小田急カレンダー2021/12
283標津線:時刻表見聞録1964年10月号

標津線(標茶−根室標津)
釧網本線の標茶−根室標津69.4kmと、根室本線の厚床−中標津47.5kmの全長116.9kmの路線です。標茶−根室標津には7.5往復+区間運転の列車があり、釧路発着の準急らうすが2往復あります。
釧路9時56分発の準急第1らうすは、最初の停車駅が標茶です。標茶を10時58分に出て、西春別(にししゅんべつ)・計根別(けねべつ)・中標津に停車し、終点の根室標津には12時24分に到着します。

標津線(厚床−中標津)
厚床−中標津は6往復の列車があります。

地図
標津線は中標津を中心にして、標茶・(根室)標津・厚床と三方向に線路が延びている珍しい路線です。
しかし1989年(平成元年)に全線廃止となりました。
【準120】第1らうす:釧路0956−1043標茶1058−1224根室標津
なるほど地理講義系統地理編

[題名]なるほど地理講義系統地理編
[著者]宮路秀作
[発行]学研プラス
[定価]1650円
[発行日]2019/4/23
本書は、まるでその場で講義を聴いているかのように、先生と生徒がナビゲートしてくれるので、読み進めやすく構成されています。
その2人のやり取りの中で、「なぜそうなるのか?」を、とことん丁寧に解説していきます。
また、オールカラーなので地図・図表等も解りやすくなっています。
地理は奥が深いですね。地形、気候、地図はもちろん、エネルギーと鉱物資源・環境問題、農林水産業、交通・通信、人口・国家・民族、都市と村落など多岐にわたります。図表が多くわかりやすい内容になっています。作者は代々木ゼミナールの地理の講師です。
284天北線:時刻表見聞録1964年10月号
285湧網線:時刻表見聞録1964年10月号
286根北線:時刻表見聞録1964年10月号
287準急礼文・旭川(多層建て列車・循環列車):時刻表見聞録1964年10月号

宗谷本線
旭川6時18分発の準急礼文(稚内行き)・旭川(旭川行き)です。和寒・士別に停車し、名寄には7時30分に到着し、準急旭川を切り離します。その後、美深・音威子府・天塩中川・幌延・豊富・南稚内に停車し、終点の稚内には10時44分に到着します。

名寄本線
名寄で切り離された準急旭川は進行方向を変え、下川・西興部・興部・渚滑・紋別・中湧別に停車し、遠軽には10時24分に到着します。

石北本線
遠軽からは石北本線に入り、丸瀬布・白滝・上白滝・上川・伊香牛(いかうし)・新旭川に停車し、終点の旭川には13時24分に到着します。
旭川を出発し、目的地が旭川。そして列車名も準急旭川って、旭川尽くしですね。7時間06分かけて一周し旭川に戻ってきます。
【準121】礼文:旭川0618−0730☆名寄0733−0821音威子府0825−1044稚内
【準122】旭川:旭川0618−0730☆名寄0740−0912興部0912−1024遠軽1038−1324旭川
288長距離普通列車:時刻表見聞録1964年10月号
289寝台準急石北(キセル準急?) :時刻表見聞録1964年10月号

函館本線
時刻表のページをめくりながら、長距離夜行普通列車をみつけました。網走20時52分発の函館行き(16時25分着)で所要時間は19時間33分です。札幌から長万部(18分停車)までは函館本線の山線を回り、森から大沼までは砂原回りです。

石北本線
網走20時52分発の列車を石北本線のページで確認すると、、、、、、
北見までは普通列車ですが、北見−札幌間は寝台準急石北であることがわかりました。札幌から函館まではまた普通列車に戻るようです。
【寝準06】石北:(網走2052−2225)北見2233−0324旭川0344−0634札幌(0654−0952倶知安0956−1158長万部1216−1625函館)(19時間33分)
黄金の時

[題名]黄金の時
[著者]堂場瞬一
[発行]文藝春秋社
[定価]680円
[発行日]2018/6/10
作家の本谷は、亡くなった父親の遺品を整理中に意外なものを発見する。1963年、まだ日本初のメジャーリーガーが誕生する以前、マイナーリーグのサクラメント・ゴールドハンターズで野球をする若き日の父が写った一枚の写真だった。
野球は嫌いだったはずの彼に、いったい何があったのか。厳格で仕事一筋、自分とは相容れなかった父の過去を知るべく、本谷は渡米するーー。
スポーツ誌Numberに連載された、親子三代の野球をめぐる感動の物語。
アメリカプロ野球のマイナーリーグのシングルAを舞台にした物語。祖父-父親-息子の関わり方が潜在的なテーマになっている。
私の父は、20数年前に永眠した。その後も仕事や生活での岐路にあたり「オヤジならどうしたかな?」と自問自答することは度々あった。これからもきっとあるだろう。親父と息子はそんなもんなんだろうか。
290札沼線:時刻表見聞録1964年10月号
293準急天都・第1わこと・第2らうす(多層建て列車):時刻表見聞録1964年10月号

名寄本線
興部8時07分発の準急天都の釧路行きです。渚滑・紋別・上湧別に停車し、遠軽には9時23分に到着します。

石北本線
遠軽からは石北本線に入ります。生田原・留辺蘂・北見・美幌に停車し、終点の網走には11時34分に到着します。

釧網本線
網走から準急天都の一部の車両は、網走発の準急第1わことと連結し12時ちょうどに出発します。浜小清水・斜里(現:知床斜里)・清里町・川湯・弟子屈(現:摩周)・標茶に停車し、終点の釧路には15時22分に到着します。なお標茶では標津線からの準急第2らうすを併結します。

標津線
根室標津12時41分の準急第2らうすは、中標津・計根別・西春別に停車し、標茶には14時13分に到着します。標茶からは準急天都・第1わことと連結し釧網本線で釧路に15時22分に到着します。
【準123】天都:興部0807−0923遠軽0931−1134★網走1200−1419★標茶1425−1522釧路
【準124】第1わこと:★網走1200−1419★標茶1425−1522釧路
【準125】第2らうす:根室標津1241−1413★標茶1425−1522釧路
294留萌本線:時刻表見聞録1964年10月号
295羽幌線:時刻表見聞録1964年10月号
レールアテンダントガール 車内販売にまいりました

[題名]レールアテンダントガール 車内販売にまいりました
[著者]豊田 巧
[発行]LINE
[定価]650円
[発行日]2019/9/5
念願叶って、新幹線の車内販売を担当するJCS(ジャパンカフェテリアサービス)に就職した木古内七海。彼女の夢は、特別車両であるグランクラスの専属アテンダントになること! とはいえ、新米アテンダントの七海にとってそれはまだまだ遠い先の話で、先輩や同期、周囲の人たちに支えられつつ、なんとか日々の業務をこなすのに精一杯。車内で出会うお客様も千差万別で、修学旅行生、出張する会社員、そして何やら怪しい集団ーー!?業務にハプニングはつきもの・・・だけど事件はご勘弁ください! 鉄道エンタメ小説の第一人者が贈る、読むと元気になるお仕事小説。
憧れていた新幹線アテンダントになった木古内七海。「新幹線はアミューズメントパークで、新幹線アテンダントはキャストとなってお客様が楽しく旅を続けられるように新幹線を守る」という、研修で教わったことを忠実に守る。いろいろなトラブルを何とか切り抜け、最後には大仕事をすることに。
登場人物の苗字がすべて新幹線の駅名というのも徹底している。
296興浜南線:時刻表見聞録1964年10月号
297興浜北線:時刻表見聞録1964年10月号
299池北線:時刻表見聞録1964年10月号
300相生線:時刻表見聞録1964年10月号
301美幸線:時刻表見聞録1964年10月号
「健康」から生活をまもる 最新医学と12の迷信

[題名]「健康」から生活をまもる 最新医学と12の迷信
[著者]大脇幸志郎
[発行]生活の医療社
[定価]1800円
[発行日]2020/6/11
健康のためにがまんしていませんか?
そのがまん、しなくていいかもしれません。
ビールにプリン体はほとんど含まれていない。
食事のコレステロールは計算しなくていい。
がん検診は行っても行かなくてもいい。
「ニセ医学の本かもしれない」と思いましたか?
当然、エビデンスはあります。
でも、それだけじゃありません。
最新医学は「エビデンスに基づく医療」のさらに先を見ています。
いまの時代に医学知識を役立てるために大事なことは
なんだろう?
その答え、実はあなたがもう知っていることです。
この本を読んで、忘れていた自分にもう一度出会ってください。
いいデータであっても、その差がわずかであれば、そんなに気にしなくていいし、
健康を気にしすぎて、窮屈に生活するよりも、楽しく過ごそうよ! というような本。
「健康」から「生活」を「守る」
とは言い得て妙である。
302白糠線:時刻表見聞録1964年10月号
303国鉄営業案内:お食事案内:時刻表見聞録1964年10月号

列車内でのお食事案内のコーナーがありました。「特急の昼・夕食は通常お席へ予約を伺いに参ります」とあります。当時の特急列車は特別なものだったのですね。
定食では、特別ビーフステーキ定食が750円です。この時刻表の値段が180円で、最近は税込1205円ですから、物価が約7倍になっているようです。そうすると5000円を超えることになります。美味しかったことでしょうね。
プルニエ定食ってなんだろうと思い調べると、当時は魚介類のフライのことをプルニエと呼んでいたようです。またコールミートとは、コールドミートのことで、ローストした牛・豚・鶏の肉を冷やしたものだそうです。おしゃれな呼び方ですね。
お好み料理では、カレーライスが100円、うな重が200円です。うな重って安すぎませんか? 7倍しても1400円です。昔はそれほどうなぎが高くなかったのかもしれません。

めん類もありますが、すし類もあったのですね。それも単品で注文できたようです。くだものは時価ってなんだか高そうです。
304国鉄営業案内:旅客運賃表:時刻表見聞録1964年10月号

鉄道対キロ普通旅客運賃表があります。
「この表の使い方ー時間表(注:時刻表のことでしょう)で計算したキロ程で、1キロメートル未満の端数は、1キロメートルに切り上げます。そして、本文中にないキロ程間のキロメートルとなった時は、多い方のキロ程で計算します。例えば、東京ー大阪間が、556.4キロメートルの場合、557キロメートルに切り上げて本表の562キロメートルのキロ程によることになります。したがって、2等運賃1180円、1等運賃は2170円となります。2534キロメートルをこえる2等運賃は、3850円に、1キロメートルを増すごとに1円35銭を加えた額です。ただし、10円未満の端数は10円ごとの単位に切り上げます。1等運賃は2等運賃を1.666倍し通行税1割を加え10円未満の端数は10円ごとの単位に切り上げます。」と記載してあります。

運賃はこのようになっています。2021年7月号の時刻表の運賃表と2等運賃を比べてみましょう。
キロ数:1964年10月/2021年7月
50キロ:140円/860円・・・6.1倍
100キロ:280円/1690円・・・6.0
150キロ:420円/2640円・・・6.3
200キロ:550円/3410円・・・6.2
250キロ:690円/4510円・・・6.5
300キロ:830円/5170円・・・6.2
400キロ:960円/6600円・・・6.9
500キロ:1100円/8030円・・・7.3
600キロ:1230円/9460円・・・7.7
700キロ:1370円/10340円・・・7.5
800キロ:1500円/11000円・・・7.3
900キロ:1640円/11880円・・・7.2
1000キロ:1710円/12540円・・・7.3
1500キロ:2450円/16610円・・・6.8
2000キロ:3120円/20240円・・・6.5
2500キロ:3800円/24310円・・・6.4
50〜300キロまでは6倍前後でしたが、500〜1000キロでは7倍超となり、2000〜2500キロでは6.5倍前後となっています。
305国鉄営業案内:国鉄寝台車案内:時刻表見聞録1964年10月号

国鉄寝台車案内がありました。

「◆ベッドを使用できる時間は、21時から翌朝7時までとなっております。
◆1等寝台には、ゆかた・ハンガー・スリッパの用意がしてあります。
お願い 寝台使用中は禁煙となっております。ゆかたのまま寝台車のそとへおいでになることはご遠慮願います。」

「寝台車は昼間は座席になります。」(・・・なりま「り」・・・誤植です)

A寝台でも個室とそうでないものがあったようです。定員は18〜22名です。

寝台車の見取り図がありました。

A寝台の個室では線路と平行にベッドが設置されますが、個室でないA寝台は線路と垂直にベッドが設置されます。

B寝台の定員は54〜60名です。

B1等寝台ではベッドは線路と平行ですが、2等では線路と垂直になります。