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時速250kmのシャトルが見える


[題名]時速250kmのシャトルが見える ~トップアスリート16人の身体論~
[著者]佐々木正人
[発行]光文社
[本体価格]740円
[発行日]2008/7/20

エリア―身体の延長しているところ、一瞬で知覚する広さ
・潮田玲子・バドミントン―空間を20分割して、シャトルを打つ!
・名波浩・サッカー―ゴールへの完璧なパスコースが光り輝く
・松下浩二・卓球―騙しあいの格闘技…卓球競技の本質
地面―疾走を支える外部エンジン
・朝原宣治・100m陸上―100mを10秒台で走るとはどういうことか
・鈴木亜久里・F1―F1ドライバーが見ている時速300kmの世界
・堀井学・スピードスケート―スケート選手は氷をどう捉えているのか
・皆川賢太郎・アルペンスキー―ポールは“縦への落下”でクリアする
空気―情報の埋め込まれた周囲
・鹿島丈博・体操―宙返り、離れ技、高難度…体操競技の本質
・澤野大地・棒高跳び―コンディションのいい日はポールが柔らかい
・船木和喜・スキー・ジャンプ―ジャンプは、飛ばずに「風」に乗る
水―硬軟、形、千変万化の環境
・寺内健・飛び板飛び込み―踏み切った瞬間、「入水ルート」が見えてくる
・武田大作・ボート競技―水と喧嘩せずにボートに従う
・武田美保・シンクロナイズド・スイミング―水面の硬さは、演技によって障子紙にもシルクにもなる
力―「隙」、「道」…直感で把握するタイミング
・吉田沙保里・レスリング―“隙間”ではなく隙“動き”。そこがタックルの「入り口」
・野村忠宏・柔道―相手の股下に背負い投げへの「道」が見える
・友綱親方・相撲―大相撲で闘うとはどういうことか)
スポーツを論じるには二つの語り方がある。一つはアスリートの身体に焦点を当て、どのスポーツにも通じるようなボディとマインドのコントロールを中心に語る方法。今までのスポーツの論じられ方と言えば、大部分がこれだった。もう一つは、アスリートの身体を取り巻く「環境」に焦点を当てる語り方。例えば、陸上選手にしか語れない「地面」、水泳選手にしか語れない「水」を中心化する語り方である。本書では「スポーツの環境」に焦点を当て、生態心理学で「アフォーダンス」と呼ばれる「環境」の意味に、第一人者である著者が、北京五輪に出場する“オグシオ”潮田をはじめアスリート16人のインタビューを通じて肉薄する。


トップアスリートの持つ独特の感覚を言葉にして表しています。
シンクロナイズドスイミングの武田選手が「水中にいる方が楽だ」や、柔道の野村選手の「背負い投げへの道が見える」など、さすが一流選手は感じ方が違うな、という話しが満載です。




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