JR東日本カレンダー2021/05
115牟岐線:時刻表見聞録1964年10月号
116寝台急行花盛り:時刻表見聞録1964年10月号
ここからは九州地方です。


鹿児島本線
九州地方への寝台特急もありますが、寝台急行が花盛りです。まずは、新大阪から西鹿児島へのやましろ、東京から鹿児島への霧島、新大阪から熊本へのひのくに、東京から長崎・佐世保への雲仙・西海です。

列車編成

列車編成
【寝急20】やましろ:新大阪1434−0930西鹿児島(現:鹿児島中央)
【寝急02】霧島:東京1100−0647博多0657−1335鹿児島
【寝急21】ひのくに:新大阪1955−1020熊本
【寝急22】雲仙:東京1230−0937☆肥前山口0946−1144長崎
【寝急23】西海:東京1230−0937☆肥前山口0938−1057佐世保

鹿児島本線
さらに、京都から長崎・熊本への玄海・天草、大阪から佐世保への平戸、名古屋から熊本への阿蘇などがあります。このように数多くの寝台列車があるということは需要があったのでしょうね。現在ではちょっと考えられません。

列車編成

列車編成

列車編成
【寝急24】玄海:京都2000−1216長崎
【寝急25】天草:京都2041−(筑豊本線)−1151熊本
【寝急26】平戸:大阪2142−1229佐世保
【寝急27】阿蘇:名古屋1920−1307熊本


鹿児島本線
九州地方への寝台特急もありますが、寝台急行が花盛りです。まずは、新大阪から西鹿児島へのやましろ、東京から鹿児島への霧島、新大阪から熊本へのひのくに、東京から長崎・佐世保への雲仙・西海です。

列車編成

列車編成
【寝急20】やましろ:新大阪1434−0930西鹿児島(現:鹿児島中央)
【寝急02】霧島:東京1100−0647博多0657−1335鹿児島
【寝急21】ひのくに:新大阪1955−1020熊本
【寝急22】雲仙:東京1230−0937☆肥前山口0946−1144長崎
【寝急23】西海:東京1230−0937☆肥前山口0938−1057佐世保

鹿児島本線
さらに、京都から長崎・熊本への玄海・天草、大阪から佐世保への平戸、名古屋から熊本への阿蘇などがあります。このように数多くの寝台列車があるということは需要があったのでしょうね。現在ではちょっと考えられません。

列車編成

列車編成

列車編成
【寝急24】玄海:京都2000−1216長崎
【寝急25】天草:京都2041−(筑豊本線)−1151熊本
【寝急26】平戸:大阪2142−1229佐世保
【寝急27】阿蘇:名古屋1920−1307熊本
120準急第2火の山・由布:時刻表見聞録1964年10月号
(なぜかわからないのですが、117から119まで抜け番になってしまいました)

鹿児島本線
準急第2火の山があります。出発は門司港(6時08分)で終着は別府(13時13分)です。

豊肥本線
というと門司港から小倉へ行き、小倉から日豊本線を通るかと思いきや、鹿児島本線で博多・熊本を通り、豊肥本線経由で別府まで行くのです。よくこんなルートを考えます。門司港から別府まで通して乗る人はいないことでしょう。

鹿児島本線
こちらは準急由布です。博多発(8時27分)の小倉行き(14時18分)です。

久大本線
というと鹿児島本線を通っていけばすぐですが、実は、博多から久留米を通り、久大本線経由で大分へ、そこから北上して小倉まで行きます。不思議なルートです。博多から小倉まで乗り通す人はいないでしょう。

地図
準急第2火の山と由布の経路を地図に示しました。普通は考えないルートですよね。
準急第2火の山は、門司港−中津−別府なら131.9kmですが、大回りしたために197.6+148.0+12.1=357.7kmも走行することになりました。約2.7倍も走行しています。
準急由布は、博多−小倉ならわずか68.2kmですが、大回りしたために35.7+141.5+133.0=310.2kmも走行しています。約4.5倍の距離を走ったことになります。
【準51】第2火の山:門司港0608−0931熊本0934−1313別府
【準52】由布:博多0827−0902久留米0903−1144大分1146−1418小倉

鹿児島本線
準急第2火の山があります。出発は門司港(6時08分)で終着は別府(13時13分)です。

豊肥本線
というと門司港から小倉へ行き、小倉から日豊本線を通るかと思いきや、鹿児島本線で博多・熊本を通り、豊肥本線経由で別府まで行くのです。よくこんなルートを考えます。門司港から別府まで通して乗る人はいないことでしょう。

鹿児島本線
こちらは準急由布です。博多発(8時27分)の小倉行き(14時18分)です。

久大本線
というと鹿児島本線を通っていけばすぐですが、実は、博多から久留米を通り、久大本線経由で大分へ、そこから北上して小倉まで行きます。不思議なルートです。博多から小倉まで乗り通す人はいないでしょう。

地図
準急第2火の山と由布の経路を地図に示しました。普通は考えないルートですよね。
準急第2火の山は、門司港−中津−別府なら131.9kmですが、大回りしたために197.6+148.0+12.1=357.7kmも走行することになりました。約2.7倍も走行しています。
準急由布は、博多−小倉ならわずか68.2kmですが、大回りしたために35.7+141.5+133.0=310.2kmも走行しています。約4.5倍の距離を走ったことになります。
【準51】第2火の山:門司港0608−0931熊本0934−1313別府
【準52】由布:博多0827−0902久留米0903−1144大分1146−1418小倉
121鹿児島本線快速:時刻表見聞録1964年10月号
122準急ひまわり(循環列車+α):時刻表見聞録1964年10月号

日豊本線
準急ひまわりです。8時44分に大分を出発します。さて、どこへ行くのでしょうか? 小倉で分離し、一方は門司港駅が終点です。もう一方は、、、、、


鹿児島本線
小倉から鹿児島本線を南下し博多を越えて熊本まで行くようです。

豊肥本線
熊本が終点ではありません。豊肥本線で大分に戻ります。そして大分を越えて別府が終点です。

地図
大分発別府行きではあるのですが、グルッと一周して大分別府間は二度走るという準急ひまわりでした。これも乗り通す人はいないでしょうね。
大分−別府間は12.1kmにすぎません。しかし準急ひまわりは、133.0+186.6+148.0+12.1=479.7kmもの距離を走行しています。約39.6倍です。
【準53】ひまわり:大分0844−1104☆小倉1110−1211博多1213−1411熊本1424−1738大分1739−1802別府
(−−−☆小倉1111−1125門司港)
読む将棋2021
123準急ゆのか(循環列車):時刻表見聞録1964年10月号
124急行フェニックスの大冒険:時刻表見聞録1964年10月号

日豊本線
宮崎発の急行フェニックスです。行き先は西鹿児島(現:鹿児島中央)。ということは日豊本線を下っていけばすぐだ、と思いきや、、、、、、反対に日豊本線を上っていきます。どこまでいくのでしょうか?

日豊本線
延岡・佐伯を過ぎ、豊肥本線や久大本線が分岐している大分は、、、、、大分も過ぎ、小倉まで北上しました。(小倉発1010とあるのは1510の誤植です)

鹿児島本線
小倉からは進行方向を変えて鹿児島本線を下ります。博多・熊本を過ぎて、、、、、、

鹿児島本線
さらに南下して、八代・水俣・川内(「内川」になってる!)を通り、西鹿児島へやっと到着します。

地図
宮崎から西鹿児島までは日豊本線を素直に行けば、急行で1時間20分ほどですが、小倉を回ったために急行フェニックスでは、12時間31分かかりました。始発から終点まで乗り通す人はいないと思いますが、間違えて乗ってしまった人はいなかったのでしょうか。ちょっと心配です。
宮崎−都城−西鹿児島は125.9kmです。急行フェニックスは、340.0+385.3=725.3kmもの距離を走行しています。約5.8倍を走ったことになります。
【急16】フェニックス:宮崎0905−1242大分1245−1505小倉1510−1612博多1615−1808熊本2136西鹿児島(現:鹿児島中央)
125準急西九州:時刻表見聞録1964年10月号
126特急かもめ:時刻表見聞録1964年10月号

鹿児島本線
特急かもめです。京都と九州を山陽本線経由で結ぶ唯一の特急列車で全席指定席です。京都発が8時ちょうど。行き先は長崎と宮崎です。京都を出ると、大阪・三ノ宮・姫路・岡山・尾道・三原・広島・岩国・徳山・小郡・下関・小倉に停車します。小倉からは長崎行きと宮崎行きとに分離されます。

長崎本線
長崎行きは、小倉からは博多・佐賀・諫早のみに停車し、長崎着は20時08分です。12時間余の旅が終わります。

日豊本線
一方、宮崎行きは小倉から日豊本線に入ります。中津・別府・大分・佐伯・延岡のみに停車し、宮崎には22時01分に到着します。こちらは14時間余の旅になります。

列車編成
全体で14両編成です。小倉では7両ずつに分割されます。長崎行きと宮崎行きと同等の車両数だったのですね。日豊本線にもそれだけの需要があったのでしょう。
【特09】かもめ:京都0800−1632☆小倉1635−1730博多1733−2008長崎
(−−−☆小倉1638−2201宮崎)
127急行にちりん・くさせんり:時刻表見聞録1964年10月号

三角線
三角線の終点の三角(11時04分)発の急行くさせんりという列車があります。「くさせんり」というからには阿蘇の麓を通るのでしょうね。

豊肥本線
熊本からは豊肥本線です。立野を出るとスイッチバックを経て阿蘇山のカルデラに入ります。噴煙を上げている阿蘇山をみながら大分には14時42分に到着します。

日豊本線
一方、西鹿児島(現:鹿児島中央)からは8時50分に急行にちりんが出発します。

日豊本線
にちりんは日豊本線を北上し、別府で急行くさせんりと併合します。そして小倉で門司港行きを分割します。

鹿児島本線
小倉からはそのまま鹿児島本線で終点の博多へ到着します。
急行くさせんりは熊本から鹿児島本線を北上すれば2時間余で博多へ着きますし、急行にちりんも西鹿児島から鹿児島本線を北上すれば6時間余で博多へ着きます。しかし豊肥本線や日豊本線を回ることで、三角から博多は5時間余、西鹿児島から博多は9時間余となっています。これも乗り通す人はいないでしょうね。この頃はこういうルートを走る列車が多かったようです。
急行くさせんりは、三角−熊本−久留米−博多であれば36.5+118.4=154.9kmです。大回りしたことにより、36.5+148.0+133.0+68.2=385.7kmの走行距離となりました。約2.5倍です。

列車編成
なんだか複雑な編成です。別府から小倉までは13両のようですね。
【急17】にちりん:西鹿児島(現:鹿児島中央)0850−1110宮崎1113−1502★別府1510−1701☆小倉1710−1810博多
(−−−☆小倉1704−1718門司港)
【急18】くさせんり:三角1104−1141熊本1147−1442大分1443−1456★別府1510−1701小倉−1810博多
128鹿児島本線普通列車:時刻表見聞録1964年10月号

鹿児島本線
北から南まで長距離の普通列車が走っています。まずは門司港21時45分発の鹿児島行き。終点の鹿児島には翌朝の8時29分に到着します。夜行普通列車です。0時を越えてから5時頃までは快速のように駅をとばしていきます。
その次はやはり門司港22時34分発の長崎行き。長崎には翌6時53分に到着します。普通列車ですが寝台車がついているようです。
さらに門司港23時30分発の都城行きです。

肥薩線
八代からは肥薩線に入り、大畑のスイッチバックとループ、真幸のスイッチバックを経て吉松には8時49分に着きます。

吉都線
吉松からは吉都線で都城を目指します。都城には翌10時22分に到着します。肥薩線と吉都線を通るなんて霧島連峰などがきれいでしょうね。
【普50】111:門司港2145−0829鹿児島(10時間44分)
【普51】411:門司港2234−0653長崎(8時間19分)
【普52】113:門司港2330−1022都城(10時間52分)
123長崎電気軌道:フリーきっぷ&周遊きっぷの思い出
129鹿児島本線普通列車:時刻表見聞録1964年10月号
130矢部線・室木線:時刻表見聞録1964年10月号
131勝田線・甘木線:時刻表見聞録1964年10月号

勝田線

地図(勝田線)
勝田線は鹿児島本線の吉塚から筑前勝田までの13.8kmです。途中駅の宇美駅は、香椎線の宇美駅とは同じ場所ではなく、100mほど離れています。

時刻表地図
しかし時刻表の地図では勝田線宇美駅と香椎線宇美駅とは同じ場所にあるように描かれています。そのため鉄道作家の宮脇俊三氏は「時刻表2万キロ」の中で、香椎線の宇美駅で降りて、勝田線に乗り換えようとしたら勝田線ホームが見当たらないので焦って駅員さんに尋ね、なんとか乗り換えることができました。
勝田線は1985年(昭和60年)に廃止されました。

甘木線

地図(甘木線)
甘木線は鹿児島本線の基山から甘木までの14.0kmの路線です。1986年(昭和61年)に第3セクターの甘木鉄道に転換されました。転換後には駅が4つ増えました。
133宮之城線:時刻表見聞録1964年10月号
134篠栗(ささぐり)線・添田線:時刻表見聞録1964年10月号
それってパクリじゃないですか?

[題名]それってパクリじゃないですか?
[著者]奥乃桜子
[発行]集英社
[定価]590円
[発行日]2019/10/23
商標乗っ取り、パロディ商品、特許侵害……飲料メーカーOL亜季が知的財産のトラブルを解決! 痛快お仕事小説。群馬の中堅飲料メーカー「月夜野ドリンク」に勤める亜季は、知的財産部に異動になった。親会社から出向してきた上司の北脇は、弁理士資格持ちの知財エリートながら、全国の名物菓子を取り寄せては一人で楽しむ変わり者。張り切って仕事を始めたとたん、服飾ブランドを営む親友が悪徳企業に訴訟を起こされそうになったり、自社製品のロゴを改変したパロディ商品が発覚したりと、亜季は慣れない業務に振り回される。そのたびに北脇の知識と経験に支えられ、なんとか乗り越えてきた矢先、月夜野ドリンクが社運をかけて開発してきた新製品のお茶が、他社の権利を侵害しているとの理由で発売中止の危機に。みんなが努力して開発した、汗と涙の結晶の技術を守るために、亜季ができることは!?
読み始めはあまり面白くないな、と思っていましたが、読み進めるうちにだんだんと面白くなってきました。特許などの知的財産に関してあまり興味がなかったのですが、少しづつ興味が湧いてきました。いろいろな戦略のあるので楽しいです。OLの亜季の成長する姿も立派です。
135鹿児島本線普通列車:時刻表見聞録1964年10月号

吉都線
都城発門司港行きの夜行普通列車です。都城を夜の21時34分に出発し、吉都線経由で吉松に23時14分に到着します。

肥薩線
吉松からは肥薩線で人吉を通り八代へ。夜中とはいえ人吉から八代まで停車しません。


鹿児島本線
八代からは鹿児島本線を北上し門司港に10時01分に到着します。所要時間は12時間27分です。九州内だけの普通列車では一番所要時間が長いかも知れません。
もう1本あります。鹿児島20時21分発の普通夜行列車です。終点の門司に翌7時44分に到着します。こちらは所要時間は11時間23分です。
【普56】114:都城2134−1001門司港(12時間27分)
【普57】112:鹿児島2021−0744門司(11時間23分)
136山野線:時刻表見聞録1964年10月号
137準急第1えびの・からくに:時刻表見聞録1964年10月号

鹿児島本線
準急第1えびのは博多8時54分発です。西鹿児島と宮崎行きで八代から肥薩線経由です。

肥薩線
吉松で山野線経由の準急からくにを併結し、第1えびの自体は宮崎行きと西鹿児島行きに分割されます。

山野線
出水を11時29分に出発した準急からくには水俣から山野線に入ります。栗野で肥薩線に合流し吉松で準急第1えびのに併結されます。

吉都線
第1えびのとからくには吉都線経由で都城から終着の宮崎を目指します。
【準55】第1えびの:博多0854−1050熊本1055−1126八代1127−1220人吉1223−1313★☆吉松1318−1421都城1421−1515宮崎
(−−−吉松1315−1357隼人1358−1431西鹿児島)
【準56】準急からくに:出水1129−水俣1148−1238薩摩大口1239−1309★吉松1318−1421都城1421−1515宮崎
138鹿児島本線普通列車:時刻表見聞録1964年10月号
139佐賀線:時刻表見聞録1964年10月号
140岸嶽線(唐津線岸嶽支線):時刻表見聞録1964年10月号
谷中レトロカメラ店の謎日和(3) 思いをつなぐレンズ

[題名]谷中レトロカメラ店の謎日和(3) 思いをつなぐレンズ
[著者]柊サナカ
[発行]宝島社
[定価]792円
[発行日]2020/10/6
東京・谷中でクラシックカメラを専門に扱う今宮写真機店。三代目店主の今宮とアルバイトの来夏は、店に持ち込まれるカメラにまつわる謎を解きながら、少しずつ距離を縮めていく。からくり屋敷の隠し部屋から見つかったパノラマカメラ、投げ捨てられたゴミ袋に入っていた高級カメラ、海で釣り上げられた年代物の水中カメラ…カメラと人々の織り成す連作ミステリー、ついに完結!
シリーズ第三弾。またしてもカメラにまつわる様々な謎について物語が展開していく。テンポのよい短編が七つで読みやすい。団子屋のおばあさんが気をもむ店主今宮と来夏の恋の行方は果たしてどうなるのか?