
列車は陸中中野駅を過ぎてから内陸へ入ります。

かなり登っていくと、次は侍浜駅。浜とあっても海は見えません。地図で確認すると海岸線まで直線で3-4kmありそうです。昔の自治体の名前が残っているのかなぁと帰宅後に調べると、確かにここは1954年までは侍浜村でした。海岸線に線路を通すのは厳しい地形だったので、内陸を通ったのでしょうね。それにしても侍浜とはちょっとかっこいい名前ですね。ちなみに陸中中野駅は中野村、次の陸中夏井駅は夏井村にあったのでした。

侍浜駅を出てから今度はずっと下っていきます。陸中夏井駅を過ぎると終点の久慈です。久慈に着いたのは9時2分過ぎでした(笑)

濃いオレンジ色の車体は重厚感が漂っています。ごつい感じです。


久慈駅のホームと駅舎は構内踏切で連絡されています。その途中にはいくつかの垂れ幕が迎えてくれます。
「よぐ来てけさったなす」
「いんや〜 ほにほに 遠いどご 良ぐ来て けさったなす」
このくらいの方言ならまだ意味はわかりますね。

「ようこそ久慈市へ! 岩手・久慈は「あまちゃん」のロケ地です」という垂れ幕です。大人気朝ドラのあまちゃんのロケ地なんですね。放送されたのは昨年ですが、あまちゃん人気はまだまだ健在のようです。
本八戸0722ー0902久慈 八戸線


時間があるので久慈駅の周囲をグルッと回ってみましょう。目立つのはなんと言ってもあまちゃん関連です。掲示板には、2012年7月27日の岩手日報がありました。ヒロインのアキちゃん役に能年玲奈さんが1,953人の中から選ばれたことが報道されています。

三陸鉄道が全線開通した今年の4月6日の一日前の4月5日の岩手日報です。宮本信子さんからのメッセージが掲載されています。あまちゃんは見ていないので詳しくはわからないのですが、鉄道が復旧するシーンがあったのでしょうね。それが現実になったという内容の記事です。

駅前のお土産屋さんの屋上には「祝 三陸鉄道北リアス線全線運行再開」とあります。久慈駅周辺はこのように三陸鉄道大歓迎といった感じなんです。

駅前の歩道には「海女とやきものと琥珀のまち」と書いてあります。焼き物は小久慈焼というものがあるそうです。

ちょっとレトロなゾーンに足を踏み入れてみました。「北限の海女のふるさと 久慈市へようこそ! 岩手県久慈市はあまちゃんのロケ地です」と書いてありました。

「紅の翼」の看板です。裕次郎と書いてあります。知らなかったので帰宅後に調べてみました。「紅の翼」は1958年(昭和33年)に公開された日活の映画だそうです。出演は、石原裕次郎、芦川いづみ、中原早苗、二谷英明、岡田真澄などです。なんでこの看板がここにあるのでしょうか?

JR八戸線久慈駅の目の前にある、その名も駅前デパートです。観光客の多くがデパートの写真を撮っているので、私もパチリと撮ってみました。

壁面の看板には「北の海女 美しき 海女の郷 北三陸」「北三陸鉄道」「潮騒のメモリーズ 北三陸で会えるアイドル」などの文字が並んでいます。あまちゃんで使われたもののようです。今、気がついたのですが、主人公の名前が「天野アキ」というのは「海女のアキ」に通じるのでしょうか(笑)

雑誌「旅と鉄道」2014年5月号は三陸鉄道の特集でしたが、帰宅後に見直すと、久慈駅前の駅前デパートは、あまちゃんでは「北三陸市観光協会」という設定で使われていたそうですし、壁面の看板もロケの当時の面影をそのまま残しているそうです。だからあまちゃんファンは必ず写真を撮るわけですね。このビルは2015年度に解体される予定だそうです。



JR八戸線の久慈駅の隣に別の建物として三陸鉄道久慈駅があります。看板には「琥珀王国」の文字が書かれています。

こちらもあまちゃんばかりです。

こんな衣装もありました。自由に着て、写真を撮ることができます。

いろいろな有名人の色紙がありました。

三陸鉄道久慈駅のスタンプです。「琥珀の国 入国管理局」とは洒落ていますね。

こちらはウニと海女さんと列車が描かれています。

これは日テレプラスの鉄道発見伝という番組のスタンプです。三陸鉄道の特集をしたのでしょうね。


ちょっと秋葉原のオタクっぽいのですが、鉄道むすめの久慈ありすと釜石まなです。面白いですね。

改札のところにはこんなオブジェクトが。牛が「モー一歩、ゆっくり、しっかり」と言っています。



さて遅めの朝食です。ここ三陸リアス亭でほたてそばを注文しました。久慈駅の駅そば屋にほたてそばがあるという情報は事前に知っていたのですが、最初はJR久慈駅の駅そば屋に入ってしまい、メニューを探しましたがほたてそばがありません。私の勘違いかなと思って、久慈駅の周囲を回った後に三陸鉄道久慈駅の三陸リアス亭に来てみると、ほたてそばがありました。駅そば屋が別々にあるとは思いませんでした。


ほたてそば490円、にしんそば490円、天玉そば440円、めかぶそば420円、天ぷらそば400円、月見そば350円、かけそば300円となっています。たぬきそばはメニューにないのですね。この値段設定ならほたてそばを注文することでしょう。あまり他の駅そばでは見かけぬメニューですからね。それに490円と安いのです。そして電話で注文しておいたうに弁当もここで受取ました。こちらは1,470円。今はほたてそばだけ食べて、うに弁当はバックパックにしまっておきましょう。

朝食のほたてそばです。大きなほたてが二つトッピングされています。平打ちのそばは柔らかくてお腹に優しい感じです。うーん、満足です。


まだ30分ほどあるので、もう一度久慈駅周辺を歩いてみます。すると10時オープンのあまちゃんハウスがありました。ちょっと入ってみましょう。

アキちゃんこと能年玲奈ちゃんが迎えてくれます。

「北三陸鉄道リアス線」ということはこれもテレビで使われたものなのでしょう。

2012年7月1日 祝 北三陸鉄道リアス線 「北三陸〜畑野駅間」運転再開と書いてあります。これもテレビで使われたのですね。

あまちゃんハウスの壁には、一面のじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇ!! この言葉も流行語になりましたね。テレビを見ていなくてもこのくらいは知っています。

袖が浜漁業協同組合と書いてあります。これもセットで使われたのでしょう。テレビであまちゃんを見ていたファンなら、懐かしくてうれしくてたまらないことでしょう。

女性駅員さんと、じぇじぇじぇのTシャツです。

こちらは海女さんが「ウニはゼニ(銭)」と言っています。こんなセリフもテレビで言ったのでしょうか?

このジオラマには「北三陸市 全景模型」とタイトルがありました。北三陸市の設定がジオラマにまでなっているとはすごいことです。さてあまりゆっくりしていると予定の列車に乗り遅れてしまうので駅に戻りましょう。


10時30分発の列車に乗りましょう。朝・夕は1時間毎、昼は2時間毎のダイヤとなっています。

三陸鉄道久慈駅のホームは駅舎から一番遠いところにあります。「不思議の国の北リアス」という看板の下を通り、まず階段を上ります。

登り切ったところには「2014年4月6日 三陸鉄道北リアス線 全線復旧 走れさんてつ 夢と希望をのせて!」という垂れ幕がありました。駅名が黄色になっている区間が最後に開通したのですね。

そのすぐ隣には「お座敷列車 潮騒のメモリーズ号」がありました。記念写真用なのでしょうか。でもこれでは逆光になってしまいそうです。

跨線橋を渡り、ホームへ下っていくところにも「不思議の国の北リアス」という看板がありました。

大きなビデオで撮影しています。機材に書いてある名前をちらっと見ると、フジテレビジョン系列の制作会社のようでした。ホームで乗客が待っています。かなりの盛況のようです。

駅名標の写真を撮っている間にも、乗客がホームにどんどん増えてきます。三陸鉄道では、各駅にそれぞれ愛称がついています。ここ久慈駅の愛称は“琥珀いろ”です。

列車が入線してきました。2両編成です。写真に写っているのは後ろの2両目ですが、こちらは団体専用です。

こちらが先頭(1両目)の一般車両です。桜の花びらがデザインしてあります。あっという間に、ボックス席にお客さんが乗り込んでいます。


横浜市泉区和泉町にある「ラーメン自由人」に行ってきました。ここはネタの豊富なラーメン店でした。
売りは「黒い博多ラーメン」です。「ラーメン閣下」で検索するとツィッターが出てきます。

豚骨ベースの博多ラーメンですが、タレに黒醤油を使っているために見た目が“黒い”博多ラーメンになります。ワンコイン500円ですので、コストパフォーマンスは抜群によいのです。
お店の内外にいろいろな小ネタがありました。

お店の入口にはこのような黄色いブロックがありました。
「幸せの黄色いブロック このブロックを発見してあなたは今日一日幸せに暮らせます。」

泉区和泉町にあるので、お店自体が「イズミーランド」になっているのです。
「IZMYLANDへようこそ」

イズミーランドのアトラクションとして「幸せの黄色いベンチ」があります。
「このベンチに座って一緒に写真をとると、永遠の絆が生まれます。」

もう一つのアトラクションとして「呪いの黒ベンチ」もあります。
「このベンチに座った瞬間、“大いなる暗闇の呪力”によって呪われます。呪いを解く方法はただひとつ。13分以内にラーメンを食べること。」
何で13分以内なんだろう。

「いずみの泉」もあります。
「この泉で手を洗うと、7日間以内にラッキーなことがおこるよ。」

もうひとつアトラクションがありました。いずみの滝です。
「このウラ。富士山麓系総天然雨水 ※のめません」

そして店内の様子です。
「今年の目標 来年はがんばる!」
面白いお店でした。

これから楽しみにしていた三陸鉄道北リアス線の旅が始まります。三連休乗車券は三陸鉄道も乗り降り自由ですので、途中下車していったり来たりしながら車窓や駅を楽しむことができます。まずは白井海岸駅で降りてみます。

ところが車内は満席です。なんとかロング部の一番後ろの車端部に座りましたが、立ち客もいっぱいで、自由に行き来ができないばかりか、窓を振り向くことさえできません。こんなに混雑しているとは予想だにしていませんでした。

陸中野田駅と野田玉川駅との間では、「このあたりは津波の被害が甚大で復旧にはかなり大変でした。」という主旨の放送が流れました。何とか中腰になり身体を捻って撮ったのがこの写真です。ロングシートに座ってしまったために、かえって身動きがとれません。もっとも立っていたとしても、それほど自由度は高くないのですが。

野田玉川駅を出て、次の堀内駅の手前に、安家川橋梁(あっかがわきょうりょう:長さ302m、高さ33m)があります。そこからの景色が素晴らしいというので列車が停車して、車内放送が流れました。しかし、天候が悪化して雨が降り出し、ご覧のようなありさまです。安家川で天候が悪化なんて、しゃれにもなりません。

身体を捻るのがつらいので、しょうがないので、写真を撮っている乗客の皆さんを撮ってみました。

そしてまた車窓を見てみますが、こんな悪天候になってしまいました。当初の計画を変更しようかと思いましたが、結局初志貫徹でいこうと決めました。

ちなみに天気がよいとこのように見えます。全然、違いますね。(2007年の旅の写真)
久慈1030ー1106白井海岸 三陸鉄道北リアス線(宮古行き)


白井海岸駅に着きました。乗ってきた列車を見送ります。幸いにも雨は上がりました。
白井海岸駅出発

白井海岸駅の愛称は“ウニの香り”です。予約して久慈駅で買ったうに弁当がまだありますので、ここで食べることにしましょう。


この駅はトンネルに挟まれており、家は見えません。秘境駅のサイトの第14位にランクされている秘境駅です。こんな秘境駅なのに私以外にも列車から降りた人がいました。彼は大阪から来ており、この三連休を利用して北三陸の途中下車の旅を続けているようでした。また、どこかで会いそうな気がします。

駅の久慈側のホームは苔が生えており、とても滑りやすくなっています。

ホームの案内図を見ると、白井海岸まで徒歩3分となっています。降りていってみましょう。

案内図にはハマユリが描かれていました。

ホームは高架駅のようになっていて、ホームの下を通って海岸へ降りていけます。

ネットの地図で見てみると、海岸には湊があり、海中の大きな岩が堤防の役割をして天然の良港だと推測できます。それにしてもよくこのような場所に駅をつくりましたね。


今年の2月8日に、第3回カナロコ列車が運行されました。Sさんから乗車記念品をいただきました。

これは特別列車ですので、横浜駅を出た列車は鶴見から武蔵野貨物線に入ります。これは南武線とほぼ並行して走る地下路線です梶ヶ谷貨物ターミナルで一瞬外へ出てから東急田園都市線と立体交差します。府中本町駅からは武蔵野線を走り西浦和駅から貨物線に入り、その後東北本線・高崎線・信越本線を通るマニアックなコースです。

往路は横浜駅9時42分発、横川12時41分着で所要時間は約3時間、復路は横川発16時7分発、横浜19時28分着で所要時間は3時間21分となっています。

乗車記念ポストカードの表紙は今年開業50周年を迎えた新幹線です。懐かしい初期の新幹線ですね。

さよなら蒸気機関車の絵はがきには赤レンガ倉庫が写っていました。
10月18日(土)、午前の仕事を終えてから、妻と二人で海老名で映画「蜩ノ記」を見てきました。古き日本の秩序のあり方、そしてその矛盾さがわかる映画でした。
その後、本厚木駅に移動して、串かつ「でんがな」に入りました。

「でんがな」という名前から予想できるように大阪のお店です。そして「ソース二度づけ禁止やで!!」と注意書きがしてあります。

メニューは串カツ中心にいろいろとそろっています。

まずは、どて焼き。牛すじがよく煮込まれています。

そして牛もつ塩煮込み。こちらでよくあるもつ煮込みをちょっと違ってあっさり風味です。

そして、串カツセットの、肉5本セットと野菜5本セットです。
肉は、牛、チキン、ウインナー、もち豚、メンチカツで、野菜は、タマネギ、ししとう、アスパラ、しいたけ、ミニトマトでした。
どれも美味しくいただきました。

さらに海鮮5本セットと、紅ショウガを2本注文しました。
海鮮は、きす、イカ、エビ、タコ、帆立です。

〆は肉すいうどんです。
店内のテレビでは、プロ野球のセ・リーグ、クライマックスファイナルステージ第四戦の巨人対阪神戦が映されており、三回を終わって阪神が6対2でリードをしていた。このまま阪神の4連勝で終わってしまうのか?
(結局、8対4で阪神が勝ち、4連勝で日本シリーズ進出を決めた。)

その後、本厚木駅に移動して、串かつ「でんがな」に入りました。

「でんがな」という名前から予想できるように大阪のお店です。そして「ソース二度づけ禁止やで!!」と注意書きがしてあります。

メニューは串カツ中心にいろいろとそろっています。

まずは、どて焼き。牛すじがよく煮込まれています。

そして牛もつ塩煮込み。こちらでよくあるもつ煮込みをちょっと違ってあっさり風味です。

そして、串カツセットの、肉5本セットと野菜5本セットです。
肉は、牛、チキン、ウインナー、もち豚、メンチカツで、野菜は、タマネギ、ししとう、アスパラ、しいたけ、ミニトマトでした。
どれも美味しくいただきました。

さらに海鮮5本セットと、紅ショウガを2本注文しました。
海鮮は、きす、イカ、エビ、タコ、帆立です。

〆は肉すいうどんです。
店内のテレビでは、プロ野球のセ・リーグ、クライマックスファイナルステージ第四戦の巨人対阪神戦が映されており、三回を終わって阪神が6対2でリードをしていた。このまま阪神の4連勝で終わってしまうのか?
(結局、8対4で阪神が勝ち、4連勝で日本シリーズ進出を決めた。)

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