20喜茂別〜伊達紋別:北海道妄想の旅1978
【1】
1978年10月5日の旅(3)
さて、旅を続けることにする。
【1】
喜茂別14時04分発の列車に乗る。
【HPから】(急行いぶり)
【HPから】(急行いぶり)
時刻表の右端にある「急行いぶり」。これは札幌発札幌着の珍しい"循環"急行だ。札幌→小樽→倶知安→京極→喜茂別→伊達紋別→東室蘭→苫小牧→札幌(逆順もあり)というルートで、京極駅ですれ違う。この急行に乗りたかったが時間が合わなかった。
【4】
喜茂別からは喜茂別川を渡り国道230号線と交差し、さらに尻別川を二度渡り北鈴川、御園に到着する。
【10】(御園駅)
御園駅では対向列車の急行いぶりの到着を10分以上待つ。急行いぶりが出発してからすぐに先を急ぐ。御園を出て徳舜瞥山の尾路園トンネルを過ぎると新大滝へ。御園〜新大滝までは13.6kmもあり約30分かかる。新大滝は大正時代から徳舜瞥鉱山の鉄鉱石の運搬で賑やかだった。
【10】(優徳駅)
【HPから】(白絹の床)
優徳を過ぎ北湯沢に近づくと長流川沿いには川床一面に大理石を敷いたように美しい「白絹の床」がある。
【4】
【9】(北湯沢〜蟠渓)
北湯沢から蟠渓(ばんけい)間で長流(おさる)川を渡った後、ウエンベツトンネルをくぐる。近くにある蟠渓温泉のために冬も暖かく、ヘビがたくさん棲み着いている。列車のライトに照らされて上から落ちるヘビの様子を窓越しに見ることもある。
【9】(久保内駅)
久保内は登別温泉へ抜けるオロフレ山への登山口である。
【9】(壮瞥駅と昭和新山)
壮瞥を過ぎると昭和新山のふもとを走る。昭和新山の西側には昨年(昭和52年(1977年))に噴火した有珠山が見え、火口からは白煙がたなびいている。この胆振線も昨年は約2か月間不通になった。
【10】(伊達紋別駅)
上長和を過ぎ、右手に伊達火力発電所の長い煙突が見えてくるともうすぐ伊達紋別である。胆振線の列車は定刻の16時ちょうどに伊達紋別駅の0番ホームに到着した。
喜茂別1404-1600伊達紋別 胆振線 834D 【胆振線完乗】
<注釈>
(1)【数字】は参考資料リスト参照
(2)【数字】がないものは動画を含めて自分で撮影したもの(2006年10月、2012年10月)
(3)文章は主として【2】と【3】を参考にし、自分の体験を加筆した。
(4)宿泊施設は時刻表巻末のホテル旅館案内を参照した。
<参考資料リスト>
【1】国鉄監修 交通公社の時刻表1978年10月号 日本交通公社
【2】北海道4000キロ 宮脇俊三・原田勝正編集 小学館 1982/8/20
【3】北海道 地図の中の鉄路 堀淳一 亜璃西社 2014/12/4
【4】レールウェイマップル 北海道鉄道地図帳 2010
【9】北海道の大地から消えた鉄道風景 上田哲郎撮影 MGブックス 2012/5/19
【10】追憶の鉄路 工藤裕之 北海道新聞社 2012/5/23


1978年10月5日の旅(3)
さて、旅を続けることにする。

喜茂別14時04分発の列車に乗る。


時刻表の右端にある「急行いぶり」。これは札幌発札幌着の珍しい"循環"急行だ。札幌→小樽→倶知安→京極→喜茂別→伊達紋別→東室蘭→苫小牧→札幌(逆順もあり)というルートで、京極駅ですれ違う。この急行に乗りたかったが時間が合わなかった。

喜茂別からは喜茂別川を渡り国道230号線と交差し、さらに尻別川を二度渡り北鈴川、御園に到着する。

御園駅では対向列車の急行いぶりの到着を10分以上待つ。急行いぶりが出発してからすぐに先を急ぐ。御園を出て徳舜瞥山の尾路園トンネルを過ぎると新大滝へ。御園〜新大滝までは13.6kmもあり約30分かかる。新大滝は大正時代から徳舜瞥鉱山の鉄鉱石の運搬で賑やかだった。


優徳を過ぎ北湯沢に近づくと長流川沿いには川床一面に大理石を敷いたように美しい「白絹の床」がある。


北湯沢から蟠渓(ばんけい)間で長流(おさる)川を渡った後、ウエンベツトンネルをくぐる。近くにある蟠渓温泉のために冬も暖かく、ヘビがたくさん棲み着いている。列車のライトに照らされて上から落ちるヘビの様子を窓越しに見ることもある。

久保内は登別温泉へ抜けるオロフレ山への登山口である。

壮瞥を過ぎると昭和新山のふもとを走る。昭和新山の西側には昨年(昭和52年(1977年))に噴火した有珠山が見え、火口からは白煙がたなびいている。この胆振線も昨年は約2か月間不通になった。

上長和を過ぎ、右手に伊達火力発電所の長い煙突が見えてくるともうすぐ伊達紋別である。胆振線の列車は定刻の16時ちょうどに伊達紋別駅の0番ホームに到着した。
喜茂別1404-1600伊達紋別 胆振線 834D 【胆振線完乗】
<注釈>
(1)【数字】は参考資料リスト参照
(2)【数字】がないものは動画を含めて自分で撮影したもの(2006年10月、2012年10月)
(3)文章は主として【2】と【3】を参考にし、自分の体験を加筆した。
(4)宿泊施設は時刻表巻末のホテル旅館案内を参照した。
<参考資料リスト>
【1】国鉄監修 交通公社の時刻表1978年10月号 日本交通公社
【2】北海道4000キロ 宮脇俊三・原田勝正編集 小学館 1982/8/20
【3】北海道 地図の中の鉄路 堀淳一 亜璃西社 2014/12/4
【4】レールウェイマップル 北海道鉄道地図帳 2010
【9】北海道の大地から消えた鉄道風景 上田哲郎撮影 MGブックス 2012/5/19
【10】追憶の鉄路 工藤裕之 北海道新聞社 2012/5/23

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