(2007年の旅です)

9月17日の行程(2)
さて
日南線の列車は快速日南マリーン号です。2両セミクロスで、進行方向海側の座席に座ることができました。宮崎駅を出るとすぐに大淀川を渡ります。天候は台風一過のように晴天になってきました。少しずつ気温も上がってきているようです。


快速日南マリーン号

車窓(大淀川)
青島駅付近では南国ムードが漂ってきます。天気はますますよくなり、これで雨の心配も完全になくなりました。ただし海の波は高いままです。内海(うちうみ)駅~小内海(こうちうみ)駅間では
鬼の洗濯岩の奇景が車窓からも眺められます。伊比井(いびい)駅~油津駅までは内陸部を通りますが、油津駅~南郷駅間はまた海沿いで車窓が楽しいです。

車窓(青島付近) ◇ 鬼の洗濯岩

波は高い


車窓(油津~南郷)
南郷駅からは再び内陸部を通るりますが、終点の志布志駅に近づくにつれてまた海沿いになります。そして宮崎駅発車から2時間半後に終点の志布志駅に到着しました。これで日南線に完乗です。1987年までは、志布志からは
志布志線と
大隅線が分岐していましたが、今は単なる終着駅です。

車窓(志布志手前)


志布志駅
駅に到着したら、友人から電話が入りました。
友「これから都城へ行くから、一緒に食事しよう」
私「わかった。都城に18時19分に着く特急があるから、それにでも乗ってくるのか?」
友「車で行くよ、車で!」
私「車で来たら、一杯飲めないじゃん」
友「今日は、都城に泊まるよ」
私「えっ! そりゃ、ありがたいけど、明日仕事だろ?」
友「朝、5時頃起きて帰ればいいんだよ。なーに、宮崎と都城は意外に近いんだよ」
私「じゃ、ゆっくりと酒を飲み交わそう」
友「知っている店をこれから予約しておくから。ところで何時頃に都城へ着く予定だい?」
私「これからバスで移動するから17時30分頃には都城駅に着く」
友「じゃ18時頃にホテルのロビーで待ち合わせよう」
私「わかった。じゃ、また。」
持つべきものは友ですね。そして携帯電話もです(笑)。
志布志駅からは志布志港が近いというので、テクテクと歩き始めましたが、とても暑い! 猛暑になってきました。志布志港の入口まで行って引き返してきました。

志布志駅近くの公園 ◇ 志布志港
志布志からは鹿児島交通のバスで今日の宿泊先である都城へ向かいます。志布志駅の本屋さんで“都城行きのバス停”を尋ねたところ、最寄りの志布志駅上バス停はわかりましたが、そこに都城行きのバスが通るかどうかはわかりませんでした。志布志駅上バス停に行き、バス時刻表を見ると都城行きはありません。反対側のバス停の時刻表にも都城行きはありません。手元に準備していった時刻表を見直すと、志布志駅上に15時46分に発車することになっていますが、さっき確認したようにそのバス停の時刻表に都城行きは記載されていませんでした。暑い中を志布志港まで歩いて行ったために、時間がだんだんなくなってきました。そこで近くのホテルポラリスのフロントへ行き尋ねましたが、詳しくは知らないといいます。しかしさすがはホテルです。志布志近辺のバス時刻表というパンフレットが用意されていました。それによると時刻が若干変わったらしく16時に志布志バス停から出発すると記載がありました。志布志バス停までの行き方を教えてもらい、バックパックで再び5分ほど歩いて、汗をビッショリとかいて、やっとみつかりました。時刻は15時55分。ギリギリセーフです。

志布志バス停 ◇ 車窓
バスに乗り、運転手さんの真後ろに座りました。すると運転手さんが「そこの真上のエアコンは故障しているのでそんなに涼しくないよ」と丁寧にも教えてくれました。それでもバス全体にエアコンは効いているのでそのまま席は移動しませんでしたが、なかなか優しい運転手さんです。バスは志布志高校前から大量の高校生を乗せ、細い道を右に左にカーブをしながら走っていきます。約1時間半で都城駅に到着しました。ホテルまではわずか徒歩3分ほどです。
日南線【宮崎12:27~14:52志布志】快速日南マリーン号 [日南線完乗]
鹿児島交通(バス)【志布志16:00~17:35都城】 980円
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