


海岸沿いを走るのも千松仮乗降場、力昼(りきびる)までで、ここからまた山になる。


トンネルを二つ抜けると番屋ノ沢仮乗降場で、さらに急勾配になりトンネルをくぐると古丹別(こたんべつ)である。

上平を過ぎると再び左手に海が開け、天売島と焼尻島がはっきり見える。




苫前、興津仮乗降場を出ると海岸線は遠ざかり、天売島、焼尻島へのフェリーが出ている羽幌に着く。
留萌1553-1723羽幌 羽幌線 1825D

なお羽幌から深名線の朱鞠内までの計画路線(名羽線)があったが周辺の炭鉱の閉山が相次ぎ、開通できるのかさえ危うい状況である。


夕食は羽幌駅近くの喫茶ガロ。5年前に開店した。5年前といえば、ガロの「学生街の喫茶店」が大ヒットした年だ。店名に関係があるかもしれない。落ち着いた店内にはジャズが静かに流れていた。


注文したのはスパゲティ・ナポリタンとブレンドコーヒー。普段の自分らしくないな(笑)。店内の雰囲気がそうさせたようだ。
今夜の宿泊は富士屋旅館。ぐっすり休もう。
<注釈>
(1)【数字】は参考資料リスト参照
(2)【数字】がないものは動画を含めて自分で撮影したもの(2006年10月、2012年10月)
(3)文章は主として【2】と【3】を参考にし、自分の体験を加筆した。
(4)宿泊施設は時刻表巻末のホテル旅館案内を参照した。
<参考資料リスト>
【1】国鉄監修 交通公社の時刻表1978年10月号 日本交通公社
【2】北海道4000キロ 宮脇俊三・原田勝正編集 小学館 1982/8/20
【3】北海道 地図の中の鉄路 堀淳一 亜璃西社 2014/12/4
【4】レールウェイマップル 北海道鉄道地図帳 2010
【8】中学校社会科地図 帝国書院 1973/3/25
【10】追憶の鉄路 工藤裕之 北海道新聞社 2012/5/23
【11】北海道の鉄道廃線跡 本久公洋 北海道新聞社 2011/9/10
【43】鉄道全路線 20 宗谷本線・留萌本線 朝日新聞出版 2009/11/29

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