

ここからは大井川鐵道井川線、通称南アルプスあぷとラインに乗り換える。トロッコ列車の6両編成で、車内は独立しており車両同士で行き来はできない。



二つのツアー客も乗車しているアナウンスがあった。井川駅を出発すると次は川根両国駅だ。大井川が駿河国と遠州国を分けていたためこの名前がある。そしてここには車両基地がある。一つのツアーはここで下車するようアナウンスがあった。たった一駅だけではあぷとラインの魅力はわからないと思うのだが、トロッコ列車に乗ったこと自体が観光なのかな。ちなみにもう一つのツアーは接岨峡温泉駅で下車するようだ。


川根両国駅を出るとすぐにつり橋の下を通過する。これは両国吊橋といい長さ145m、高さ8mで、つり橋の中でもあまり揺れず安定しているようだ。

静岡県は日本一のお茶どころだが、川根茶はその中でも高品質で人気がある。
川根両国の次は沢間である。ホッパーらしき構造物が残っていた。昔ここから森林鉄道が分岐していたようだ。これもH氏の情報である。このあたりの線路は急斜面に作られており、とても隘路となっている。
帰宅後に森林鉄道のことを調べてみた。名前は千頭森林鉄道といい、1968年に全線廃止となっている。支線を含めると総延長45.8kmとかなり長い。詳細な廃線レポートもある。
昔の林業が最盛期にはこのような森林鉄道が各地にあったようだ。木々を伐採し我が国の高度経済成長を支えてくれたのだろう。伐採された後に植林された杉の花粉に悩まされるとは、その時には思いもよらなかったのだろう。


次の駅は土本。この駅周辺の四軒中三軒の名字が土本であることが車内アナウンスで紹介されて、少し笑い声がおきる。次の川根小山駅で列車交換。千頭行きに乗り換える人は車掌さんに伝えるようアナウンスがあった。そして大きな駅の奥泉駅に到着した。寸又峡温泉行きのバスはここで乗り換えである。
千頭1335-1427長島ダム 大井川鐵道井川線(南アルプスあぷとライン) 井川行き
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