
[題名]自意識過剰!
[著者]酒井順子
[発行]集英社
[本体価格]457円
[発行日]2008/9/25
ちかくの視線
異性の視線
社会の視線
世界の視線
自意識過剰者のつぶやき
この人に私はどう思われているのだろう?小学生の頃から自意識が強く、相手の視線を意識するあまり、話すより書くことを選ぶようになったという酒井さん。お葬式では美しく悲しみたいと願い、女友達の輪の中ではつい自分に順位をつけてしまう。日々繰り返される他人の視線との葛藤は、アホらしくもあり深刻でもあり…。日本人の自意識の正体に鋭く迫る、痛快エッセイ。
自意識過剰と自己分析をする酒井順子の痛快エッセイ!
でも内容が古いなぁと思っていたら、
巻末に「この作品は1997年11月、新潮文庫より刊行され、
集英社文庫収録にあたり加筆・訂正したものです。」と書いてある。
それで、長野オリンピック、Jリーグ発足、雫石でのスキー世界選手権や
昔のテレビコマーシャルの話題が頻繁(“はんざつ”ではなく“ひんぱん”)
に出てきます。
それでも中身が面白いのが酒井順子のすごさなんです・・・・
それにしても27歳の乙女が書いたものとすると国際級の観察力の持ち主ですね。
林真理子の解説も秀逸です。
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