
[題名]ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち
[著者]三上延
[発行]アスキー・メディアワークス
[定価]620円
[発行日]2011/3/25
夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店)
小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)
ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫)
太宰治『晩年』(砂子屋書房)
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。
いなか仁さんのこの記事に触発されて、この本を読んでみました。「わたし、古書が大好きなんです・・・・・ 人の手から手へ渡った本そのものに、物語があると思うんです・・・・・・ 中に書かれている物語だけではなくて」という言葉に惹かれました。確かに殺人事件は発生しませんが、とても知的で興味深い推理小説です。
読み終えてすぐに「ビブリア古書堂の事件手帖(2)」を買ってしまいました。
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