
[題名]人生写真館の奇跡
[著者]柊サナカ
[発行]宝島社
[定価]640円
[発行日]2019/2/20
あの世とこの世の狭間に佇む写真館では、訪れた死者が年の数だけ自身の写真を選び走馬燈を作る。案内人は過去の記憶を持たない青年・平坂。来訪者は最高の写真を撮るべく希望する過去へと一日だけ平坂とともに戻ることができた。九十二歳の老女、四十七歳のヤクザ、七歳の児童、それぞれが写した人生最期の写真とは。そして平坂の悲しくも優しい秘密とはー。三つの物語が紡ぐ、感涙のミステリー。
亡くなった人があの世へ行く前に立ち寄る人生写真館。その人の人生の走馬灯を写真で作るためにある。あくまで思い出作りで、人の運命を大きく変えてしまうことは最大の禁忌となっているのだが・・・・・保育士、やくざ、被虐待児童などが人生の走馬灯を作るために立ち寄ってきた。そして、それがつながることになる。
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