の人々に信仰され徳川時代の大盗日本左衛門がここを夜働きの着替え場所としていたことが口碑として残っている。 東海道 金谷宿』

 鶏頭塚の写真は撮ってなかった。

 石畳の坂を下り終えるとカフェがあったが営業時間には少し早いようだった。


13茶畑:大井川鐵道オフミ

oi18gawa131.jpg

oi18gawa132.jpg
 一面の茶畑の中を西へ向かう。“金谷お茶の香通り”という名前らしい。右も左も前も後ろも茶畑である。

oi18gawa133.jpg
 遠くの山肌には「茶」の文字が浮かび上がっている。

oi18gawa134.jpg
 そしてさらに歩く。まるで“茶畑を歩くおっちゃんたち”だ(笑)。

oi18gawa135.jpg
 20分くらい歩いただろうか、左手に芭蕉の句碑があった。「馬に寝て 残夢月遠し 茶の烟(けむり)」と書かれている。

oi18gawa136.jpg
 その横には明治天皇御駐輦祉(ーーごちゅうれんひ)があった。

oi18gawa137.jpg
 今の場所は地図の左下である。


12カタクリ園:大井川鐵道オフミ

oi18gawa121a.jpg
 カタクリ園は市天然記念物に指定されている。時間が早く園内には入れなかった。斜面全体にカタクリが咲き始めているのをフェンスの外から眺めることにする。

oi18gawa122a.jpg

oi18gawa123a.jpg
 カタクリは、紅紫色の可憐な花が下向きに咲くのが特徴だ。ここは自生するカタクリの南限らしい。

oi18gawa124a.jpg
 さて活動を開始しよう。今いるのは右下のカタクリ園。矢印のように牧之原台地を歩き始めた。


11牧之原公園:大井川鐵道オフミ

oi18gawa111.jpg
 金谷駅前からタクシーに乗り牧之原公園へ行く。決して贅沢をしているわけではない。歩いてもいいのだが、高低差がかなりあるので念のためのタクシー利用である。乗り鉄が本意なので、登りをタクシーで行き帰りは下り坂を歩いてくる予定なのである。いや、きっとH氏は最年長の私の体力を考えてタクシープランにしてくれたのだろう。

oi18gawa112.jpg
 牧之原公園からの眺めは素晴らしい。タクシーを降りて振り返ると、かなりの高台であることがわかる。これはタクシー利用が正解だろう。大井川が眼下に見え、左から新東名高速道路、国道1号線、県道381号線の橋梁が見える。

oi18gawa113.jpg
 さらに右側には今まで乗ってきた東海道本線の鉄橋が見えている。大井川や金谷・島田の街並みはよく見えるが、霞のようなものがあるため、駿河湾や富士山は見えない。

oi18gawa114.jpg
 公園内にはお茶を広めた栄西禅師の立派な記念碑があった。

oi18gawa115.jpg
 公園の下にはカタクリ園があるので、寄ってみよう。


10島田〜金谷:大井川鐵道オフミ

4月1日(日)

oi18gawa101.jpg
 今朝も快晴だ。朝食を取ってからホテルの前で記念写真を撮り、島田駅に向かう。

oi18gawa102.jpg
 浜松行きがやってきた。

oi18gawa103.jpg
 島田をでるとすぐに大井川橋梁を渡る。「箱根八里は 馬でも越すが 越すに越せない 大井川」と唄われていたように、昔は水量豊富で暴れ川だったようだ。鉄道でならあっという間に通過できる。

oi18gawa104.jpg
 金谷駅到着する直前に右手に大井川鉄道の車両(近鉄電車)が見えてきた。
 
oi18gawa105.jpg
 あっという間に金谷駅に到着した。

oi18gawa106.jpg
 金谷駅の駅舎である。大井川鉄道の駅舎とは別になっている。

島田0757-0801金谷 東海道本線 浜松行き


09大井神社:大井川鐵道オフミ

oi18gawa091.jpg
 チェックインしたあと、H氏にその旨を連絡する。すると「U氏と一緒に大井神社にいるから来ませんか?」というお誘いがあった。フロントで場所を聞き大井神社へ向かう。

oi18gawa092.jpg
 安産祈願の神社のようだが、三人で明日の旅の安全を祈願した。

oi18gawa093.jpg

oi18gawa094.jpg
 洪水で悩まされた大井川に由来する由緒正しい神社のようだ。

 しばらくしてB氏が合流した。そして四人で近くの居酒屋に入り、まずは再会と明日の旅の前祝いで乾杯! そして一同緊張の中、H氏から明日の旅のプランが告げられた。なかなかいいプランである。そして夜は更けていった。(細かいことは忘れてしまった・・・・・)


08山北〜沼津〜島田:大井川鐵道オフミ

oi18gawa081.jpg
 沼津行きの普通列車が3両編成でやってきた。車内は混雑していて座ることはできない。

oi18gawa082.jpg
 桜咲く山北駅を後にする(最後尾から撮影)。

oi18gawa083.jpg
 桜のトンネルを通って御殿場へ向かう(最後尾から撮影)。徐々にではあるが、空には雲が多くなってきた。御殿場で乗客が入れ替わり、座ることができた。そして楽しみにしていた富士山だが、残念ながら雲に隠れてみることはできなかった。

oi18gawa084.jpg

oi18gawa085.jpg
 沼津では東海道本線に乗り換える。5両編成の最後尾に座ることができた。

oi18gawa086.jpg
 定刻に島田に到着。

oi18gawa087.jpg
 予約していたビジホへチェックインとなった。

山北1510-1615沼津 御殿場線 沼津行き 3両
沼津1619-1738島田 東海道本線 島田行き 5両


07山北駅:大井川鐵道オフミ

oi18gawa071.jpg
 山北駅前にやまきた町の観光案内をしている山北町ふるさと交流センターがあった。ここでは無料でお茶も飲めるので一杯いただいた。D52の運行の案内もあった。

oi18gawa072.jpg
 駅前にレトロな建物があった。「タケイ美容室」と書いてある。帰宅後に調べてみると、昭和7年に建築されたようだ。コーナーがアールになった柔らかな造形が特徴の建物で、そのコーナー部分に出入口がある。昭和初期の華やかさを今に伝えている。

oi18gawa073.jpg
 改札を抜けてホームに入る。

oi18gawa074.jpg

oi18gawa075.jpg
 時間があったのでホームを探索すると、「道了大薩埵(どうりょうだいさった)」と書かれた石柱があった。帰宅後調べてみると、これは大正10年5月に建立され、曹洞宗大雄山最乗寺のことらしい。小田急線も大雄山線も開業していなかった頃なので山北駅が最寄り駅かと思ったが、地図で調べると松田駅の方が近い。どうしてここに石柱があるのかはわからない。


06やまきた桜まつり:大井川鐵道オフミ

oi18gawa061.jpg
 山北駅の周辺は満開の桜で彩られていた。

oi18gawa062.jpg
会場の山北鉄道公園はたくさんの人出でにぎわっていた。

oi18gawa063.jpg
よさこい踊りなどが開催され元気のよい掛け声が響いていた。

oi18gawa064.jpg

oi18gawa065.jpg
その合間に公園の奥に鎮座していたSLのD52の運行が披露された。


180331やまきた桜まつり

2016年の10月14日の鉄道の日から動態保存しており、時々運行されるようだ。

oi18gawa067.jpg
 懐かしいヘッドマークもあった。

oi18gawa068.jpg
 ゆるきゃらの「でごにぃ」も子どもたちの人気者だった。

oi18gawa069.jpg
 売店で売っていたポークもちを食べた。山北のB級グルメだと思ったが、帰宅後に調べてみると海老名SAで販売しているようだ。これは15センチほどのソーセージに、焼餅がらせん状にまきつけてあるものだ。焼餅の食感がたまらない。

oi18gawa069a.jpg
 会場の桜ももちろん満開であったが、風に揺られて桜の花びらが少しずつ散りはじめていた。


05松田〜山北:大井川鐵道オフミ

oi18gawa051.jpg
 山北行きのワンマン列車がやってきた。2両編成である。

oi18gawa052.jpg
 今でこそ御殿場線は単線だが、昔は東海道線で複線だったので、その名残がところどころにある。

oi18gawa053.jpg

oi18gawa054.jpg
 松田から山北まではわずか8分。途中に東山北駅を挟むだけだ。

oi18gawa055.jpg
 奥の方の線路を挟んで満開の桜が見えている。山北鉄道公園の“やまきた桜まつり”に寄ってみよう。

松田1417-1425山北 御殿場線 山北行き 2両


04松田駅:大井川鐵道オフミ

oi18gawa041.jpg
 松田駅の表玄関に着いた。

oi18gawa042.jpg
 乗車券は松田ー御殿場ー沼津ー金谷で、2,270円だ。

oi18gawa043.jpg
 1番線は特急ふじさん号専用の乗り場である。普通列車は2番線と3番線を使用する。3月17日の時刻表改正時に特急あさぎりが特急ふじさんになった。

oi18gawa044.jpg

oi18gawa045.jpg
 跨線橋を渡って2・3番線の島式ホームに移動する。

oi18gawa046.jpg
 昔の東海道線の名残だろうが駅構内はかなり広い。

oi18gawa047.jpg
 駅から見える桜は満開のものが多い。

oi18gawa048.jpg
 ホームの国府津よりから線路を眺める。赤矢印が小田急線と御殿場線との渡り線である。特急ふじさんがここを通る。


03二宮金次郎像:大井川鐵道オフミ

oi18gawa031.jpg
 さて松田駅に向かおう。

oi18gawa032.jpg
 13時24分はすでに出発してしまったので、次の列車は14時17分の山北行きである。

oi18gawa033a.jpg
 松田駅には山北鉄道公園での“やまきた桜まつり”のポスターが貼ってあった。山北で45分ほど時間があるので、寄ってみよう。列車までは時間がたっぷりあるので、天気もいいし、松田駅の表玄関に回ってみることにする。

oi18gawa034a.jpg
 その途中で御殿場線をくぐることになるが、写真手前は小田急線からの渡り線で、奥が御殿場線そのものになる。

oi18gawa035a.jpg

oi18gawa036a.jpg
 駅の手前に二宮金次郎(尊徳)像と二宮尊徳翁誕生地栢山道約一里半と書かれた石碑があった。

oi18gawa037a.jpg
 由来の銘板があった。真珠の養殖に成功した御木本幸吉が、二宮尊徳に偉業に共感を得ており、小田原市栢山の尊徳の誕生地を購入して整備して保存しただけでなく、誕生地への参拝者も次第に多くなったために明治42年にこの石碑を建てたという。当時は小田急線はなく、東海道線が松田・御殿場回りであったため松田駅構内に設置されたようである。



プロフィール

かめ

Author:かめ

FC2乗り鉄の会

鉄道旅行派の同好会に
参加しています。
(敬称略)


hmdの鐵たびブログ
ローカル線の旅
by hmd

写真を中心に「見る紀行文」で、
長期連載しています。


かめかめブログ
by かめ

鉄道、旅、B級グルメ、季節・・・


鉄・街・旅な、つぶやき日記
by あいあんさいど

鉄道、街歩き、旅…などなど。
いろんな思いを、感じたままに。


日本鉄道路線 制覇への挑戦!
by タカ&ヨシ

日本の鉄道、全路線を制覇に
挑戦しています。


本気で全線を走破したい
ぼんばーの日記
by ぼんばー

本気に全線走破をするまでの
過程を徒然と日記で綴ります。

カレンダー

05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近の記事

カテゴリ

月別アーカイブ

ブログランキング

ブログランキングに参加しています。

FC2Blog Ranking

ブログ内検索

FC2カウンター