食堂のおばちゃん4 ふたりの花見弁当

[題名]食堂のおばちゃん4 ふたりの花見弁当
[著者]山口恵以子
[発行]角川春樹事務所
[定価]600円
[発行日]2018/8/18
「あら、牡蠣と白菜のクリーム煮ですって、美味しそ~」
「あたしは、メンチカツ定食」──姑の一子と嫁の二三に手伝いの万里の三人で営む
「はじめ食堂」は、今日も常連客で大にぎわい。
そんなある日、常連のひとり三原が、一子たちをお花見に招待したいという。
三原は元帝都ホテルの社長で、十年程前に妻を亡くして、佃のタワーマンションに一人住まい。
一子は家族と親しい人を誘って出かけるが……。
心温まる料理と人情で大人気の「食堂のおばちゃん」シリーズ、第四弾。
下町の雰囲気がよくわかる食堂もの連載の第四弾。第四話のふたりの花見弁当や第五話のサスペンスなあんみつが印象に残っています。第五弾が待ち通しいです。
鉄ごよみカレンダー2018/12月
09高松築港〜瓦町:高松・小豆島紀行
10瓦町〜塩屋:高松・小豆島紀行
11塩屋〜琴電志度:高松・小豆島紀行
12中華そば@牟礼製麺:高松・小豆島紀行
13琴電志度駅:高松・小豆島紀行

さて琴電志度駅に戻る。

駅舎内に「さぬき弁のマナー講座」が掲示してあった。

「まがっりょる」:邪魔になっていますよ
「おっりょんのに」:降りているのに
「かいていたぁ」:抱えてください
「ちょっとこましのべとって」:少しの間、しまっておいてください
「おらっびょる」:大声を出して叫んでいる
「おわえあいはいくもんな」:おいかけっこはいけませんよ

「ぶっりょる」:(音が)漏れていますよ
「せっとるけんこんもにして」:混んでいるので小さくしてください
「ぐるりみてんまい」:周囲を見てみなさいよ
「まくれるで」:転びますよ
「どせこむで」:転落しますよ
「わっせていんにょるで」:忘れて帰っていますよ
さぬき弁って、全然わからない(笑)

琴電志度駅からはこの列車に乗って瓦町駅まで戻る。
dancyu「おいしい鉄道旅」2018年12月号

[題名]dancyu 2018年12月号 「おいしい鉄道旅」
[発行]プレジデント社
[定価]880円
[発行日]2018/11/6
おいしい週末鉄道旅へ!
[滋賀] ふなずしサンド、食べたことある!? 琵琶湖線×湖の幸
[岩手] 海沿いと内陸を巡る欲張り美食旅! 三陸リアス線×うにとジンギスカン
[秋田・青森] 呑兵衛のゴールデンルートを行く! 五能線×酒場
[会津] 戊辰150年の城下町は福島イチの美味処 リバティ会津×桜肉
[松本] 日帰り厳禁。蕎麦だけじゃない松本へ! スーパーあずさ×きのことワイン
[香川] 一年分のうどんを身体に備蓄する! サンライズ瀬戸×讃岐うどん
[福井] 乗って、手繰って。蕎麦を目指し進め! えちぜん鉄道×蕎麦づくし
[三重] 伊勢路は餅菓子のワンダーランドだ! 近鉄×餅街道
東京から行く 日帰り半島鉄道旅
(1)京急で三浦半島へ! しりあがり寿さんと行く"でっぱり"美味めぐり
(2)東海道線と伊東線で伊豆半島へ! 伊豆の幸と沼津のBAR
(3)新宿さざなみで房総半島へ! 東京湾の地魚と森のきのこ三昧
駅ナカから始まる鉄道旅
酒とつまみで600円!
東京駅篇/新宿駅篇/品川駅篇
自分の趣味に合う特集です。鉄道に乗って、途中下車して地元の食事を楽しむというスタイルが大好きです。あぁ、また鉄道旅へ行きたくなってしまいました。
14琴電志度〜八栗新道:高松・小豆島紀行
15八栗新道〜瓦町:高松・小豆島紀行
16ライオン通り・丸亀町:高松・小豆島紀行
17ラウンドキッチン(ARound Kitchen):高松・小豆島紀行
18小豆島へ1:高松・小豆島紀行

翌日(6月16日)は小豆島観光である。朝食後にホテルから高速船ターミナルに移動する。

高松港からフェリーや高速船でいろいろな島々へ渡ることができる。切符売り場には中国人観光客が多い。掲示物は日本語・英語はもちろん中国語・ハングルでも表記してある。

こちらが小豆島への高速艇スーパーマリン。

船内に入ると、ゆるキャラの「オリーブしまちゃん」が迎えてくれた。

船内はこんな感じになっている。

JRホテルクレメント(左側)やサンポート高松(右側)を見ながら高松港を離れる。

正面に見えるのが男木島、左側には女木島がある。

男木島のアップ。
【動画】180616a高松〜小豆島
高松港0910→0945土庄港 高速艇スーパーマリン
19小豆島へ2:高松・小豆島紀行
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

[題名]未来の年表 人口減少日本でこれから起きること
[著者]河合雅司
[発行]講談社
[定価]760円
[発行日]2017/12/19
日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか?
人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。
書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を論じた書物が数多く並ぶ。しかし、テーマを絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の未来図を時系列に沿って、かつ体系的に解き明かす書物はこれまでなかった。それを明確にしておかなければ、講ずべき適切な対策とは何なのかを判断できず、日本の行く末を変えることは叶わないはずなのに、である。
本書が、その画期的な役目を担おう。
第1部は「人口減少カレンダー」とし、年代順に何が起こるのかを時系列に沿って、かつ体系的に示した。未来の現実をデータで示した「基礎編」である。第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として提示した。こちらは、全国の公務員・政策決定者にも向けた「応用編」と言える。
これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書!
<主な内容>
第1部 人口減少カレンダー
2017年 「おばあちゃん大国」に変化
2018年 国立大学が倒産の危機へ
2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
2021年 介護離職が大量発生する
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年 ついに東京都も人口減少へ
2026年 認知症患者が700万人規模に
2027年 輸血用血液が不足する
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる ほか
第2部 日本を救う10の処方箋ーー次世代のために、いま取り組むこと
「高齢者」を削減/24時間社会からの脱却/非居住エリアを明確化/中高年の地方移住推進/第3子以降に1000万円給付 ほか
第1部の人口減少カレンダーには、かなりショッキングなことが書かれています。このような事実を政府や政治家は知っているのでしょうか? おそらく知っていることでしょうが、具体的な政策には全く出てきません。我が国の将来が本当に心配になります。
「結びにかえて」の中に、『首都圏の中学・高校生主催の討論会にゲストパネリストとして招かれた際、女子中学生の「大人は何かを私たちに隠している」という言葉が強烈な印象を持って私の脳裏に焼き付いていた。』とある。いずれ社会の中心のなる、現在の中学・高校生にこのように思われているとは、私に対しても強烈な影響を与えた。直接政策に携わるわけではないし提言することはできないが、選挙の投票を通して現在の中学・高校生に対しての責任を持とうと思う。
20土渕海峡・小豆島大観音:高松・小豆島紀行
21大坂城残石記念公園:高松・小豆島紀行

大坂城残石記念公園にやってきた。徳川幕府の大坂城修築の時に石垣の石をここから船で運んだ。しかし切り出されながら石垣になれなかった石を「残念石」とよびここに保存してある。
「大阪城」ではなくて「大坂城」というのが史実に則っていてよい。テニスで大活躍の大坂なおみ選手とは関係ない(笑)

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香川県指定文化財
史跡 大坂城石垣石切とび越丁場跡および小海残石群
昭和46年4月30日指定
これより東方、とび越神社西隣に大坂城再築石垣用の巨石を切り出した丁場跡が残っている。
古い記録には同様の石切丁場が、小海村だけで七か所あったと記されており、ここはその一つである。旧港の防波堤上に並べられていた平石・四十個と海中にあった数個の平石は「残念石」と呼ばれ、元和9年(1623)ごろには既に積み残され各地に散在していたものを、明治初年にここへ集められたものである。
この残石群にも各種の刻印や刻文が刻まれている。刻文は、大坂城千貫やぐらの水際角石などの細川家の普請丁場の石垣の刻文と同じものである。
(中略)
平成26年9月吉日 土庄町教育委員会
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県指定史跡 大坂城石垣石切り飛びこし丁場跡及び小海残石群

防波堤の上に並んでいる巨石が残念石であるが、どれも立派な石である。

この公園の裏の海がきれいだ。底まできれいに見えている。

沖にみえる小さな島は小島という。
22屋形崎夕陽の丘:高松・小豆島紀行
23肥土山農村歌舞伎:高松・小豆島紀行

次に向かったのは肥土山農村歌舞伎の舞台だ。

駐車場の片隅に「小豆島石の絵手紙」として肥土山農村歌舞伎を描いたものがあった。

この舞台は国指定重要有形民俗文化財となっている。
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国指定重要有形民俗文化財
肥土山の舞台
土庄町肥土山東田2303番地
(中略)
肥土山の歌舞伎は貞享三年(1686年)、庄屋の太田伊左衛門典徳が築造した蛙子池の水がこの離宮八幡神社境内に流れてきたことを喜んだ里人がここに仮小屋を建てて芝居をしたのが始まりである。
小豆島ライオンズクラブ
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こちらには石碑もある。

逆光で見えにくいがこちらが舞台である。

そしてこちらが客席。後方に本殿がある。村人が数多く集まって楽しんだ姿が想像できそうだ。
24中山農村歌舞伎:高松・小豆島紀行

次は近くにある中山農村歌舞伎である。
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中山の舞台
国指定重要有形民俗文化財
昭和62年3月3日
舞台は、天保年間(1830年頃)に琴平の金丸座の舞台を参考にして再構築されたと伝えられている。
建築様式は、萱葺き寄せ棟造りで、屋根の下部の四方に瓦を葺いた「四方●造り」になっている。
間口は12.24m、奥行き10.15m、花道は上演の際に仮設された。
(中略)
平成4年3月吉日
中山農村歌舞伎保存会
池田町教育委員会
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こちらが石碑である。

神社の入口には「国運隆昌」や「威武宣揚」という物々しい言葉と、天皇皇后両陛下の行幸啓記念碑があった。

こちらも逆光であり舞台自体はみにくい。先ほどと同じだ。敢えてこの向きに設定したのだろう。

扉の隙間から舞台の中を見ることができた。廻り舞台と立て看板があった。

こちらが客席である。客席の後方に本殿がある。これも肥土山と一緒である。
未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること

[題名]未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること
[著者]河合雅司
[発行]講談社
[定価]840円
[発行日]2018/5/20
本書は、『未来の年表』の続編である。ベストセラーの続編というのは大抵、前著の余勢を駆った「二匹目のどじょう狙い」である。しかし、本書は決して二番煎じをしようというものではない。「人口減少カレンダー」だけでは、少子高齢化という巨大なモンスターの全貌をとらえるには限界があった。だから今回は、全く違うアプローチで迫る。
今回は、少子高齢化や人口減少が人々の暮らしにどのような形で降りかかってくるかを、あなたの生活に即しながら明らかにする。言うなれば、これからあなたに起きることを、お中元やお歳暮のギフトカタログのように一覧してみようというのだ。
前著『未来の年表』が年代順というタテ軸を用いて俯瞰したのに対し、本書は起きる出来事を「ヨコ軸」、すなわち面としての広がりをもって眺める。
少子高齢化や人口減少で起きることを、家庭、職場、地域社会といったトピックスに分けてカタログ化すれば、さまざまなシーンを「あなた自身の問題」として具体的に置き換えることができる。そしてそれは、10年後、20年後の日本でうまく立ち回っていくための指針となる。
<目次抜粋>
人口減少カタログ/庄子家の一日に起きたこと
第1部 人口減少カタログ
序 国民の5人に1人が、古希を超えている
◎伴侶に先立たれると、自宅が凶器と化す
◎亡くなる人が増えると、スズメバチに襲われる
◎東京や大阪の繁華街に、「幽霊屋敷」が出現する
◎高級タワマンが、「天空の老人ホーム」に変わる
◎80代が街を闊歩し、窓口・売り場は大混乱する
◎老後資金が貯まらず、「貧乏定年」が増大
◎オフィスが高年齢化し、若手の労働意欲が下がる
◎親が亡くなると、地方銀行がなくなる
◎若者が減ると、民主主義が崩壊する
◎ネット通販が普及し、商品が届かなくなる
◎オールド・ボーイズ・ネットワークが、定年女子を「再就職難民」にする ほか
第2部 今からあなたにできること
序 「戦略的に縮む」ほど、ポジティブな考えはない
1人で2つ以上の仕事をこなす/家の中をコンパクト化する/年金受給開始年齢を繰り下げ、起業する ほか
人口が減少する未来の日本におこること、私たちの周りでおこることが丁寧に書かれています。単に人が減るだけでなく、その影響が多岐にわたっていることがわかります。なんだか空恐ろしい感じがしてきました。地道に生きていくしかないのでしょうね。
26寒霞渓ロープウェイ:高松・小豆島紀行
27オリーブラーメン@レストラン楓:高松・小豆島紀行
28寒霞渓展望台:高松・小豆島紀行
29オリーブ公園:高松・小豆島紀行
30岬の分教場:高松・小豆島紀行
31エンジェルロード:高松・小豆島紀行

エンジェルロードに向かうも駐車場はすでに満車。すごい人気だなぁ。駐車場にも小豆島石の絵手紙があった。こちらは「ご縁に感謝」という題名で、「彦根城のお膝元からこんにちは。小豆島から彦根まで思い思われ絵手紙とどく。一期一会のご縁に感謝」と書いてあり、井伊直弼所用の甲冑が描かれている。

天使の散歩道(エンジェルロード)と書かれている。観光地にある穴あきパネルもあった。

その脇には白いポストが。これは「天使のポスト」で、普通のポストの機能をしている。

左側の細い道を上っていくと「恋人の聖地 約束の丘展望台」にいけるようだ。

願い事を書いたホタテ貝のから。叶うといいねぇ。

これがエンジェルロード。干潮時にしか通ることができない。

ここまで来ることができる。

振り返ると正面にホテルがみえる。

もう一つ絵手紙があった。「友達」という題名で「大好きです小豆島」と書いてある。