
1978年10月7日の旅(3)

14時16分に標茶に着いた標津線列車は、14時24分着の急行大雪1号と併合し急行しれとこ5号となって釧路に向かう。そのまま乗っていればいいのは楽だ。
標茶〜釧路の区間は、釧路湿原の絶景に息を飲むのだが、昨日と全く同じなので割愛する。
標茶1427-1517釧路 急行しれとこ5 釧網本線 368


釧路〜厚岸の区間も、昨日と全く同じなので割愛する。

別寒辺牛湿原は昨日よりも早い時間帯の16時30分頃に通過した。厚床までは列車交換もなく列車は順調に進む。
釧路1530-1711厚床 急行ノサップ3 根室本線 415D

厚床駅から18時10分発の普通列車で釧路まで戻る。この列車は17時47分着の根室本線の上りと、17時57分着の標津線の列車を併合したものである。もう日が暮れて景色は楽しめない。
門静で普通列車と列車交換し、別保でも急行ノサップ5号と列車交換する。20時25分に釧路に着いた。
厚床1810-2025釧路 根室本線 242D

夕食は釧路ラーメンの歴史に名を残す、老舗の銀水へ。スープは、カツオ・煮干し・鶏ガラなどをミックスしたもの。あっさりしているがコクがある。生姜を上手に使っているのかな。飲みやすく柔らかいスープである。麺は細縮れ麺でスープの絡みがよく、麺自体も美味しい。

今日の旅はまだ終わらない。夜行急行に乗って札幌まで行く。

一日置きにボックス席での車中泊だったので、今夜は10号車の客車三段式の寝台を利用しよう。



釧路を出ると、白糠、池田、帯広、新得、富良野、芦別、赤平、滝川、砂川、美唄、岩見沢、江別とこまめに停車し、翌朝の6時33分に札幌到着となる。
釧路2130-0633札幌 急行狩勝8 根室本線/函館本線 418
<注釈>
(1)【数字】は参考資料リスト参照
(2)【数字】がないものは動画を含めて自分で撮影したもの(2006年10月、2012年10月)
(3)文章は主として【2】と【3】を参考にし、自分の体験を加筆した。
(4)宿泊施設は時刻表巻末のホテル旅館案内を参照した。
<参考資料リスト>
【1】国鉄監修 交通公社の時刻表1978年10月号 日本交通公社
【2】北海道4000キロ 宮脇俊三・原田勝正編集 小学館 1982/8/20
【3】北海道 地図の中の鉄路 堀淳一 亜璃西社 2014/12/4
【4】レールウェイマップル 北海道鉄道地図帳 2010
【9】北海道の大地から消えた鉄道風景 上田哲郎撮影 MGブックス 2012/5/19

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