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総理にされた男

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[題名]総理にされた男
[著者]中山七里
[発行]宝島社
[定価]700円
[発行日]2018/12/20
「しばらく総理の替え玉をやってくれ」総理そっくりの容姿に目をつけられ、俺は官房長官に引っさらわれた。意識不明の総理の代理だというが、政治知識なんて俺はかけらも持ってない。突如総理にされた売れない役者・加納へ次々に課される、野党や官僚との対決に、海外で起こる史上最悪の事件!? 怒涛の展開で政治経済外交に至る日本の論点が一挙にわかる、痛快エンタメ小説!


 総理にそっくりの売れない役者が、突然総理になったらという奇想天外な小説。与党内の派閥にもまれ、野党と対峙し、官僚と対決する姿は痛快である。そして某国の日本大使館がテロに占拠され30人弱の日本人が人質となり、最悪なことに犠牲者も出てしまう。さて、総理はどう対応するのか?
アメリカとイランの緊張が高まり、同盟国の日本で開催される東京オリンピックでのテロも危惧される中、注目すべき小説である。


ペンギン鉄道 なくしもの係

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[題名]ペンギン鉄道 なくしもの係
[著者]名取佐和子
[発行]幻冬舎
[定価]690円
[発行日]2018/11/25
電車での忘れ物を保管する遺失物保管所、通称・なくしもの係。そこにいるのはイケメン駅員となぜかペンギン。不思議なコンビに驚きつつも、訪れた人はなくしものとともに、自分の中に眠る忘れかけていた大事な気持ちを発見していく…。ペンギンの愛らしい様子に癒されながら、最後には前向きに生きる後押しをくれるハートウォーミング小説。


「金曜日の本屋さん」シリーズを読んでみて同じ作者のこの本を読んでみた。大和北鉄道波浜線の海狭間駅にある車内での忘れ物を保管するなくしもの係の物語。(ちなみに海狭間駅は鶴見線の海芝浦駅がモデルだと鉄ちゃんならすぐわかる。)前段の3つの章がばらばらのようで最後の第4章でまとまる形になっている。家族、仕事、人生、出会いなどの悲哀から喜びもあり、涙が出そうになった。(結局でなかったけど(笑))


金曜日の本屋さん(4)冬のバニラアイス

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[題名]金曜日の本屋さん(4)冬のバニラアイス
[著者]名取佐和子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2018/2/18
読みたい本が見つかる駅ナカ書店「金曜堂」。アルバイト店員の倉井史弥は、すっかり店にも馴染み、日々お客様に寄り添って、業務に励んでいる。とはいえ、じつは大型書店「知海書房」の御曹司である彼は、将来についていよいよ考えねばならない時期でもあった。幼い頃に別れた母との再会、イベントごとになぜか浮き沈みする金髪オーナー・ヤスとそれを案じる栖川、南店長への想い・・・大忙しの冬をこえて、倉井が見つけ出すものは? シリーズ最終巻、ほっこり胸キュンなラストを迎えます!


駅ナカの小さな書店「金曜堂」の物語もついにエピローグを迎えました。小さな書店だけど大きな倉庫があり、なんでもそろう奇跡の書店です。ぜひ、続編を期待したいな。

金曜日の本屋さん(3)秋とポタージュ

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[題名]金曜日の本屋さん(3)秋とポタージュ
[著者]名取佐和子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2017/8/18
小さな駅ナカ書店“金曜堂”。名物店長の南、金髪のオーナー・ヤスさん、喫茶担当イケメン栖川、そして年上の南に想いを寄せる学生アルバイト・倉井の四人が働く店には、様々な想いを抱き「いまの自分にぴったりの一冊」を求める客が訪れる。ある日、倉井に大学内で話しかけてきた女子学生たちが、ひょんなことから一日だけ“金曜堂”を手伝うことに。けれども、同じ同好会だというふたりの仲は、どう見てもぎくしゃくしていて…。温かな感動を呼ぶ人と本との出会いの物語、シリーズ第三弾。


 本を読む、本を知るだけで世界が広がります。ところが、同じ本でも単行本と文庫本では若干異なることがあり、誤解につながることもあります。それがわかるのがこの書店なのです。


金曜日の本屋さん(2)夏とサイダー

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[題名]金曜日の本屋さん(2)夏とサイダー
[著者]名取佐和子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2018/7/18

 “読みたい本が見つかる”と評判の駅ナカ書店・金曜堂は、アルバイトの倉井以外の三人全員が、地元・野原高校出身者。その金曜堂に、夏休みを前に現役野原高生・東膳紗世が訪ねてきた。「これぞ青春!」という高校生活を送りたい紗世は、卒業アルバムで見た店長の槙乃をはじめとする「読書同好会」メンバーのキラキラした姿に憧れ、会を復活させたくて相談にきたのだという。けれど、大の本好きなはずの店長の反応が意外にも薄くて・・・。人と本との“運命の出会い”を描く大好評シリーズ、第二弾。


 金曜堂のネガティブな謎が少しずつ判明してきます。その思いがあっての現在の金曜堂なのです。読書同好会の復活はあるのか? そして子猫はどうなる? 倉井君も金曜堂になじんできたようですね。


金曜日の本屋さん(1)

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[題名]金曜日の本屋さん
[著者]名取佐和子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2017/5/8

ある日、「北関東の小さな駅の中にある本屋は“読みたい本が見つかる本屋"らしい」という
ネット上の噂を目にした大学生の倉井史弥。病床の父に以前借りた本を返すように言われたが、じつは失くしてしまっていた。藁にもすがる思いで、噂の駅ナカ書店「金曜堂」を訪ねる彼を出迎えたのは、底抜けに明るい笑顔の女店長・南槇乃。倉井は南に一目惚れして・・・。人と本との運命的な出会いを描くハートウォーミングストーリー、開店!


小さな駅の中の本屋さん。「読みたい本が見つかる本屋」さんという噂を信じて訪れた倉井。なんとその本やの書庫は、未完成の地下鉄の駅のホームだった! 魅力的な本屋である「金曜堂」が奇跡を起こす! シリーズなので第二弾以降も楽しみ!

全国「駅ラーメン」探訪

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[題名]全国「駅ラーメン」探訪
[著者]鈴木弘毅
[発行]交通新聞社
[定価]800円
[発行日]2018/10/15
駅で手軽に食べられる麺類といえば「駅そば」が定番。しかし、最近駅そば店がラーメンを提供を始めるなど、各地で「駅ラーメン」を味わえるようになってきている。なかには、土地の名産品を使ったご当地ものも。侮れない駅そば店のラーメンとは? ローカル線を救うメニューとはどんなもの? インパクト絶大の変わり種とは…? 10,000杯以上の駅そばを食べ歩いた「駅そば研究家」だからこそ語れる「駅ラーメン」の魅力。


鉄道旅もラーメンも大好きな私にとってはすぐに飛びついてしまった本です。ただし「駅そば」と「駅ラーメン」を同列に扱うことにはちょっと無理があったようです。「駅から徒歩10分以内のご当地ラーメン」としてまとめた方がよかったのではないでしょうか。ちょっと残念でした。


知ってはいけない薬のカラクリ

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[題名]知ってはいけない薬のカラクリ
[著者]谷本哲也
[発行]小学館
[定価]800円
[発行日]2019/4/8
現役医師が明かす”不都合な真実    製薬会社は処方薬について、患者向けにCMを打つのではなく、医者向けのPRや説明会を繰り返す。処方薬を決めるのは患者ではなく、医者だからだ。そしてそこから、医者と製薬会社の癒着関係が発生する。「2000円の接待弁当」「50万円の講演謝礼」など、患者に見えない場所で、多くの医者は製薬会社から金銭を受け取っているのだ。本当に医者はあなたのためにその薬を選んでいるのかーーこれまでベールに包まれてきた「白い巨塔の金脈」を、現役の医師がすべてバラす。副作用のある薬を飲む前に「薬のカラクリ」の一読を。

■内容
・製薬会社は「高級弁当」付き説明会をひらく
・衝撃論文「食事接待が処方を決める」
・薬の値段は適当に決められる
・製薬マネーは薬価の算定委員にも渡る
・医師の副収入は最高額で2900万円
・「処方しないぞ」と寄付金要求
・専門医資格は”資格ビジネス”になっている
ほか


医薬品に関するネガティヴな話題はメディアには載りにくいのです。なぜなら製薬会社からの広告がなくなってしまうから。だから追求がゆるくなってしまいます。2019年から公開された「製薬会社と医師」のデータベースは興味深いです。あなたの主治医やかかりつけ医が製薬会社からいくらほどもらっているのかがわかってしまいます。


数学する身体

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[題名]数学する身体
[著者]森田真生
[発行]新潮社
[定価]490円
[発行日]2018/5/15
数学はもっと人間のためにあることはできないのか。最先端の数学に、身体の、心の居場所はあるのか。身体能力を拡張するものとして出発し、記号と計算の発達とともに抽象化の極北へ向かってきたその歴史を清新な目で見直す著者は、アラン・チューリングと岡潔という二人の巨人へと辿り着く。数学の営みの新たな風景を切りひらく俊英、その煌めくような思考の軌跡。小林秀雄賞受賞作。


人間は三個以下の物については、数えなくてもその個数を正確に把握できるが、四個あたりを境にしてこの能力は消えていく。手の指を使えば10までは数えることが比較的簡単に可能になる。文字ができると、やがて表意文字や表音文字に変わっていったが、数を表す文字はそのための専用の記号として残り、「数字」が誕生した。「3」までは「1」を表す記号を二個あるいは三個並べて表すのか基本だが、「4」以上は同じ記号が四個や五個並んでいることを正確に把握できないので、別の文字を使う方が合理的である。多くの言語の数字も「4」もしくは「5」を境に独自の記号を文字としている。漢数字を考えるとよくわかる。

上記以外は難しい内容だった。


海の見える理髪店

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[題名]海の見える理髪店
[著者]荻原 浩
[発行]集英社
[定価]580円
[発行日]2019/5/25
直木賞受賞作 待望の文庫化!
人生に訪れる喪失と、ささやかな希望の光---心に染みる儚く愛おしい家族の小説集。
店主の腕に惚れて、有名俳優や政財界の大物が通いつめたという伝説の理髪店。僕はある想いを胸に、予約をいれて海辺の店を訪れるが・・・「海の見える理髪店」。独自の美意識を押し付ける画家の母から逃れて十六年。弟に促され実家に戻った私が見た母は・・・「いつか来た道」。人生に訪れる喪失と向き合い、希望を見出す人々を描く全6編。父と息子、母と娘など、儚く愛おしい家族小説集。直木賞受賞作。



人生の喪失と希望をえがいた短編集。直木賞受賞作で注目していたが、文庫化されたので読んでみた。家族っていいのかな? 一人っていいのかな? よくわからないけれど、今ある現実を見つめなおし、満足することとしよう。


食堂のおばちゃん(6)あの日の親子丼

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[題名]食堂のおばちゃん(6)あの日の親子丼
[著者]山口恵以子
[発行]角川春樹事務所
[定価]620円
[発行日]2019/7/18
「日替わり、牛スジ麻婆」「韓国風海苔巻き、初登場!」「定番の鰯のカレー揚げ」「締めは、茶がゆか親子丼」・・・姑の一子と嫁の二三、通いの万里の三人で営む「はじめ食堂」は常連客でいつも賑やか。そんなある日のランチタイム、お客の様子が、どうもおかしい。馴染みのOLの一人が、そっと耳うちしてくれた。「ネットにはじめ食堂の悪口がー」あることないこと、ネットに大量投稿されているという・・・。家庭的な美味しい料理とたっぷりの人情で、大人気の「食堂のおばちゃん」シリーズ、第六弾、ますます絶好調!


 万里の料理のセンスが買われてスカウトされた! しかしそれは罠であり、「はじめ食堂」を陥れるための策略であった。周りの人のアドバイスで気が付いた万里は、その申し出を断った。一件落着と思いきや、しばらくするとSNSに「はじめ食堂」の悪口が意図的に大量に投稿され、評判が落ち客足も落ちてしまう。しかし有名ブロガーのアドバイスで、お客さんがSNSに「はじめ食堂」の現状を写真付きで紹介することで危機を脱した。逆境に強い「はじめ食堂」は今日も健在である。

学校の「当たり前」をやめた。 ー生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革ー

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[題名]学校の「当たり前」をやめた。 ー生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革ー
[著者]工藤 勇一
[発行]時事通信社
[定価]1,980円
[発行日]2018/12/1
東京のど真ん中に学校の常識をみんなひっくり返している公立中学校長がいる!
宿題は必要ない。固定担任制も廃止。中間・期末テストも廃止。
多くの全国の中学校で行われていることを問い直し、本当に次世代を担う子どもたちにとって必要な学校の形を追求する、千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長。
自ら学習し、将来を切り拓く力は「自律」。大人が手を掛けすぎて、挙句の果てに、何でも他人のせいにするようなことにならないよう、中1から中3までの授業や行事を組みかえる。生徒や保護者に強く支持される学校づくりの全貌がここに。


発想の転換がすごい校長先生だ。修学旅行も企画型に変えてしまうとは。おもしろそうな中学校だ。先生同士のいじめが問題になっている神戸の学校の元校長先生に読んでもらいたい。同じ校長でも全く違うのだぞ、ということを。

神様の定食屋

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[題名]神様の定食屋
[著者]中村颯希
[発行]双葉社
[定価]611円
[発行日]2018/1/12
両親を事故で失った高坂哲史は、妹とともに定食屋「てしをや」を継ぐことに。ところが料理ができない哲史は、妹に罵られてばかり。ふと立ち寄った神社で、「いっそ誰かに体を乗っ取ってもらって、料理を教えてほしい」と愚痴をこぼしたところ、なんと神様が現れて、魂を憑依させられてしまった。魂に料理を教わる代わりに、その魂が望む相手に料理を振舞い、未練を解消してやってほしいということらしい。母親から息子へ。店主から常連へ。姑から嫁へ、夫から妻へーー。料理には誰かの想いがこもっていることを実感する、読んで心が温まる一冊。


本当に神様が出てきて憑依させられたことによる様々な物語。ストーリー的にはちょっとずるい感じもするが、ほのぼのとした読後感は悪くない。


菜の花食堂のささやかな事件簿

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[題名]菜の花食堂のささやかな事件簿
[著者]碧野 圭
[発行]大和書房
[定価]702円
[発行日]2016/3/15
「自分が食べるためにこそ、おいしいものを作らなきゃ」菜の花食堂の料理教室は今日も大盛況。オーナーの靖子先生が優希たちに教えてくれるのは、美味しい料理のレシピだけじゃなく、ささやかな謎の答えと傷ついた体と心の癒し方…?イケメンの彼が料理上手の恋人に突然別れを告げたのはなぜ?美味しいはずのケーキが捨てられた理由は?小さな料理教室を舞台に『書店ガール』の著者がやさしく描き出す、あたたかくて美味しい極上のミステリー!書き下ろし。



住宅街にある菜の花食堂。そこでは月に二回行われている料理教室をめぐる短編連作ミステリー。最近、こんな食堂・弁当とからめた短編連作ミステリーが多いのか、それとも自分が好んで読んでいるのか。たぶん後者だろうなぁ。


ひかりの魔女

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[題名]ひかりの魔女
[著者]山本甲士
[発行]双葉社
[定価]720円
[発行日]2017/6/7
浪人生の真崎光一は一日中家にいる。そこへ祖母が同居することになった。
小柄で温厚で普通のおばあちゃん……と思ったらなんだかめちゃめちゃ多くの人に慕われてるし!?
周囲の問題解決してるし! たちまち家庭の状況も好転してるし!! うちのばあちゃん、一体何者!?
ばあちゃんにひっついていた光一だけが目にした奇跡の数々。
これぞ痛快、スーパーおばあちゃん小説!


真崎ひかる、85歳。この本の主人公のおばあちゃんだ。優しいうそをつくことで、周囲の問題を解決してしまうスーパーばあちゃんなのだ。書道教室での教え子には、スーパーの店長や一流企業の役員、そして暴力団の組長などがいるが、皆からめちゃくちゃ慕われている。それも優しいうそが取り持つ縁だ。いやぁ、面白かった!


秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本

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[題名]秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本
[著者]J・ウォーリー・ヒギンズ
[発行]光文社
[定価]1,500円
[発行日]2019/1/15
ふつうモノクロでしか見ることのできない昭和30年代の日本を、カラー写真で記録していた人物がいた。アメリカ出身、日本と日本の鉄道をこよなく愛する元祖「カラー撮り鉄」、J・ウォーリー・ヒギンズ。駐留米軍軍属として来日後、国鉄の顧問に。日本全国をくまなく訪問し、趣味の鉄道写真を中心に、当時としては超贅沢なカラーフィルムで日本の風景を多数撮影してきた。

半世紀以上の歳月を経て、今なお色褪せない最上質のコダクロームの6000枚の中から、選りすぐりの382枚を、当時の思い出話とともに公開する。鉄道写真に写り込んだ、生活感あふれる風景ポートレートの数々には、東京五輪を前に激変する東京の様子や、今では失われてしまった懐かしい地方の町の風景、人々の様子が記録されている。


 昭和30年代の日本の写真といえば、ほとんど白黒でした。アメリカ人がコダックのカラーフィルムを使って撮影した記録がこの本です。元祖「カラー撮り鉄」です。東京だけでなく日本各地の懐かしい様子が詰まっています。


ことばのトリセツ

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[題名]ことばのトリセツ
[著者]黒川伊保子
[発行]集英社
[定価]780円
[発行日]2019/6/12
よかれと思って発した言葉、意味は合っていても、その印象は語感でまったく変わります。
「感謝します」は距離感を作り、「ありがとう」は親愛の情を伝え、「はい」は忠誠心、「ええ」は知性を感じさせます。
本書は著者が人工知能研究において「ことば」の感性に着目して以来、28年にも及ぶ「語感分析」の成果をまとめた1冊です。
たとえば、「さぁ、帰ろう」「そろそろだね」などのS音は爽やかな印象を与えますが、デートの最後にはNG。包み込む音オを使った「送るよ」「おやすみを言わなきゃね」などを使ったほうが効果的です。
また、「ポルシェ」のP音は光を、「ひかり」は圧倒的なスピード感を、「のぞみ」は居心地の良さを感じさせるなど、名前の「音」がもたらす影響や効果も論じます。
男女関係、職場の上下関係、ネーミング会議、あらゆる場で役に立つことばづかいの極意が満載の、まさに「ことばのトリセツ」です。


「語感」の本です。赤ちゃんが胎内にいるときにもおかあさんの言葉は語感として届いているんですね。ビックリしました。また英語とドイツ語は子音中心の言語で、イタリア語と日本語は母音中心の言語だそうです。と書いたけど、日本語には、大和言葉由来(訓読み)の「いのち、うみ、こころ、ありがとう」などは母音派で、漢語由来(音読み)の「生命、海洋、精神、感謝」などは子音派であり、なんとハイブリッドになっているのです。すごいですね。
『ことばは、脳の中に「世界」を作り出していて、あらゆる謎を解く鍵なのだ。』


天久鷹央の推理カルテ5 神秘のセラピスト

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[題名]天久鷹央の推理カルテ5 神秘のセラピスト
[著者]知念実希人
[発行]新潮社
[定価]590円
[発行日]2017/3/20

白血病が再発し、骨髄移植でしか助かる見込みがない少女・羽村里奈。だが、複数回に及ぶ化学療法を経ても病気が完治しなかったことで医療不信に陥った彼女の母親は、移植を拒否し、左手に聖痕を持つ預言者の言葉に縋るようになってしまう・・・。少女を救えるのは、医療か、奇蹟か。神秘的な現象を引き起こす病気の正体とは。天医会総合病院の天才女医・天久鷹央が奇蹟の解明に挑む。


メディカルミステリーとしてはかなり興味深く読んでいます。まぁちょっと大げさなこともあるけれど、登場人物も個性的でおもしろいし、楽しく読んでいます。


天久鷹央の推理カルテ(4) 〜悲恋のシンドローム〜

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[題名]天久鷹央の推理カルテ(4) 〜悲恋のシンドローム〜
[著者]知念実希人
[発行]新潮社
[定価]590円
[発行日]2018/11/10
小鳥。この事件は、お前が解決するんだ。天医会総合病院の看護師、相馬若菜から友人の殺害事件について相談をうけた天久鷹央(あめくたかお)と小鳥遊(たかなし)優。喜び勇んで謎の解明にあたる鷹央だったが、その過程で“事件から手を引く”と宣言する。なぜ、彼女ではこの謎を解けないのか。そして、死の現場から“瞬間移動”した遺体に隠された真実とはーー。驚きのどんでん返しと胸を打つクライマックスが待つ、メディカル・ミステリー第4弾。


 楽しいメディカルミステリーの第四弾です。「迷い込んだ呪い」はなんとなく謎がわかった気がしながら読んでました。「瞬間移動した女」は、いったん解決したと思った事件が、最後に大きなどんでん返しがありました!


天久鷹央の推理カルテ(3) 〜密室のパラノイア〜

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[題名]天久鷹央の推理カルテ(3) 〜密室のパラノイア〜
[著者]知念実希人
[発行]新潮社
[定価]590円
[発行日]2018/11/10
密室殺人。犯人は、病気(アイツ)だ。呪いの動画によって自殺を図った女子高生。男性に触れられた瞬間、肌に異常をきたす女性。そして、密室で溺死した病院理事長の息子……。常識的な診断や捜査では決して真相にたどり着けない不可解な事件。解決できるのは、怜悧な頭脳と厖大な知識を持つ変人女医・天久鷹央(あめくたかお)、ただ一人。日常に潜む驚くべき“病”と事件の繋がりを解明する、新感覚メディカル・ミステリー第3弾。


新感覚メディカル・ミステリーの第三弾。短編連作集だが、「密室で溺れる男」だけで100ページあり、これだけでも一冊になる。なるほど、なるほど、と楽しめる作品である。


天久鷹央の推理カルテ(2) 〜ファントムの病棟〜

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[題名]天久鷹央の推理カルテ(2) 〜ファントムの病棟〜
[著者]知念実希人
[発行]新潮社
[定価]590円
[発行日]2018/10/20
その病気(ナゾ)、命にかかわるぞ? 炭酸飲料に毒が混入された、と訴えるトラック運転手。夜な夜な吸血鬼が現れる、と泣きつく看護師。病室に天使がいる、と語る少年。問題患者の巣窟たる統括診断部には、今日も今日とて不思議な症例が舞い込んでくる。だが、荒唐無稽な事件の裏側、その“真犯人”は思いもよらぬ病気で……。破天荒な天才女医・天久鷹央(あめくたかお)が“診断”で解決する新感覚メディカル・ミステリー第2弾。


 天才女医の天久鷹央が活躍するメディカルミステリーの第二弾。なかなか面白い!


天久鷹央の推理カルテ(1)

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[題名]天久鷹央の推理カルテ(1)
[著者]知念実希人
[発行]新潮社
[定価]550円
[発行日]2018/10/20
統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な“事件”には思いもよらぬ“病”が隠されていた…?頭脳明晰、博覧強記の天才女医・天久鷹央が解き明かす新感覚メディカル・ミステリー。


天医会総合病院の統括診断部の天才女医による医療ミステリー。NHKのドクターGに似ていると思う。ただ単に病気の診断だけでなく、それに伴うドラマが隠されているのがいいね。

これは経費で落ちません!(6) 〜経理部の森若さん〜

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[題名]これは経費で落ちません!(6) 〜経理部の森若さん〜
[著者]青木祐子
[発行]集英社
[定価]570円
[発行日]2019/7/24
大人気シリーズ第6弾発売!!
  天天コーポレーション広報課の室田千晶が、制服の代金を支払いに経理部へやってきた。人事課の玉村志保に有料なのだと聞いたという。しかし社則では制服は社からの支給のはずで・・・。(第一話)
  キャバクラ副業疑惑のあった役員秘書の有本マリナだったが、麻吹美華は友人に潜入調査を依頼していた。店内を隠し撮りした映像に映っていたものは・・・?(第二話)
  営業部の鎌本は、太陽の大学時代のサークルの後輩である樹菜とつきあっている。鎌本からは惚気とも愚痴ともつかない話をされる一方、太陽のもとには樹菜から頻繁に届く恋愛相談のメールが届き・・・?(第三話)
  有本マリナが密かに勤めるキャバクラで、天天コーポレーションの部長三人が、企業買収専門会社の人間と会っていたらしい。企業買収の危機を図らずも知ってしまった沙名子は・・・(第四話)


愛読するシリーズの第六弾がでました。普通の企業としてはありふれた話なのかもしれませんが、私にとっては新鮮な話ばかりで興味を惹きます。大変ですね、人間関係って。


鉄道時刻表の暗号を解く

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[題名]鉄道時刻表の暗号を解く
[著者]所澤秀樹
[発行]光文社
[定価]820円
[発行日]2017/8/20
第一章 時刻表のむず痒いところ
第二章 昔の時刻表は面白い
第三章 バックナンバーで探る寝台特急の栄枯盛衰
第四章 近頃はつまらなくなったとぼやく御仁へ
第五章 『マイライン東京時刻表』の遊び方

いまやスマホで全てが瞬時に分かる。でも、紙の時刻表が売れ続けているのはなぜか? それは、ネットでは安・近・短の〝正解〟は分かっても、「広域の乗り継ぎ」「途中下車の自由時間」を俯瞰して知りたい場合は紙が圧倒的に便利だから。運賃手計算はボケ防止にもなる。 「目的地にラクに着く」という視点を離れれば、好奇心を掻き立てる広大な世界が目の前に。紙の時刻表ならではの〝非合理の楽しみ〟を味わう旅へ出発進行!


全体を俯瞰できることで「木を見て森を見ず」にならない。スマホでは深みがないし、実際に誤った(最短時間ではないなど)情報だったこともある。時刻表の見方には、少なからず知識が必要だが、暗号というほどおおげさなものではない。慣れてくるとこれほど「楽しい」ことはない、と確信している。個人的には最近は昔の時刻表を眺めることが好きである。


薬も過ぎれば毒となる

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[題名]薬も過ぎれば毒となる
[著者]塔山郁
[発行]宝島社
[定価]730円
[発行日]2019/5/24

 ホテルマンの水尾爽太は、医者から処方された薬を丹念に塗るも足の痒みが治まらず、人知れず悩んでいた。薬をもらいに薬局に行くと、毒島という女性薬剤師が症状についてあれこれ聞いてくる。そして眉根を寄せて、医者の診断に疑問を持ち・・・。ホテル客室の塗り薬紛失事件に、薬の数が足りないと訴える老人、痩身剤を安く売る病院など、毒島は薬にまつわる事件や謎を華麗に解決していく! 病院や薬剤師、薬への正しい向き合い方もわかる一冊です!


 薬剤師さん、大活躍の一冊です。この毒島さんって薬剤師さんはとても変わっていますが、真面目で評価できます。続編が待たれます。


伊勢原市史 ダイジェスト版

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[題名]伊勢原市史 ダイジェスト版
[編集]伊勢原市史編集委員会
[発行]伊勢原市教育委員会
[定価]930円
[発行日]2019/3/31
本書は、全12巻からなる市史本編で積み重ねてきた成果から、市の歴史を理解するうえで必要な75のテーマを厳選し、さらに22のコラムを加えて、わかりやすく解説したものです。古代から現代へ、時代に沿って歴史をたどりながら、「大山」と「民俗」については別の章で取り上げています。永い歴史と数々の文化財が所在する伊勢原の歴史を気軽に学ぶことができます。


 伊勢原市の歴史がダイジェストになっています。一つの項目が見開き2ページになっているので、読みやすくまとまっています。これであなたも伊勢原通?


使える! 「国語」の考え方

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[題名]使える! 「国語」の考え方
[著者]橋本陽介
[発行]筑摩書房
[定価]820円
[発行日]2019/1/10
国語の授業はとかく批判されがちである。つまらない、役に立たない、小説を読む意味はない、といった声が聞こえてくる。そのため、論理力をつけるための内容に変えるべきだという意見も強まっている。でも、それで本当に国語の力はつくのだろうか?そこで、文学、論理といった枠にとらわれないで、読む力・書く力を身につけるための新しい考え方を提案する。これまでなかった国語の授業がここにお披露目される。

第1章 現代文の授業から何を学んだのか?
第2章 小説を読むことの意味を問う
第3章 教科書にのる名作にツッコミをいれる
第4章 「論理的」にもいろいろある
第5章 理解されやすい文章のセオリー
第6章 情報を整理し、ストーリーをつくる
第7章 論理ではなく、論拠を探せ!
第8章 すべての事実は物語られる


若い時は確かに「作者の気持ちを考えろというが、そんなのわかるはずがない」「読み方は人それぞれ違って当たり前だ」なんて思っていました。この本を読むと「文章にして人に伝えるには、論理的な文章を書かないといけない」っていうことがわかります。論理的な日本語の書き方を学び、一次元としての文章力で自分のいいたいことを人に伝えるわけですね。


校閲ガール アラモード

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[題名]校閲ガール アラモード
[著者]宮木あやこ
[発行]KADOKAWA
[定価]560円
[発行日]2017/6/25
出版社の校閲部で働く河野悦子。彼女の周りの人たちにもそれぞれ悩みや驚くべき過去が!他社から引き抜きオファーを受けたファッション誌編集者・森尾。彼氏に仕事を理解してもらえない、カタブツ文芸編集者の藤岩。文学賞落選で荒れる作家に対応する、悦子の天敵(!?)貝塚。同僚のお洒落男子、エリンギ似の部長、悦子を気に入るベテラン作家など個性的な面々が大活躍。仕事への活力が湧くワーキングエンタメ第2弾。


これは「校閲ガール」の続編かと思いきや、主役の河野悦子はほとんどでてきません。その周りのガールだったりガールっぽい人たちにスポットライトを当てた短編集です。最後はおっさんも登場します。これで一息ついて「校閲ガール」シリーズの続編を期待したいです。


日本を貶め続ける朝日新聞との対決 全記録

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[題名]日本を貶め続ける朝日新聞との対決 全記録
[著者]ケント・ギルバート、山岡鉄秀
[発行]飛鳥新社
[定価]1300円
[発行日]2018/12/31
・教科書「書き換え」誤報(1982)、サンゴ捏造記事(1989)、吉田清治証言(1982~92)、慰安婦と挺身隊混同(1991)、首相訪韓直前「軍関与資料」報道(1992)、吉田調書(2014)、英語版記事の印象操作・検索回避問題(2018)・・・・・一貫して日本を貶め続けてきた
・朝日新聞との7回の直接対話で見えてきた“真の闇"とは?
・なぜ誤解を生む表現にこだわり、最重要の訂正記事2本だけを英語圏の読者に読ませないようにしたのか?

「本書所収の朝日新聞の回答は、同社の本質を研究する上での第一級資料です。日本という国と日本人を貶(おとし)めるためなら、手段を選ばず、不都合な問題を隠し通す。これまで幾度も同じパターンの報道不祥事を起こしてきた故意犯・確信犯の体質が、彼ら自身のことばで余すところなく語られています」


朝日新聞による従軍慰安婦報道を中心にして、全体の報道姿勢について、朝日新聞社への申し入れとその回答などを全て記録して分析した本。

進歩的文化人の多くは朝日新聞が好きなのだろうが、我が国をこれほどまでに貶めていることに気がついてほしい。メディアという言葉には「公正・中立」という意味があるが、そういう意味では朝日新聞はメディアではない。ましてジャーナリズムでもない。


追記:日韓関係悪化も、この従軍慰安婦報道からおかしくなってしまったと思われる。朝日新聞社の責任は重い。


前に進む力 ー Keep Going

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[題名]前に進む力 ー Keep Going
[著者]両角 速
[発行]東海教育研究所
[定価]1,500円
[発行日]2019/5/18
東海大学陸上競技部駅伝チームを率いて8年。ついに悲願の箱根駅伝初制覇を成し遂げた。2011年より母校駅伝チームの指揮を託されるも、翌年には40年続いていた箱根駅伝本戦連続出場がストップ。高校生相手の指導法との違いに迷うも、「どん底」から這い上がるため「東海メソッド」と呼ばれる科学的トレーニングやアメリカの最先端トレーニングを導入し、大学生ランナーとともに挑戦を続けてきた。そして箱根駅伝で初の総合優勝。見極めた大学生への指導法とは?黄金世代と称される有力選手をどのように呼び込んだのかーー。栄光を手にするまでの8年間を振り返る。


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 2019年正月。箱根駅伝で初優勝を飾った母校の駅伝チーム監督の自伝です。直筆のサイン入りの本をいただきました。高校駅伝日本一から母校東海大学の監督に凱旋したものの、箱根駅伝シード落ち、さらに予選会での敗北となかなかうまくいかなかった就任早々。そして一からチーム作りをして徐々に好成績をあげるようになり、ついに勝ち取った箱根駅伝の優勝!!! パチパチパチ   そして  8888888(笑)    両角監督、いい顔しています。



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