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イメージと読みの将棋観


[題名]イメージと読みの将棋観
[著者]鈴木宏彦
[発行]日本将棋連盟
[本体価格]1,500円
[発行日]2008/10/1
第1章 序盤戦(中原、驚きの勝負術/初手の戦略は/2手目後手3二飛の奇手 ほか)
幕間 将棋観(読み/上達法あれこれ/勝負手)
第2章 中盤戦(高野山の決戦/横歩取り後手3八歩戦法は?/右四間飛車の成否は? ほか)
幕間 将棋観(封じ手/千日手/理想的な時間の使い方は?)
第3章 終盤戦(鬼宗看の妙手/大山‐升田戦の終盤/升田‐大内戦の終盤 ほか)
座談会 谷川浩司十七世名人×羽生善治十九世名人「21世紀の将棋を語る」
 専門誌「将棋世界」において、羽生、谷川、佐藤、森内、渡辺、藤井のトップ棋士6人が「タイトル戦の局面」や「封じ手における駆け引き」など共通のテーマに対して、その読み筋と考え方を惜しみなく披露して好評を得た同名企画の連載を一冊にまとめたものです。
 構成は256ページの全3章で、それぞれ序盤編、中盤編、終盤編の計35題から成っており、テーマ図からの読み筋を盤面図を挿入して解説していきます。また、幕間では「理想的な時間の使い方」、「勝負手」、「封じ手」などの将棋観を問うテーマを掘り下げていきます。
 盤面図が必要なテーマでは、まず大きな盤面図とその下に簡単な局面の解説があり、ページをめくると見開きで1~6枚の盤面図を交え、6人の読み筋と考え方が披露されています。そして、最後にもう一度6人の考えを簡単に整理してまとめる形となっています。
 この企画は6人が一堂に集まるのではなく、個別に取材しているのですが、前書きによると羽生名人は超多忙なスケジュールにもかかわらず、毎回3時間近くも考えたとのこと。まさにトッププロの鑑!

将棋界のトッププロによる、同一場面をどう考えているかという、今までありそうでなかった企画の将棋本です。同じ場面でも先手・後手どちらが有利かの解釈が違うところが興味深いですね。将棋ファンなら一読の価値は大いにあります。

【追伸】そういえば、中原十六世名人が引退しましたね。昨年8月に脳出血で入院して以来、休養していました。偉大な棋士であることは認めるのですが、10年ほど前の林葉直子元女流棋士との不倫騒動は残念なことでした。林葉さんからのコメント「将棋も私も愛してくれた」を中原氏はどんな思いで聴いたのでしょうか?




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