
[題名]食堂のおばちゃん(6)あの日の親子丼
[著者]山口恵以子
[発行]角川春樹事務所
[定価]620円
[発行日]2019/7/18
「日替わり、牛スジ麻婆」「韓国風海苔巻き、初登場!」「定番の鰯のカレー揚げ」「締めは、茶がゆか親子丼」・・・姑の一子と嫁の二三、通いの万里の三人で営む「はじめ食堂」は常連客でいつも賑やか。そんなある日のランチタイム、お客の様子が、どうもおかしい。馴染みのOLの一人が、そっと耳うちしてくれた。「ネットにはじめ食堂の悪口がー」あることないこと、ネットに大量投稿されているという・・・。家庭的な美味しい料理とたっぷりの人情で、大人気の「食堂のおばちゃん」シリーズ、第六弾、ますます絶好調!
万里の料理のセンスが買われてスカウトされた! しかしそれは罠であり、「はじめ食堂」を陥れるための策略であった。周りの人のアドバイスで気が付いた万里は、その申し出を断った。一件落着と思いきや、しばらくするとSNSに「はじめ食堂」の悪口が意図的に大量に投稿され、評判が落ち客足も落ちてしまう。しかし有名ブロガーのアドバイスで、お客さんがSNSに「はじめ食堂」の現状を写真付きで紹介することで危機を脱した。逆境に強い「はじめ食堂」は今日も健在である。
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