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夫の墓には入りません

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[題名]夫の墓には入りません
[著者]垣谷美雨
[発行]中央公論新社
[定価]680円
[発行日]2019/1/25

ある晩、夫が急死。これで嫁を卒業できると思いきや、舅姑や謎の女が思惑を抱えて次々押し寄せる。“愛人”への送金、墓問題、介護の重圧・・・がんじがらめな夏葉子の日々を変えたのは、意外な人物と姻族関係終了届!? 婚姻の枷に苦しむすべての人に贈る、人生逆転小説。


なかなか面白い。あっという間に読み終えてしまった。夏葉子が変な男にひっかかりそうになったのはご愛敬だが、自由になれてハッピーエンド! しかし子供がいたらどうなるのかな? 資産がたっぷりあればいいけど、そうでなければ自分で子供を養っていくしかない。預貯金は大切だな。


これは経費で落ちません!(5) 〜落としてください森若さん〜

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[題名]これは経費で落ちません!(5) 〜落としてください森若さん〜
[著者]青木祐子
[発行]集英社
[定価]550円
[発行日]2019/2/25
天天コーポレーション社員の悲喜交々の日常。経理部の佐々木真夕、営業部の山崎柊一、総務部の平松由香利……森若さんを取り巻く、一癖も二癖もある彼らの物語。

佐々木真夕が経理部に異動してきて一か月。異動直後にミスをしてからは、数字が恐くて仕方がない。そんな真夕のストレス発散を兼ねた趣味は、ビジュアル系バンドの追っかけだ。イチオシはCAROLINEのボーカル“アレッサンドロ”。追っかけ仲間からアレッサンドロも参加するという、複数バンドの合同打ち上げに誘われるけれど……?

<収録作>
「佐々木真夕 初恋アレッサンドロ」
「山崎柊一 カラークリスタル」
「平松由香利 ゾンビと嘘と魔法の笛」
「中島希梨香 それでもあたしは男っぽい女」
「田倉勇太郎 三十八歳の地図」


太陽君と沙名子さんとの恋のゆくえはどうなったのかが気になっていた。「これは(経費で)落ちません!」ですが「沙名子さんは落ちてしまった」のかと楽しみにしていましたが違いました。他の登場人物に焦点を当てた独立した短編五編です。個性的なキャラクターが魅力的ですね。

食堂のおばちゃん(5) 〜真夏の焼きそば〜

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[題名]食堂のおばちゃん(5) 〜真夏の焼きそば〜
[著者]山口恵以子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2019/1/18

海老フライ、大根バター醤油、餡かけの茶碗蒸し、ニラ玉豆腐、ホウレン草と豚バラの酒鍋、焼きそば…。姑の一子と嫁の二三に、今や大きな戦力となった万里の三人で営む「はじめ食堂」は、今日も常連客の笑顔がいっぱい。そんなある日、二三の娘・要が、最近毎日のようにランチに現れる男性を見て「四和ビル爆破事件の逃亡犯に、そつくり」だと言う…。心も身体も幸せになる、続々重版の大人気人情食堂シリーズ、第五弾。文庫オリジナル。


楽しい楽しい下町の食堂シリーズも第五弾。バイトで働いている万里ももう三年。腕をあげてきた調理人が次に目指すのは調理師免許の獲得。20歳の彼女(?)もできたようだが、幼馴染の要との仲はどうなるのか?

ちどり亭にようこそ(4) 〜彗星の夜と幸福な日〜

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[題名]ちどり亭にようこそ(4) 〜彗星の夜と幸福な日〜
[著者]十三 湊
[発行]KADOKAWA
[定価]630円
[発行日]2018/11/24

おめでとう!ついに花柚さんが結婚!

 ちどり亭の店主・花柚と総一郎の結婚式まで、あと数ヶ月。平穏な日々が続くかと思われたある冬の日、意外な人物がちどり亭を訪れる。品のいい和服を着て、毅然とした印象のおばあさんーー総一郎の祖母・咲子だった。「バイトの彗太に、この店を継ぐだけの力があるか確認したい。その力がないと判断すれば、花柚に店をやめさせる」と言う咲子に、花柚は慌てる。しかし固い決意のもと、彗太は彼女ために一週間、お弁当を作ることになる・・・・・。大団円となるのか?


 やっとというか元の鞘に納まるというか、花柚が結婚した。相手はもちろん永谷総一郎である。うらやましいぞ、総一郎!総一郎から見た「【番外編】十年後の弁当」もお勧め!


ちどり亭にようこそ(3) 〜今朝もどこかでサンドイッチを〜

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[題名]ちどり亭にようこそ(3) 〜今朝もどこかでサンドイッチを〜
[著者]十三湊
[発行]KADOKAWA
[定価]630円
[発行日]2018/3/25

ちどり亭、閉店の危機?  救世主は現れるのか?
 京都は姉小路通沿いにこぢんまりと建つ仕出し弁当屋「ちどり亭」。その店主の花柚は、婚約者との結婚にともない、店を畳まなければならなくなる。しかしバイトの彗太が店を継ぎたいと申し出たことで、彼が大学を卒業するまでの二年間は、店を続けられることに。安堵したのもつかのま、花柚は祖父から「ただしオーナーも店主も辞めること」という条件を出される。名義とお金だけ貸してくれて、現在の店のやり方を守ってくれる人。そんな都合のいい人を果たして見つけられるものだろうか……。


 話が展開していきます。彗太と菜月の恋の行方はどうなるのか? 永谷総一郎の母や花柚の父が登場します。そしてなんと! 失踪していた花柚の兄の公篤もビックリの登場です。総一郎と公篤の対決はどうなるのか?  それにしても花柚は恥じらいのある、かわいらしい女性です。惚れちゃいそうです(笑)。

ちどり亭にようこそ(2) 〜夏の終わりのおくりもの〜

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[題名]ちどり亭にようこそ(2) 〜夏の終わりのおくりもの〜
[著者]十三湊
[発行]KADOKAWA
[定価]610円
[発行日]2018/7/25
いつも元気な店主・花柚が、小学生のとき以来だという風邪をひいて、寝込んでしまう。急きょピンチヒッターを頼むことになり、彼女が声をかけたのは、西陣で人気店を営んでいる松園というおじいさん。幼い頃から花柚を知っているという彼もまた、ひときわ美味しい料理を生み出す、個性的な人だったー。待望の第2巻も、絶品!!


永谷総一郎と花柚のかけあいも面白いし、花柚の父も登場してきました。他の登場人物も個性的でわかりやすい。おにぎりとおむすびの違いなど、涙あり笑いありのいい話しが続きますね。


ちどり亭にようこそ(1) 〜京都の小さなお弁当屋さん〜

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[題名]ちどり亭にようこそ(1) 〜京都の小さなお弁当屋さん〜
[著者]十三湊
[発行]KADOKAWA
[定価]610円
[発行日]2018/3/15
京都のお弁当屋を舞台に繰り広げられる美味しくて心温まる人情ドラマ!

 ここは、昔ながらの家屋が残る姉小路通沿いに、こぢんまりと建っている仕出し&弁当屋「ちどり亭」。店主の花柚さんは二十代半ばの美しい人で、なぜか毎週お見合いをしている。いつも残念な結果に終わるらしいんだけど、どうしてなんだ?「結婚したいんですか?」と尋ねると「お見合いがライフワークなの」と答える彼女。うーん、お茶目な人だ。
 そんな花柚さんが作る最高に美味しいお弁当は、とても人気で、花柚さんもバイトのぼくも毎日、朝から仕出しや弁当販売で大忙し。あ、いらっしゃいませ! どのお弁当にしますか?


 お見合いがライフワークという蒔岡花柚さんは24歳。許嫁のために小学生から料理を習い、今ではお弁当屋をやっているお嬢様である。元許嫁の永谷総一郎がお店にやってきた。二人は別々の伴侶を探すべくお見合いを重ねているが、どうなるのか?  またバイトの彗と菜月との恋の行方は?  この仕出し弁当屋ではいろいろなドラマがおこる。目次が「七十二候」で始まり季節感を出しているのもより京都らしくしている。


女たちの避難所

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[題名]女たちの避難所
[著者]柿谷美雨
[発行]新潮社
[定価]590円
[発行日]2017/7/1
九死に一生を得た福子は津波から助けた少年と、乳飲み子を抱えた遠乃は舅や義兄と、息子とはぐれたシングルマザーの渚は一人、避難所へ向かった。だがそこは、“絆”を盾に段ボールの仕切りも使わせない監視社会。男尊女卑が蔓延り、美しい遠乃は好奇の目の中、授乳もままならなかった。やがて虐げられた女たちは静かに怒り、立ち上がる。憤りで読む手が止まらぬ衝撃の震災小説。


 表題をみて「避難所」というのは抽象的な表現だと思いましたが、実際に読んでみると違いました。まさに東日本大震災後の避難所のことが描かれていました。ギャンブル狂で借金のある夫をもつ福子、バツイチで居酒屋を経営していることから息子がいじめられ不登校になった渚、夫が震災で亡くなり1歳の子どもとともに舅と義弟と暮らすことになりそうな遠乃。男女共同参画の時代ですが、以前からあった男尊女卑、女性蔑視の問題が震災を契機に鮮明になってきたようです。いろいろあって3人はなんとか東京へ脱出。つまりは東京が避難所になったのです。


あなたの人生、片づけます

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[題名]あなたの人生、片づけます
[著者]柿谷美雨
[発行]双葉社
[定価]648円
[発行日]2016/11/13
社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、ある一部屋だけを掃除する汚部屋主婦……。『部屋を片づけられない人間は、心に問題がある』と考えている片づけ屋・大庭十萬里は、原因を探りながら手助けをしていく。この本を読んだら、きっとあなたも断捨離したくなる!


 タイトルからすると終活に関連する内容なのかなあとも思ってしまうが、実は「片付け屋」の大庭十萬里の事件簿である。部屋を片付けられない人々がおり、当事者以外の関係者(親、娘、義母など)から十萬里への依頼がある。当事者は何も困っていないのである。十萬里が自ら部屋を片付けるのではなく、片付け方法を教えるのだが、それ以外にそのような状況を作り出した人の心を片付けているのである。

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

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[題名]残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
[著者]橘 玲
[発行]幻冬舎
[定価]580円
[発行日]2016/7/25
貧困、格差、孤独死、うつ病、自殺……世界はとてつもなく残酷だ。それに抗えとばかりに自己啓発書や人格改造セミナーは「努力すればできる。夢は叶う」と鼓舞する。が、奇跡は起こらない。生まれ持った「わたし」が変わらないからだ。しかし絶望は無用。生き延びる方法は確実にある。さあ、その秘密を解き明かす進化と幸福をめぐる旅に出よう!


「残酷な世界」というのは「格差社会」とも似ています。身体的特徴や運動能力だけでなく、知能や性格も遺伝するという事実がありますが、公にできないような風潮があるようです。大げさに言えば、学校での勉強や企業での研修、個人能力向上の様々な研修などが意味をなさないと言うのです。「やればできる」ではなく、「やってもできない」と。ただし、個人的には、どのレベルで満足するかというハードルの高さを調節することで人生の幸福は得られると強く思っています。


ファミリー・レス

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[題名]ファミリー・レス
[著者]奥田亜希子
[発行]KADOKAWA
[定価]640円
[発行日]2018/10/25

「家族か、他人か、互いに好きなほうを選ぼうか」姉と絶縁しシェアハウス暮らしのOL。愛する妻の親族に興味を持てない画家。未来を考えられないせいで離婚された男。突然曾祖母と同居することになった中学生。姉の忘れ形見とほんとうの母娘になりたい女教師。そして婚約破棄をして自暴自棄の女。何かが欠けた6人の男女は、家族と呼ぶには遠く他人と呼ぶには近すぎる存在に救われるーあなたの心を揺さぶる連作短編集。


家族をテーマにした6編の連作短編集。決してファミリー・レストランの話ではない(笑)。「家族とは?」というよりも「何が正しい家族なのか?」というテーマかな。「いちでもなく、さんでもなくて」というタイトルの意味がわかった時にはしんみりした。どの作品も切ない思いに心が揺さぶられる。改めて自分の家族に感謝したい。


旅と鉄道 2019年3月号

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[題名]旅と鉄道 2019年3月号
[発行]天夢人
[定価]1,000円
[発行日]2019/1/21
★特集 「鉄道遺産を探せ!」
鉄道創成期からの貴重な姿を今に残す、国の重要文化財や、近代化産業遺産に指定された駅や橋梁、トンネル、廃線跡などの、レトロな懐かしさもあり、国の発展を支えてきた威容の数々。畏敬の念すら感じさせる鉄道遺産にスポットライトを当てます。巻頭ルポには“鉄道BIG4”のひとり、タレントのダーリンハニー吉川正洋さんが登場。36カ所もの文化財がある鉄道遺産の宝庫、静岡県の天竜浜名湖鉄道を旅しています。
 そのほか、橋梁や駅舎など、建造物の美しさを楽しみつつも、日本の複雑な地形と戦ってきた、鉄道の歴史ロマンに思いを馳せることができる旅へと案内します。

◆鉄道遺産めぐりを楽しめる5大鉄道遺産路線を紹介!
沿線に鉄道遺産が数多く残る路線を5路線リストアップし、豊富な写真とともに紹介しています。ぜひ、懐かしさを全身で感じられる旅へと出かけてみてください。
●わたらせ渓谷鐵道(桐生〜間藤/群馬県・栃木県)
●JR御殿場線(国府津〜沼津/神奈川県・静岡県)
●JR武豊線(大府〜武豊/愛知県)
●えちぜん鉄道(福井〜勝山・三国港/福井県
●肥薩線(八代〜隼人/熊本県・宮崎県・鹿児島県)

◆絶景かな! 思わず見たくなる橋梁・名駅舎・車両・廃線・保存車両を一挙77スポット紹介!
日本全国に点在する鉄道遺産のなかから、カッコよく美しい絶景鉄道遺産をリストアップ。建設当時のままの姿をとどめる、橋梁、駅舎、現役車両、廃線、保存車両のテーマごとに、一挙77スポットを紹介しています。心をとらえて放さない、懐かしさの中にある、鉄道遺産の美しさ、カッコよさを、ぜひ訪ねてみてください。

◆明治7年のSLが走り明治の鉄道黎明期の息吹を感じる「博物館明治村」(愛知県犬山市)を大特集!
日本初の鉄道開業1972(明治5)年のわずか2年後に輸入され、新橋〜横浜間を走った12号蒸気機関車が動態保存され、現役で走る姿を見ることができる「博物館明治村」。そのほか、歴代の御料車の中でも最も豪華とされる明治天皇用6号御料車、日本最古の電車である京都市電など、100年の時を数える鉄道シーンをレポート。

◆鉄道遺産は大都市にも!? 地形図を見ながら山手線周辺と、関西東海道本線周辺に鉄道遺産を探す!
地形図の愛好家グループで、テレビ番組などでも活躍している「東京スリバチ学会」「大阪高低差学会」、それぞれの代表による、地形図から紐解きだした、鉄道遺産発見の旅をレポート! 東京班は山手線を中心に、大阪班は東海道本線を中心に、鉄道沿線を歩いています。

◆全国鉄道遺産リスト
世界遺産・国の重要文化財・国の登録有形文化財・鉄道記念物に指定、登録された鉄道施設約390カ所の全リストを掲載。

今回は鉄道遺産の特集です。いつも楽しませてもらっていますが、旅に出たくなってしまうのが欠点です。


老乱

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[題名]老乱
[著者]久坂部 羊
[発行]朝日新聞出版
[定価]1,836円
[発行日]2016/11/30
在宅医療を知る医師でもある著者が描く迫力満点の認知症小説。老い衰える不安をかかえる老人、介護の負担でつぶれそうな家族、二つの視点から、やっと見えてきた親と子の幸せとは? 現実とリンクした情報満載の新しい認知症介護の物語。医師、家族、認知症の本人のそれぞれの切実な“不都合な"真実を追いながら、最後にはひと筋の明るいあたたかさのある感動の長篇小説。 著者は再発したがん患者と万策尽きた医師との深い葛藤をえがいた『悪医』で日本医療小説大賞を受賞している。


「介護がうまくいかない最大の原因は”ご家族が認知症を治したいと思うこと”なんです。」と言われてもなかなか理解できない。しかしこれが認知症介護の真実である。まさに不都合の真実がここにもあるのだ。「認知症を受け入れて肩の力を抜くことが大事なのです。」であるが、そこの境地に行けるかどうか? 認知症は治らないし、進行する病いであることを知らないと、介護していても感謝されず、介護虐待につながる可能性が高い。認知症高齢者がこれから急増する我が国の避けては通れない大問題が小説になった。


地震と独身

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[題名]地震と独身
[著者]酒井順子
[発行]新潮社
[定価]680円
[発行日]2016/9/1
2011年3月11日以降、震災をめぐる家族の物語は様々な形で語られてきた。一方で、あまり聞こえてこない独身者の声。地震は彼らにどんな影響を与えたのか?既婚者に代わり必死で働いた人、故郷の東北に戻った人、ボランティアに身を捧げた人、結婚を決めた人…。被災地を訪れ、独身者たちとの対話を重ねて見えてきた、「個」として生きる人々の多様な姿と、新たなつながりの可能性。


 まだまだ強く記憶に残る東日本大震災。大津波が街を飲み込むあの映像を私は生涯忘れられないことだろう。そんな大災害を独身者の側の話をまとめた本。ドキュメンタリーである。酒井順子氏も独身なので、このような企画になったのであろう。2014年に単行本で出版されたが、文庫化された時には、何人かに再訪しておりその様子も記されている。身の軽い独身者がいかにがんばって、どのようにかかわって、その結果どうなったのか、詳細に記されている。





人間の経済

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[題名]人間の経済
[著者]宇沢弘文
[発行]新潮社
[定価]777円
[発行日]2017/5/10
富を求めるのは、道を聞くためーそれが、経済学者として終生変わらない姿勢だった。「自由」と「利益」を求めて暴走する市場原理主義の歴史的背景をひもとき、人間社会の営みに不可欠な医療や教育から、都市と農村、自然環境にいたるまで、「社会的共通資本」をめぐって縦横に語る。人間と経済のあるべき関係を追求し続けた経済思想の巨人が、自らの軌跡とともに語った、未来へのラスト・メッセージ。
 ベルリンの壁がなくなってから早くも30年になろうとしている。東西冷戦が終われば、平和な世の中になると思っていたのだが、現実はどうか。至る所で争いがおきている。自国の「利益」を追求しすぎるとどうなるのか、市場原理主義を推し進めていいのかどうかなど、多くの命題が突きつけられている。日本に関しても、アメリカの属国としての存在がメインであり、日本の発展に大きな足かせになっている。

なんとめでたいご臨終

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[題名]なんとめでたいご臨終
[著者]小笠原文雄
[発行]小学館
[定価]1,512円
[発行日]2017/11/12
多くの人は、家で最期まで過ごしたいと望みながらも病院で最期を迎えています。「家族に介護力がない」
「ひとり暮らしだから」「在宅医療はお金がかかりそう」「狭いアパート住まいだから」
ーーなどの理由で「自宅で最期を過ごす」ことを諦めている人も少なくありません。そうした中、家族に介護力がなくても、
おひとりさまでも、末期がんでも、ボケていても、「誰だって、最期まで家で朗らかに生きられる!」
と著者・小笠原文雄さんは説きます。
本書には、「退院したら5日の命」と余命宣告されながら5年経った今も元気に過ごす患者さんや、
大切な人を看取った直後にご遺体を囲み、笑顔でピースするご家族、まるで自らの死期が分かっているような患者さん、
「今がいちばん幸せ」と言う末期がんの患者さんなど、小笠原先生が経験した、最期を自宅で過ごす人々の
常識では考えられないような笑顔と奇跡のエピソードが満載です。
自分もそんな「人生のめでたい最期」を迎えたいと願う人や、大切な人にそんな最期を迎えてもらいたいと望む人、
最期まで自分で介護を続けられるだろうかと不安な人も、読めば明るい気持ちになり、
「笑顔でピース!」したくなること請け合いです。
具体的な在宅医療にかかる金額や、旅立ちの日に向けて何が起こるのかを書いた「お別れパンフ」、
「旅立ちの日が近づいたサイン」など実用的な情報も満載。だからあなたも、生きているうちに読んでください!


病院を退院して自宅に戻っただけで、いろいろな奇跡がおきています。その事実を知るだけでも大切です。
入院中は笑顔がなくても、自宅に戻ると笑顔になれるんです。不思議です。


ニュータウンは黄昏れて

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[題名]ニュータウンは黄昏れて
[著者]垣谷美雨
[発行]新潮社
[定価]750円
[発行日]2015/7/1
バブル崩壊前夜に買ってしまった分譲団地。20年近く経つ今もローンを抱え、織部頼子は節約に必死だ。その上、理事会では我儘なジジババに振り回される日々。一方、娘の琴里は27歳フリーター。ある日、幼馴染の三紀子にイケメン資産家の彼氏を紹介される。が、彼女は失踪、いつしか琴里が彼と婚約することに。織部家、まさかの人生大逆転?!一気読み必至の傑作「社会派エンタメ」誕生。


マンションなどを買っても資産価値が下がれば売値はべらぼうに安くなり、しかも買い手がつかなくなる。現在では越後湯沢のリゾートマンションが典型例だろう。売れなくても、住まなくても固定資産税や管理費は支払い続けなければならない。資産価値を高める一つの方法は建て替えることだが、マンションの建て替えるには住民の総意がなければならず、これもまた難しい。一番いいのは持たないことなのか? 賃貸ならば気楽に移動できる。でも自分の城を持ちたい気持ちもわかる。あぁ、考えれば考えるほど大変だなぁ。こんなことを考えながらニュータウンは今日も黄昏れていく。


幸せ戦争

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[題名]幸せ戦争
[著者]青木祐子
[発行]集英社
[定価]600円
[発行日]2016/2/25
念願のマイホームを購入した氷見一家。そこは、元の地主の意向で隣り合う四軒の家が前庭を共有する、少し変わった敷地だった。元地主の仁木家は資産家で、夫は覆面作家だという噂。活動的な妻・美和が四軒のつきあいを主導している能生家。共働きで他三軒とは少し距離を置いている高井戸家。そんな三つの家族とともに、氷見家の幸せな暮らしが始まるが・・・。誰もが思い当たる「ご近所」の物語。


一見、幸せそうな近隣の四軒の家。実はいろいろと妬みや恨みや愛憎があってややこしい。まぁあまり他の人や他の家のことを気にしすぎてもいけませんよ、ということなのだろう。自分が満足できれば、それはそれで幸せなんだろうな。


スマホを落としただけなのに

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[題名]スマホを落としただけなのに
[著者]志駕 晃
[発行]宝島社
[定価]650円
[発行日]2018/12/3
第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品は、二転三転する恐怖のサイバーサスペンスです!

麻美の彼氏の富田がスマホを落としたことが、すべての始まりだった。
拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。
麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。
セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる狂気へと変わっていく。
いっぽう、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され……。


おもしろいミステリーでした。映画化されたようですが、映画はみていません。SNSの持っている便利さと脆弱性が描かれておりハッカー(クラッカー)の恐ろしさも身に沁みました。「スマホを落としただけなのに」ここまでの事件につながるとは恐ろしい世の中です。SNSは現代社会になくてはならにものだけに関わり合いを考えさせられました。

旅と鉄道 2019年1月号

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[題名]旅と鉄道 2019年1月号
[発行]天夢人
[定価]1,000円
[発行日]2019/1/1
【第一特集】映画と鉄道
◆「かぞくいろ─RAILWAYSわたしたちの出発─」
・有村架純Interview
・聖地、肥薩おれんじ鉄道の旅
・おいしい列車「おれんじ食堂」の旅
◆「えちてつ物語」の世界へ
・横澤夏子インタビュー
・児玉宜久監督インタビュー
・「えちてつ物語」ロケ地めぐりの旅
◆2018-2019最新映画の鉄道シーン
◆シン・ゴジラ鉄道攻撃完全解説!
◆鉄道シーンが印象に残るおすすめ映画
◆川本三郎が選ぶ鉄道映画の名作30選

【第2特集】平成最後の鉄道利用術
●JRきっぷの基本ルールおさらいレッスン
●チケットレスサービス徹底解説


鉄道好きですが、この雑誌で特集されているような鉄道が出てくる映画はあまり見ていません。唯一見たのが「鉄道員(ぽっぽや)」。あっ、これは高倉健よりも広末涼子が見たかったからなんです(笑)



未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること

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[題名]未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること
[著者]河合雅司
[発行]講談社
[定価]840円
[発行日]2018/5/20
本書は、『未来の年表』の続編である。ベストセラーの続編というのは大抵、前著の余勢を駆った「二匹目のどじょう狙い」である。しかし、本書は決して二番煎じをしようというものではない。「人口減少カレンダー」だけでは、少子高齢化という巨大なモンスターの全貌をとらえるには限界があった。だから今回は、全く違うアプローチで迫る。

今回は、少子高齢化や人口減少が人々の暮らしにどのような形で降りかかってくるかを、あなたの生活に即しながら明らかにする。言うなれば、これからあなたに起きることを、お中元やお歳暮のギフトカタログのように一覧してみようというのだ。

前著『未来の年表』が年代順というタテ軸を用いて俯瞰したのに対し、本書は起きる出来事を「ヨコ軸」、すなわち面としての広がりをもって眺める。

少子高齢化や人口減少で起きることを、家庭、職場、地域社会といったトピックスに分けてカタログ化すれば、さまざまなシーンを「あなた自身の問題」として具体的に置き換えることができる。そしてそれは、10年後、20年後の日本でうまく立ち回っていくための指針となる。

<目次抜粋>
人口減少カタログ/庄子家の一日に起きたこと

第1部 人口減少カタログ
序 国民の5人に1人が、古希を超えている
◎伴侶に先立たれると、自宅が凶器と化す
◎亡くなる人が増えると、スズメバチに襲われる
◎東京や大阪の繁華街に、「幽霊屋敷」が出現する
◎高級タワマンが、「天空の老人ホーム」に変わる
◎80代が街を闊歩し、窓口・売り場は大混乱する
◎老後資金が貯まらず、「貧乏定年」が増大
◎オフィスが高年齢化し、若手の労働意欲が下がる
◎親が亡くなると、地方銀行がなくなる
◎若者が減ると、民主主義が崩壊する
◎ネット通販が普及し、商品が届かなくなる
◎オールド・ボーイズ・ネットワークが、定年女子を「再就職難民」にする ほか

第2部 今からあなたにできること
序 「戦略的に縮む」ほど、ポジティブな考えはない
1人で2つ以上の仕事をこなす/家の中をコンパクト化する/年金受給開始年齢を繰り下げ、起業する ほか


人口が減少する未来の日本におこること、私たちの周りでおこることが丁寧に書かれています。単に人が減るだけでなく、その影響が多岐にわたっていることがわかります。なんだか空恐ろしい感じがしてきました。地道に生きていくしかないのでしょうね。

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

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[題名]未来の年表 人口減少日本でこれから起きること
[著者]河合雅司
[発行]講談社
[定価]760円
[発行日]2017/12/19
日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか?
人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。

書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を論じた書物が数多く並ぶ。しかし、テーマを絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の未来図を時系列に沿って、かつ体系的に解き明かす書物はこれまでなかった。それを明確にしておかなければ、講ずべき適切な対策とは何なのかを判断できず、日本の行く末を変えることは叶わないはずなのに、である。

本書が、その画期的な役目を担おう。
第1部は「人口減少カレンダー」とし、年代順に何が起こるのかを時系列に沿って、かつ体系的に示した。未来の現実をデータで示した「基礎編」である。第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として提示した。こちらは、全国の公務員・政策決定者にも向けた「応用編」と言える。

これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書!

<主な内容>
第1部 人口減少カレンダー
2017年 「おばあちゃん大国」に変化
2018年 国立大学が倒産の危機へ
2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
2021年 介護離職が大量発生する
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年 ついに東京都も人口減少へ
2026年 認知症患者が700万人規模に
2027年 輸血用血液が不足する
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる     ほか

第2部 日本を救う10の処方箋ーー次世代のために、いま取り組むこと
「高齢者」を削減/24時間社会からの脱却/非居住エリアを明確化/中高年の地方移住推進/第3子以降に1000万円給付      ほか


第1部の人口減少カレンダーには、かなりショッキングなことが書かれています。このような事実を政府や政治家は知っているのでしょうか? おそらく知っていることでしょうが、具体的な政策には全く出てきません。我が国の将来が本当に心配になります。

「結びにかえて」の中に、『首都圏の中学・高校生主催の討論会にゲストパネリストとして招かれた際、女子中学生の「大人は何かを私たちに隠している」という言葉が強烈な印象を持って私の脳裏に焼き付いていた。』とある。いずれ社会の中心のなる、現在の中学・高校生にこのように思われているとは、私に対しても強烈な影響を与えた。直接政策に携わるわけではないし提言することはできないが、選挙の投票を通して現在の中学・高校生に対しての責任を持とうと思う。


dancyu「おいしい鉄道旅」2018年12月号

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[題名]dancyu 2018年12月号  「おいしい鉄道旅」
[発行]プレジデント社
[定価]880円
[発行日]2018/11/6

おいしい週末鉄道旅へ!
[滋賀] ふなずしサンド、食べたことある!? 琵琶湖線×湖の幸
[岩手] 海沿いと内陸を巡る欲張り美食旅! 三陸リアス線×うにとジンギスカン
[秋田・青森] 呑兵衛のゴールデンルートを行く! 五能線×酒場
[会津] 戊辰150年の城下町は福島イチの美味処 リバティ会津×桜肉
[松本] 日帰り厳禁。蕎麦だけじゃない松本へ! スーパーあずさ×きのことワイン
[香川] 一年分のうどんを身体に備蓄する! サンライズ瀬戸×讃岐うどん
[福井] 乗って、手繰って。蕎麦を目指し進め! えちぜん鉄道×蕎麦づくし
[三重] 伊勢路は餅菓子のワンダーランドだ! 近鉄×餅街道

東京から行く 日帰り半島鉄道旅
(1)京急で三浦半島へ! しりあがり寿さんと行く"でっぱり"美味めぐり
(2)東海道線と伊東線で伊豆半島へ! 伊豆の幸と沼津のBAR
(3)新宿さざなみで房総半島へ! 東京湾の地魚と森のきのこ三昧

駅ナカから始まる鉄道旅
酒とつまみで600円!
東京駅篇/新宿駅篇/品川駅篇


自分の趣味に合う特集です。鉄道に乗って、途中下車して地元の食事を楽しむというスタイルが大好きです。あぁ、また鉄道旅へ行きたくなってしまいました。

食堂のおばちゃん4 ふたりの花見弁当

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[題名]食堂のおばちゃん4 ふたりの花見弁当
[著者]山口恵以子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2018/8/18
「あら、牡蠣と白菜のクリーム煮ですって、美味しそ~」
「あたしは、メンチカツ定食」──姑の一子と嫁の二三に手伝いの万里の三人で営む
「はじめ食堂」は、今日も常連客で大にぎわい。
そんなある日、常連のひとり三原が、一子たちをお花見に招待したいという。
三原は元帝都ホテルの社長で、十年程前に妻を亡くして、佃のタワーマンションに一人住まい。
一子は家族と親しい人を誘って出かけるが……。
心温まる料理と人情で大人気の「食堂のおばちゃん」シリーズ、第四弾。


下町の雰囲気がよくわかる食堂もの連載の第四弾。第四話のふたりの花見弁当や第五話のサスペンスなあんみつが印象に残っています。第五弾が待ち通しいです。


食堂のおばちゃん3 愛は味噌汁

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[題名]食堂のおばちゃん3 愛は味噌汁
[著者]山口恵以子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2018/8/18
オムレツ、エビフライ、豚汁、ぶり大根、麻婆ナス、鯛茶漬け、ゴーヤチャンプルー…昼は定食屋で夜は居酒屋。姑の一子と嫁の二三が仲良く営んでおり、そこにアルバイトの万里が加わってはや二年。美味しくて財布にも優しい佃の「はじめ食堂」は常連客の笑い声が絶えない。新しいお客さんがカラオケバトルで優勝したり、常連客の後藤に騒動が持ち上がったり、一子たちがはとバスの夜の観光ツアーに出かけたりー「はじめ食堂」は、賑やかで温かくお客さんたちを迎えてくれる。


「食堂のおばちゃん」シリーズの三作目です。短編5話の連作ですが、第4話の「辛子レンコン危機一髪」が印象に残りました。食中毒の疑いをかけられてしまったのですが、その対応が見事です。危機管理のお手本です。ボクシングや水球や体操などの団体のお偉いさんに読ませたいくらいです。ほのぼのとする出会いがいいですね。


これは経費で落ちません!4

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[題名]これは経費で落ちません!4
[著者]青木祐子
[発行]集英社
[定価]550円
[発行日]2018/6/26
外資系企業から転職してきた、経理部の新入社員・麻吹美華は、思ったことをなんでも率直にものを言う。オブラートに包むということがない。おかげで波風立てずに会社員生活を送りたい沙名子は、気苦労が絶えない。私生活では太陽と正式に付き合い始めたものの、初めての恋愛にペースを乱され戸惑い気味。そんなときも、面倒事は遠慮などしてくれない。とある厄介事が無事解決したと思った直後、沙名子はよく知る社員同士の不倫現場を目撃してしまって……?


 転職してきた麻吹美華が引き起こす騒動も面白いですね。そして太陽との恋愛も興味津々です。続作に期待しています。


これは経費で落ちません!3

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[題名]これは経費で落ちません!3
[著者]青木祐子
[発行]集英社
[定価]550円
[発行日]2017/10/25
森若沙名子、28歳。経理一筋6年目。仕事とプライベートはきっちり分けたいと思っている。そんな沙名子に、広報課の室田千晶が相談があると言ってきた。千晶は化粧品会社から転職してきた契約社員で、好感が持てるいい子だ。千晶が来てからは、ショールームも飾り付けられ来客も増えた。しかし彼女は、社内で浮いている。一部女子社員からは嫌われてさえいて…?


経理をめぐる社内ミステリーの名探偵のような森若さん。三話のクリスマスイベントでは特にその名探偵ぶりが発揮されている。会社の内外での人間関係のもつれやねじれがまるでドラマのようである。


ビブリア古書堂の事件手帖 〜扉子と不思議な客人たち〜

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[題名]ビブリア古書堂の事件手帖 〜扉子と不思議な客人たち〜
[著者]三上 延
[発行]KADOKAWA
[定価]610円
[発行日]2018/9/22
驚異のミリオンセラー『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ最新刊

ある夫婦が営む古書店がある。鎌倉の片隅にひっそりと佇む「ビブリア古書堂」。その店主は古本屋のイメージに合わない、きれいな女性だ。そしてその傍らには、女店主にそっくりな少女の姿があった--。
女店主は少女へ、静かに語り聞かせる。一冊の古書から紐解かれる不思議な客人たちの話を。古い本に詰まっている、絆と秘密の物語を。
人から人へと受け継がれる本の記憶。その扉が今再び開かれる。


ビブリアの続編が登場しました。7年ほど経過した設定です。その間に栞子さんと大輔君が結婚して扉子さんという娘さんが生まれています。栞子さんが扉子さんに本にまつわるいろいろな話(事件)を語るという展開です。あっという間に読み終えてしまいました。さらなる続編に期待大です。



これは経費で落ちません!2

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[題名]これは経費で落ちません!2
[著者]青木祐子
[発行]集英社
[定価]550円
[発行日]2017/10/18
経理部の森若沙名子、27歳。多くの領収書を処理する沙名子には、社内の色々な人間関係が見えてくる。周囲に与えた分以上のことは期待せず、されず、精神的にも経済的にもイーブンでいることを大切にする沙名子は、他人の面倒ごとにはかかわりたくないのだけど、時には巻き込まれることも。ブランド服、コーヒーメーカー、長期出張……それは本当に必要なものですか?


普通の会社ではよくあることなのかわかりませんが、実際にありそうな内容です。洞察力の鋭い沙名子さんに睨まれては一巻の終わりです(笑)。天真爛漫な太陽君とはお似合いだと思います。


旅と鉄道2018年11月号


[題名]旅と鉄道2018年11月号
[発行]天夢人
[定価]1,000円
[発行日]2018/11/1
「旅と鉄道2018年11月号」表紙の写真は岐阜県東美濃エリアを走る明知鉄道の終着駅明智駅。東美濃エリアを舞台としたNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロインの親友である木田原菜生役を演じる女優の奈緒さんが登場しています。

特集は「終着駅から、ひとり旅。」
旅情あふれる終着駅と、その終着駅からのひとり旅を特集。メインルポには漫画家の久住昌之さんが登場し、南海電鉄多奈川線の終着駅、多奈川駅から加太さかな線終着駅の加太駅まで、約10㎞を絶景と味のある食堂を探して歩きます。
第2ルポでは近年中に廃止となることが決定、予定されている北海道の4つの終着駅の“今"に密着。2019年の廃止が決定している夕張駅、日本一終電が早い駅として話題の新十津川駅、さらに留萌駅、様似駅の今の姿をレポートします。そのほか、鉄道著名人がすすめる「私の好きな終着駅」、終着駅がそこにある理由を、「港湾型」「未成線型」などのタイプごとに分類した「終着駅分類図鑑」などで、終着駅の魅力と旅情を紹介しています。
また、特別付録として全国の地方私鉄ローカル線56社の旅情報を取りあげた68ページの小冊子、「ふるさと鉄道の旅~地方民鉄旅ガイド~」が貼り込まれています。


『終着駅から、ひとり旅。』いい特集です。
なんだか旅に行きたくなるのです。
ローカル線沿線のひなびた風景や、終着駅の哀愁が切ないですし、特別付録の「ふるさと鉄道の旅」もいい付録です。やっぱり旅に行きたい。




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かめ

Author:かめ

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参加しています。
(敬称略)


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