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総理にされた男

総理にされた男 のコピー
[題名]総理にされた男
[著者]中山七里
[発行]宝島社
[定価]700円
[発行日]2018/12/20
「しばらく総理の替え玉をやってくれ」総理そっくりの容姿に目をつけられ、俺は官房長官に引っさらわれた。意識不明の総理の代理だというが、政治知識なんて俺はかけらも持ってない。突如総理にされた売れない役者・加納へ次々に課される、野党や官僚との対決に、海外で起こる史上最悪の事件!? 怒涛の展開で政治経済外交に至る日本の論点が一挙にわかる、痛快エンタメ小説!


 総理にそっくりの売れない役者が、突然総理になったらという奇想天外な小説。与党内の派閥にもまれ、野党と対峙し、官僚と対決する姿は痛快である。そして某国の日本大使館がテロに占拠され30人弱の日本人が人質となり、最悪なことに犠牲者も出てしまう。さて、総理はどう対応するのか?
アメリカとイランの緊張が高まり、同盟国の日本で開催される東京オリンピックでのテロも危惧される中、注目すべき小説である。


ペンギン鉄道 なくしもの係

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[題名]ペンギン鉄道 なくしもの係
[著者]名取佐和子
[発行]幻冬舎
[定価]690円
[発行日]2018/11/25
電車での忘れ物を保管する遺失物保管所、通称・なくしもの係。そこにいるのはイケメン駅員となぜかペンギン。不思議なコンビに驚きつつも、訪れた人はなくしものとともに、自分の中に眠る忘れかけていた大事な気持ちを発見していく…。ペンギンの愛らしい様子に癒されながら、最後には前向きに生きる後押しをくれるハートウォーミング小説。


「金曜日の本屋さん」シリーズを読んでみて同じ作者のこの本を読んでみた。大和北鉄道波浜線の海狭間駅にある車内での忘れ物を保管するなくしもの係の物語。(ちなみに海狭間駅は鶴見線の海芝浦駅がモデルだと鉄ちゃんならすぐわかる。)前段の3つの章がばらばらのようで最後の第4章でまとまる形になっている。家族、仕事、人生、出会いなどの悲哀から喜びもあり、涙が出そうになった。(結局でなかったけど(笑))


金曜日の本屋さん(4)冬のバニラアイス

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[題名]金曜日の本屋さん(4)冬のバニラアイス
[著者]名取佐和子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2018/2/18
読みたい本が見つかる駅ナカ書店「金曜堂」。アルバイト店員の倉井史弥は、すっかり店にも馴染み、日々お客様に寄り添って、業務に励んでいる。とはいえ、じつは大型書店「知海書房」の御曹司である彼は、将来についていよいよ考えねばならない時期でもあった。幼い頃に別れた母との再会、イベントごとになぜか浮き沈みする金髪オーナー・ヤスとそれを案じる栖川、南店長への想い・・・大忙しの冬をこえて、倉井が見つけ出すものは? シリーズ最終巻、ほっこり胸キュンなラストを迎えます!


駅ナカの小さな書店「金曜堂」の物語もついにエピローグを迎えました。小さな書店だけど大きな倉庫があり、なんでもそろう奇跡の書店です。ぜひ、続編を期待したいな。

金曜日の本屋さん(3)秋とポタージュ

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[題名]金曜日の本屋さん(3)秋とポタージュ
[著者]名取佐和子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2017/8/18
小さな駅ナカ書店“金曜堂”。名物店長の南、金髪のオーナー・ヤスさん、喫茶担当イケメン栖川、そして年上の南に想いを寄せる学生アルバイト・倉井の四人が働く店には、様々な想いを抱き「いまの自分にぴったりの一冊」を求める客が訪れる。ある日、倉井に大学内で話しかけてきた女子学生たちが、ひょんなことから一日だけ“金曜堂”を手伝うことに。けれども、同じ同好会だというふたりの仲は、どう見てもぎくしゃくしていて…。温かな感動を呼ぶ人と本との出会いの物語、シリーズ第三弾。


 本を読む、本を知るだけで世界が広がります。ところが、同じ本でも単行本と文庫本では若干異なることがあり、誤解につながることもあります。それがわかるのがこの書店なのです。


金曜日の本屋さん(2)夏とサイダー

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[題名]金曜日の本屋さん(2)夏とサイダー
[著者]名取佐和子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2018/7/18

 “読みたい本が見つかる”と評判の駅ナカ書店・金曜堂は、アルバイトの倉井以外の三人全員が、地元・野原高校出身者。その金曜堂に、夏休みを前に現役野原高生・東膳紗世が訪ねてきた。「これぞ青春!」という高校生活を送りたい紗世は、卒業アルバムで見た店長の槙乃をはじめとする「読書同好会」メンバーのキラキラした姿に憧れ、会を復活させたくて相談にきたのだという。けれど、大の本好きなはずの店長の反応が意外にも薄くて・・・。人と本との“運命の出会い”を描く大好評シリーズ、第二弾。


 金曜堂のネガティブな謎が少しずつ判明してきます。その思いがあっての現在の金曜堂なのです。読書同好会の復活はあるのか? そして子猫はどうなる? 倉井君も金曜堂になじんできたようですね。


金曜日の本屋さん(1)

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[題名]金曜日の本屋さん
[著者]名取佐和子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2017/5/8

ある日、「北関東の小さな駅の中にある本屋は“読みたい本が見つかる本屋"らしい」という
ネット上の噂を目にした大学生の倉井史弥。病床の父に以前借りた本を返すように言われたが、じつは失くしてしまっていた。藁にもすがる思いで、噂の駅ナカ書店「金曜堂」を訪ねる彼を出迎えたのは、底抜けに明るい笑顔の女店長・南槇乃。倉井は南に一目惚れして・・・。人と本との運命的な出会いを描くハートウォーミングストーリー、開店!


小さな駅の中の本屋さん。「読みたい本が見つかる本屋」さんという噂を信じて訪れた倉井。なんとその本やの書庫は、未完成の地下鉄の駅のホームだった! 魅力的な本屋である「金曜堂」が奇跡を起こす! シリーズなので第二弾以降も楽しみ!

海の見える理髪店

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[題名]海の見える理髪店
[著者]荻原 浩
[発行]集英社
[定価]580円
[発行日]2019/5/25
直木賞受賞作 待望の文庫化!
人生に訪れる喪失と、ささやかな希望の光---心に染みる儚く愛おしい家族の小説集。
店主の腕に惚れて、有名俳優や政財界の大物が通いつめたという伝説の理髪店。僕はある想いを胸に、予約をいれて海辺の店を訪れるが・・・「海の見える理髪店」。独自の美意識を押し付ける画家の母から逃れて十六年。弟に促され実家に戻った私が見た母は・・・「いつか来た道」。人生に訪れる喪失と向き合い、希望を見出す人々を描く全6編。父と息子、母と娘など、儚く愛おしい家族小説集。直木賞受賞作。



人生の喪失と希望をえがいた短編集。直木賞受賞作で注目していたが、文庫化されたので読んでみた。家族っていいのかな? 一人っていいのかな? よくわからないけれど、今ある現実を見つめなおし、満足することとしよう。


食堂のおばちゃん(6)あの日の親子丼

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[題名]食堂のおばちゃん(6)あの日の親子丼
[著者]山口恵以子
[発行]角川春樹事務所
[定価]620円
[発行日]2019/7/18
「日替わり、牛スジ麻婆」「韓国風海苔巻き、初登場!」「定番の鰯のカレー揚げ」「締めは、茶がゆか親子丼」・・・姑の一子と嫁の二三、通いの万里の三人で営む「はじめ食堂」は常連客でいつも賑やか。そんなある日のランチタイム、お客の様子が、どうもおかしい。馴染みのOLの一人が、そっと耳うちしてくれた。「ネットにはじめ食堂の悪口がー」あることないこと、ネットに大量投稿されているという・・・。家庭的な美味しい料理とたっぷりの人情で、大人気の「食堂のおばちゃん」シリーズ、第六弾、ますます絶好調!


 万里の料理のセンスが買われてスカウトされた! しかしそれは罠であり、「はじめ食堂」を陥れるための策略であった。周りの人のアドバイスで気が付いた万里は、その申し出を断った。一件落着と思いきや、しばらくするとSNSに「はじめ食堂」の悪口が意図的に大量に投稿され、評判が落ち客足も落ちてしまう。しかし有名ブロガーのアドバイスで、お客さんがSNSに「はじめ食堂」の現状を写真付きで紹介することで危機を脱した。逆境に強い「はじめ食堂」は今日も健在である。

神様の定食屋

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[題名]神様の定食屋
[著者]中村颯希
[発行]双葉社
[定価]611円
[発行日]2018/1/12
両親を事故で失った高坂哲史は、妹とともに定食屋「てしをや」を継ぐことに。ところが料理ができない哲史は、妹に罵られてばかり。ふと立ち寄った神社で、「いっそ誰かに体を乗っ取ってもらって、料理を教えてほしい」と愚痴をこぼしたところ、なんと神様が現れて、魂を憑依させられてしまった。魂に料理を教わる代わりに、その魂が望む相手に料理を振舞い、未練を解消してやってほしいということらしい。母親から息子へ。店主から常連へ。姑から嫁へ、夫から妻へーー。料理には誰かの想いがこもっていることを実感する、読んで心が温まる一冊。


本当に神様が出てきて憑依させられたことによる様々な物語。ストーリー的にはちょっとずるい感じもするが、ほのぼのとした読後感は悪くない。


菜の花食堂のささやかな事件簿

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[題名]菜の花食堂のささやかな事件簿
[著者]碧野 圭
[発行]大和書房
[定価]702円
[発行日]2016/3/15
「自分が食べるためにこそ、おいしいものを作らなきゃ」菜の花食堂の料理教室は今日も大盛況。オーナーの靖子先生が優希たちに教えてくれるのは、美味しい料理のレシピだけじゃなく、ささやかな謎の答えと傷ついた体と心の癒し方…?イケメンの彼が料理上手の恋人に突然別れを告げたのはなぜ?美味しいはずのケーキが捨てられた理由は?小さな料理教室を舞台に『書店ガール』の著者がやさしく描き出す、あたたかくて美味しい極上のミステリー!書き下ろし。



住宅街にある菜の花食堂。そこでは月に二回行われている料理教室をめぐる短編連作ミステリー。最近、こんな食堂・弁当とからめた短編連作ミステリーが多いのか、それとも自分が好んで読んでいるのか。たぶん後者だろうなぁ。


ひかりの魔女

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[題名]ひかりの魔女
[著者]山本甲士
[発行]双葉社
[定価]720円
[発行日]2017/6/7
浪人生の真崎光一は一日中家にいる。そこへ祖母が同居することになった。
小柄で温厚で普通のおばあちゃん……と思ったらなんだかめちゃめちゃ多くの人に慕われてるし!?
周囲の問題解決してるし! たちまち家庭の状況も好転してるし!! うちのばあちゃん、一体何者!?
ばあちゃんにひっついていた光一だけが目にした奇跡の数々。
これぞ痛快、スーパーおばあちゃん小説!


真崎ひかる、85歳。この本の主人公のおばあちゃんだ。優しいうそをつくことで、周囲の問題を解決してしまうスーパーばあちゃんなのだ。書道教室での教え子には、スーパーの店長や一流企業の役員、そして暴力団の組長などがいるが、皆からめちゃくちゃ慕われている。それも優しいうそが取り持つ縁だ。いやぁ、面白かった!


天久鷹央の推理カルテ5 神秘のセラピスト

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[題名]天久鷹央の推理カルテ5 神秘のセラピスト
[著者]知念実希人
[発行]新潮社
[定価]590円
[発行日]2017/3/20

白血病が再発し、骨髄移植でしか助かる見込みがない少女・羽村里奈。だが、複数回に及ぶ化学療法を経ても病気が完治しなかったことで医療不信に陥った彼女の母親は、移植を拒否し、左手に聖痕を持つ預言者の言葉に縋るようになってしまう・・・。少女を救えるのは、医療か、奇蹟か。神秘的な現象を引き起こす病気の正体とは。天医会総合病院の天才女医・天久鷹央が奇蹟の解明に挑む。


メディカルミステリーとしてはかなり興味深く読んでいます。まぁちょっと大げさなこともあるけれど、登場人物も個性的でおもしろいし、楽しく読んでいます。


天久鷹央の推理カルテ(4) 〜悲恋のシンドローム〜

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[題名]天久鷹央の推理カルテ(4) 〜悲恋のシンドローム〜
[著者]知念実希人
[発行]新潮社
[定価]590円
[発行日]2018/11/10
小鳥。この事件は、お前が解決するんだ。天医会総合病院の看護師、相馬若菜から友人の殺害事件について相談をうけた天久鷹央(あめくたかお)と小鳥遊(たかなし)優。喜び勇んで謎の解明にあたる鷹央だったが、その過程で“事件から手を引く”と宣言する。なぜ、彼女ではこの謎を解けないのか。そして、死の現場から“瞬間移動”した遺体に隠された真実とはーー。驚きのどんでん返しと胸を打つクライマックスが待つ、メディカル・ミステリー第4弾。


 楽しいメディカルミステリーの第四弾です。「迷い込んだ呪い」はなんとなく謎がわかった気がしながら読んでました。「瞬間移動した女」は、いったん解決したと思った事件が、最後に大きなどんでん返しがありました!


天久鷹央の推理カルテ(3) 〜密室のパラノイア〜

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[題名]天久鷹央の推理カルテ(3) 〜密室のパラノイア〜
[著者]知念実希人
[発行]新潮社
[定価]590円
[発行日]2018/11/10
密室殺人。犯人は、病気(アイツ)だ。呪いの動画によって自殺を図った女子高生。男性に触れられた瞬間、肌に異常をきたす女性。そして、密室で溺死した病院理事長の息子……。常識的な診断や捜査では決して真相にたどり着けない不可解な事件。解決できるのは、怜悧な頭脳と厖大な知識を持つ変人女医・天久鷹央(あめくたかお)、ただ一人。日常に潜む驚くべき“病”と事件の繋がりを解明する、新感覚メディカル・ミステリー第3弾。


新感覚メディカル・ミステリーの第三弾。短編連作集だが、「密室で溺れる男」だけで100ページあり、これだけでも一冊になる。なるほど、なるほど、と楽しめる作品である。


天久鷹央の推理カルテ(2) 〜ファントムの病棟〜

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[題名]天久鷹央の推理カルテ(2) 〜ファントムの病棟〜
[著者]知念実希人
[発行]新潮社
[定価]590円
[発行日]2018/10/20
その病気(ナゾ)、命にかかわるぞ? 炭酸飲料に毒が混入された、と訴えるトラック運転手。夜な夜な吸血鬼が現れる、と泣きつく看護師。病室に天使がいる、と語る少年。問題患者の巣窟たる統括診断部には、今日も今日とて不思議な症例が舞い込んでくる。だが、荒唐無稽な事件の裏側、その“真犯人”は思いもよらぬ病気で……。破天荒な天才女医・天久鷹央(あめくたかお)が“診断”で解決する新感覚メディカル・ミステリー第2弾。


 天才女医の天久鷹央が活躍するメディカルミステリーの第二弾。なかなか面白い!


天久鷹央の推理カルテ(1)

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[題名]天久鷹央の推理カルテ(1)
[著者]知念実希人
[発行]新潮社
[定価]550円
[発行日]2018/10/20
統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な“事件”には思いもよらぬ“病”が隠されていた…?頭脳明晰、博覧強記の天才女医・天久鷹央が解き明かす新感覚メディカル・ミステリー。


天医会総合病院の統括診断部の天才女医による医療ミステリー。NHKのドクターGに似ていると思う。ただ単に病気の診断だけでなく、それに伴うドラマが隠されているのがいいね。

これは経費で落ちません!(6) 〜経理部の森若さん〜

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[題名]これは経費で落ちません!(6) 〜経理部の森若さん〜
[著者]青木祐子
[発行]集英社
[定価]570円
[発行日]2019/7/24
大人気シリーズ第6弾発売!!
  天天コーポレーション広報課の室田千晶が、制服の代金を支払いに経理部へやってきた。人事課の玉村志保に有料なのだと聞いたという。しかし社則では制服は社からの支給のはずで・・・。(第一話)
  キャバクラ副業疑惑のあった役員秘書の有本マリナだったが、麻吹美華は友人に潜入調査を依頼していた。店内を隠し撮りした映像に映っていたものは・・・?(第二話)
  営業部の鎌本は、太陽の大学時代のサークルの後輩である樹菜とつきあっている。鎌本からは惚気とも愚痴ともつかない話をされる一方、太陽のもとには樹菜から頻繁に届く恋愛相談のメールが届き・・・?(第三話)
  有本マリナが密かに勤めるキャバクラで、天天コーポレーションの部長三人が、企業買収専門会社の人間と会っていたらしい。企業買収の危機を図らずも知ってしまった沙名子は・・・(第四話)


愛読するシリーズの第六弾がでました。普通の企業としてはありふれた話なのかもしれませんが、私にとっては新鮮な話ばかりで興味を惹きます。大変ですね、人間関係って。


薬も過ぎれば毒となる

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[題名]薬も過ぎれば毒となる
[著者]塔山郁
[発行]宝島社
[定価]730円
[発行日]2019/5/24

 ホテルマンの水尾爽太は、医者から処方された薬を丹念に塗るも足の痒みが治まらず、人知れず悩んでいた。薬をもらいに薬局に行くと、毒島という女性薬剤師が症状についてあれこれ聞いてくる。そして眉根を寄せて、医者の診断に疑問を持ち・・・。ホテル客室の塗り薬紛失事件に、薬の数が足りないと訴える老人、痩身剤を安く売る病院など、毒島は薬にまつわる事件や謎を華麗に解決していく! 病院や薬剤師、薬への正しい向き合い方もわかる一冊です!


 薬剤師さん、大活躍の一冊です。この毒島さんって薬剤師さんはとても変わっていますが、真面目で評価できます。続編が待たれます。


校閲ガール アラモード

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[題名]校閲ガール アラモード
[著者]宮木あやこ
[発行]KADOKAWA
[定価]560円
[発行日]2017/6/25
出版社の校閲部で働く河野悦子。彼女の周りの人たちにもそれぞれ悩みや驚くべき過去が!他社から引き抜きオファーを受けたファッション誌編集者・森尾。彼氏に仕事を理解してもらえない、カタブツ文芸編集者の藤岩。文学賞落選で荒れる作家に対応する、悦子の天敵(!?)貝塚。同僚のお洒落男子、エリンギ似の部長、悦子を気に入るベテラン作家など個性的な面々が大活躍。仕事への活力が湧くワーキングエンタメ第2弾。


これは「校閲ガール」の続編かと思いきや、主役の河野悦子はほとんどでてきません。その周りのガールだったりガールっぽい人たちにスポットライトを当てた短編集です。最後はおっさんも登場します。これで一息ついて「校閲ガール」シリーズの続編を期待したいです。


ちょっと一杯のはずだったのに

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[題名]ちょっと一杯のはずだったのに
[著者]志駕 晃
[発行]宝島社
[定価]630円
[発行日]2018/06/20
大ヒット小説『スマホを落としただけなのに』著者の第2作目は、ラジオ局勤務の著者の経験を生かした(?)、ラジオ業界×密室殺人!
FM秋葉原のラジオディレクター・矢嶋直弥は、泥酔して昨夜の記憶がなかった。矢嶋の彼女でFM秋葉原の人気ラジオパーソナリティの西園寺沙也加が、放送直前になっても現れず矢嶋が迎えに行くと、部屋で死んでいた。首に黄色のネクタイが巻かれていて、矢嶋が以前、沙也加からもらったものだった・・・・。警察の取調べを受けているうちに、矢嶋も自信をなくし、殺してしまったのかと思い始める。そんなときラジオ局に、ミステリー好きの弁護士・手塚が、沙也加の遺言を兼ねた番組最終回用のCD-ROMを持って来て・・・・。矢嶋は手塚とともに、事件の真相を追う!
ちょっと酔ったばかりに、矢嶋は沙也加を殺したのか?!


密室物のミステリーです。密室の謎はもちろんのこと、遺言の録音されたCD-ROMの内容がラストまで重要になってきます。落ちも素敵です。


スマホを落としただけなのに(2) 囚われの殺人鬼

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[題名]スマホを落としただけなのに(2) 囚われの殺人鬼
[著者]志駕 晃
[発行]宝島社
[定価]650円
[発行日]2018/11/20

神奈川県警生活安全サイバー犯罪対策課の桐野良一はあるPCから、死体で見つかった女の情報を探っていた。そのPCは、「丹沢山中連続殺人事件」の犯人のものだった。秘密を探るうち、犯人は桐野にある取引を持ちかけーー。その頃、巨額の仮想通貨流出事件が発生。セキュリティ会社で働く美乃里のもとに、ハッカーらしき男からコンタクトがあり…。情報化社会の恐怖を描くサイバー・サスペンス!


前作とはちょっと異なりスケールが大きいです。現在情報化社会の犯罪が描かれています。犯人は足で追いかけるのでなく、コンピューターウイルスと戦いながらネット上で追いかけるのです。犯人のMとはいったい誰なのでしょうか?


家庭教師は知っている

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[題名]家庭教師は知っている
[著者]青柳碧人
[発行]集英社
[定価]620円
[発行日]2019/3/25
「家庭訪問が、必要かもしれません」  家庭内で起きているのは、虐待? それとも──。不可解さが加速するミステリー! いきなり文庫!

 原田は、首都圏で「家庭教師のシーザー」を運営する会社で働いている。大学生のアルバイト講師たちの指導と相談を受け、派遣先の家庭で虐待など深刻な問題がありそうなら自ら家庭訪問を行う。スタッフたちから奇妙な相談が持ち込まれるたび、原田の家に入り浸っている女子高生・リサは「それぞれの家の事情だから放っておけばいい」と言うが……。驚愕のラストが待ち受ける家庭訪問ミステリー。


世の中いろいろな家庭があるんだろうなぁ。原田が家庭訪問を行うのは何か問題がありそうな家。虐待はあるのか、それとも他に何があるのか。親がスクールカウンセラーの家でもとんでもない問題がおこっていた。そして最後のどんでん返し。あぁびっくりした。


我が家のヒミツ

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[題名]我が家のヒミツ
[著者]奥田英朗
[発行]集英社
[定価]560円
[発行日]2018/6/30
どうやら自分たち夫婦には子どもが出来そうにない(『虫歯とピアニスト』)。同期との昇進レースに敗れ、53歳にして気分は隠居である(『正雄の秋』)。16歳になったのを機に、初めて実の父親に会いにいく(『アンナの十二月』)。母が急逝。憔悴した父のため実家暮らしを再開するが(『手紙に乗せて』)。産休中なのに、隣の謎めいた夫婦が気になって仕方がない(『妊婦と隣人』)。妻が今度は市議会議員選挙に立候補すると言い出して(『妻と選挙』)。どこにでもいる普通の家族の、ささやかで愛おしい物語6編。


「どこにでもいる普通の家族」ではないと思いますが、家族あるあるには違いありません。自分が年を重ねてきたせいか、「手紙に乗せて」が一番心に沁みました。


向田理髪店

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[題名]向田理髪店
[著者]奥田英朗
[発行]光文社
[定価]600円
[発行日]2018/12/20
かつては炭鉱で栄えたが、すっかり寂れ、高齢化ばかりが進む北海道苫沢町。理髪店を営む向田康彦は、札幌で働く息子の「会社を辞めて店を継ぐ」という言葉に戸惑うが・・・(表題作)。異国からやってきた花嫁に町民たちは興味津々だが、新郎はお披露目をしたがらなくて(「中国からの花嫁」)。過疎の町のさまざまな騒動と人間模様を、温かくユーモラスに描く連作集。


 炭鉱で栄えた苫沢町が舞台。今では高齢者ばかりで子供達は札幌や都会へ出てしまう。どうみても夕張がモデルになっているなぁと思う。そんな過疎の町で起こるいろいろな事件とそれに対する町民の反応がリアルである。日本人の原型が描かれているように感じた。


うちの子が結婚しないので

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[題名]うちの子が結婚しないので
[著者]柿谷美雨
[発行]新潮社
[定価]630円
[発行日]2019/4/1

 老後の準備を考え始めた千賀子は、ふと一人娘の将来が心配になる。 28歳独身、彼氏の気配なし。自分たち親の死後、娘こそ孤独な老後を送るんじゃ・・・? 不安を抱えた千賀子は、親同士が子供の代わりに見合いをする「親婚活」を知り参加することに。しかし嫁を家政婦扱いする年配の親、家の格の差で見下すセレブ親など、現実は厳しい。果たして娘の良縁は見つかるか。親婚活サバイバル小説!


 「親婚活」という話だけど、それって過保護すぎると思います。これから乗り越えなきゃいけないことが人生には山積しているのに、親がいろいろと手伝いすぎるのは心配ですねぇ。しかし結婚しない人が増えている今の時代ではやむを得ないことなのでしょうか。昔と違って、コンビニや家庭電化製品があれば一人でも暮らしていけるようになったことを喜ぶことはできないのでしょうか? 意外と難しい問題ですね。


スープ屋しずくの謎解き朝ごはん(4) 〜まだ見ぬ場所のブイヤベース〜

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[題名]スープ屋しずくの謎解き朝ごはん(4)
[著者]友井羊
[発行]宝島社
[定価]650円
[発行日]2018/12/20
累計33万部突破の人気シリーズ第4弾! 早朝にひっそりと営業しているスープ屋「しずく」には、今日もさまざまな悩みや謎が舞い込んでくる。店主の娘・露の同級生が金縛りに遭い、さらには母親に幽霊が憑いている!?「おばけがきえたあとにおやすみ」。カルガモのジビエをなぜか食べられない「野鳥の記憶は水の底に」。亡くなった大叔父が隠したらしいお宝を探す「大叔父の宝探し」。調理実習中に起きたスープ事件「まじわれば赤くなる」。理恵に転職の話が舞い込む!? 「私の選ぶ白い道」など、全5話。


謎を解きながら元気を与えてくれるスープ屋しずくの店長の麻野さん。こんなお店があったらいいですね。麻野さんと理恵さんは、今後どうなるのかな?


スープ屋しずくの謎解き朝ごはん(3) 〜想いを伝えるシチュー〜

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[題名]スープ屋しずくの謎解き朝ごはん(3)
[著者]友井羊
[発行]宝島社
[定価]650円
[発行日]2018/12/19
「スープ屋しずく」シリーズ第3弾です!

早朝にひっそりと営業している「スープ屋しずく」には、お客が抱えるさまざまな悩みや謎が舞い込んでくる。急に真っ黒に変色したジャガ芋の謎。入籍間近だったカップル客の結婚が延期になった謎と鉄鍋の関係。常連客の老人が亡くなり、彼の娘が生前の穏やかな暮らしぶりを聞きにやって来るも悲しむ、父子が抱える過去。そして麻野の亡くなった妻・静句の話を聞いて、とある気持ちが芽生えた理恵がとった行動とは・・・。いろいろあるけど、温かいスープが心と体に元気をくれる。


 シリーズ第三弾のサブタイトルは「想いを伝えるシチュー」。スープ屋しずくの店長の麻野は謎解きの名手で、お客さんの不思議な体験に対して的確に答えを出している。麻野にほのかに想いを寄せている常連客の理恵まで謎解きを始めた。麻野と理恵は一緒に調理器具を買いにいったり、麻野の娘の露と理恵は仲がよかったり、この二人はどうなるのかという謎を解いてほしいなぁ。


スープ屋しずくの謎解き朝ごはん(2)〜今日を迎えるためのポタージュ〜

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[題名]スープ屋しずくの謎解き朝ごはん(2)  〜今日を迎えるためのポタージュ〜
[著者]友井 羊
[発行]宝島社
[定価]650円
[発行日]2018/12/19
「思わずスープが食べたくなる」と評判のスープ・ミステリー、第2弾です!
東京のとある場所で、早朝のわずかな時間に、ひっそりと営業しているスープ屋しずく。
シェフ・麻野が毎朝日替わりのスープを提供している。
常連客である雑誌編集者の理恵は、新婚の上司・布美子の夫・克夫から
布美子の様子がおかしいと相談を受けて、麻野に相談すると、鮮やかな推理を繰り広げーー
ほか、理恵の初恋の人との再会や狩猟体験、スープが食べられなくなった引きこもりの少年など、
癒やされて元気が出る、全4話。


さわやかな店主が経営するさわやかなスープ屋しずく。上司の妊娠でさらに編集長代理の重責を担うことになった理恵の周りでおこる謎を店主が解き明かす。四話の「レンチェの秘密」は、一見スープ屋しずくとは無関係かな、と思うが途中から見事につながる。安心して読むことができるマイルドなミステリーである。


スープ屋しずくの謎解き朝ごはん

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[題名]スープ屋しずくの謎解き朝ごはん
[著者]友井 羊
[発行]宝島社
[定価]650円
[発行日]2018/12/19
店主の手作りスープが自慢のスープ屋「しずく」は、早朝にひっそり営業している。早朝出勤の途中に、ぐうぜん店を知ったOLの理恵は、すっかりしずくのスープの虜になる。理恵は最近、職場の対人関係がぎくしゃくし、ポーチの紛失事件も起こり、ストレスから体調を崩しがちに。店主でシェフの麻野は、そんな理恵の悩みを見抜き、ことの真相を解き明かしていく。心温まる連作ミステリー。


麻野暁店長のスープ屋しずくでは、正式な営業時間はランチとディナーだが、朝営業をひっそりと行っている。朝のスープは一種類だが、近くに勤めるOLたちから人気がある。実は店長の成育歴は複雑で、現在はシングルファーザーとして奮闘している。日常のちょっとした謎解きが得意な店長とそのお店の連作短編集。

盤上に死を描く

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[題名]盤上に死を描く
[著者]井上ねこ
[発行]宝島社
[定価]660円
[発行日]2019/2/20
第17回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作です。大賞史上最年長者が描くシニア連続殺人事件!

71歳、無職の植田ツネが殺された。手には将棋の「歩」を握らされ、ポケットには「銀」を入れられて。それから2週間後、75歳の高倉純江が殺された。遺体のそばには、「歩」があった。愛知県警捜査一課の女性刑事・水野優毅は、所轄の佐田とコンビを組んで捜査を進めていたが、再び事件が起こる。被害者に共通点が見いだせず、捜査は暗礁に乗り上げてしまった。そんななか水野は、あることに気づく・・・・・連続殺人事件の意外な繋がりが明らかになった瞬間、驚愕の真相が浮かび上がる。


連続殺人事件が起こり、現場にはなぜか将棋の駒が。そして殺人未遂事件も起こる。犯人の動機がわからない。それでも事件は続く。犯人からの挑戦状に苦戦する警察。女性刑事の執念の追跡が実るのか、、、、、

ところで、217ページの4行目の「衾」は「金」の誤植です。


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