

ここからが旧道を追えなくなる最初の区間です。古地図ではなめらかに東北東に進み(d→g→h)、途中から北へ進路を変え(h→l→n)、変形S字カーブを描いて(l→n→o→p)、東に向かっています。等高線を見ると、(a)から(d)の先までは登り坂で、(g)から(h)に向かって下り坂となり、(l)から(n)に向かってはまた登り、(o)から(p)にかけてまた下り坂という起伏に富んだ旧道です。自然に逆らっているようにも感じますが、ひょっとして低湿地帯を避けているのかも知れません。

明治前期の低湿地帯地図を見ると、できるだけ低湿地帯を避けているのがわかります。自然に逆らっているのではなく、自然に忠実だったようです。

ここが地図の(a)の場所です。ここから先は旧道の痕跡が残っていないのですが、推測で一番近い道を選んで歩いてみたいと思います。


新地図の(a)から(b)へ向かいます。

左側の家にはウルトラマンのフィギュアが並んでいました。

ここが(b)の場所です。

ここを右折すると成瀬小学校に沿った先ほどの道と合流します。こちらには行きません。

左折してこちらの道を進みます。


(c)の場所に来ました。この角には「屈曲部」と書かれた杭がありました。何の目印なのでしょうか?

(c)から(d)に向かって登って行きます。

なめらかなカーブを描いていきます。

ここが(d)の地点で、行き止まりです。この先は以前はライオンという会社があったのですが、今は宅地になっています。

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