
宇野線
さて前回解説した準急しんじですが、宇野線のページをよく見ると終着駅が博多(22時17分着)となっています。しかし時刻表を追っていくと米子が終着駅になっているのです。どうしてでしょうか?

山陰本線
よくよく調べると山陰本線のページに「米子・出雲市間 当分の間 運休」という記載がありました。1964年(昭和39年)7月の山陰北陸豪雨により金沢と松江を中心に大きな被害がでたのでその影響でしょう。
そしてこのページには出雲市15時07分発の準急しんじの時刻が掲載してありました。これによると下関20時49分着で博多が22時17分着となっています。
米子−出雲市の時刻を推測してみると、
米子1340発−安来1351発−松江1412発−玉造温泉1430発−宍道1445発−出雲市1502着
こんな感じなのだと思います。
また「一部山口線・山陽本線回り」という記載もあります。

山口線
準急しんじは、石見益田(現:益田)で分離され、一方はそのまま山陰本線を、もう一方は山口線で小郡(現:新山口)を経由し、山陽本線を西下します。そして両者は下関で再び併結され終点の博多を目指します。離婚・再婚列車とも呼ばれます。
まとめると準急しんじは、宇野−(宇野線)−岡山−(山陽本線)−倉敷−(伯備線)−米子[伯耆大山]−(山陰本線)−石見益田−【−(山口線)−小郡−】−下関−門司−(鹿児島本線)−博多までが通常の運行だったようですね。
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