
[題名]ヒポクラテスの憂鬱
[著者]中山七里
[発行]祥伝社
[定価]680円
[発行日]2019/6/12
埼玉県警のホームページの掲示板に“修正者”を名乗る書き込みがあった。今後、県下で起きる自然死・事故死に企みがないかどうか見極めろという。同日のアイドルの転落死にも言及したため、県警の古手川と浦和医大法医学教室の助教・真琴は再捜査と遺体の解剖に臨んだ。結果、炙り出されたアイドルの秘密と司法解剖制度の脆弱さとは?シリーズ第二弾、待望の文庫化!
転落事故っぽい事件、熱中症っぽい事件、火事に巻き込まれたっぽい事件、保険金殺人っぽい事件、自殺っぽい事件などの真実が法医解剖で明らかにされる。法医学の面目躍如!

山陰本線
餘部駅はすぐそばに余部鉄橋があったことで有名です。しかし普通列車も停車しないことが多い駅だったのですね。普通列車12本中の3本しか停車しません。山陰本線は1912年(明治45年)に全通しましたが、当初は餘部駅はなく、ようやく1959年(昭和34年)に駅が完成しました。そのためしばらくは通学時間帯のみの停車だったようです。現在では普通列車はすべて停車しています。
地名は余部(あまるべ)で、鉄橋も余部(あまるべ)鉄橋なのですが、姫新線に余部(よべ)駅がすでに存在していたため餘部(あまるべ)駅となったようです。
余部鉄橋は2010年(平成22年)に新しいコンクリート橋に架け替えられました。

山陰本線
準急丹波1号は大阪14時ちょうど発で城崎(現:城崎温泉)に17時43分に到着します。しかしその右側にも準急丹波1号があり、大阪14時ちょうど発で城崎には19時01分に到着します。いったいどういうことなのでしょうか。

福知山線
大阪から福知山線経由で福知山へ。そこで二手に分かれます。一方はそのまま山陰本線を城崎へ。もう一方は福知山から舞鶴線で西舞鶴へ、西舞鶴からは宮津線で豊岡を通って山陰本線で城崎へ行くのです。

運転略図
丹波1号が福知山で分離して、同じ城崎終点ですが、離婚・再婚列車ではありません。豊岡から城崎までは時間差があり、併結しないからです。豊岡から城崎へは、二つの丹波1号があるのですが、間違えたりしないのですかね。
【準37】丹波1号:大阪1400−1610☆福知山1615−1731豊岡1733−1743城崎(現:城崎温泉)
(−−−☆福知山1615−1844豊岡1851−1901城崎)
☆分離


山陰本線(再掲)
急行あさしおです。「あさしお」というと愛嬌のある顔立ちだった元大関朝潮を思い出してしまうのは私だけでしょうか(笑)。急行あさしおは豊岡から山陰本線に入りますが、今年の12月上旬から新規に運転されるようです。

北陸本線
金沢を8時40分発の急行あさしおはいろいろな路線を経由します。まずは北陸本線で敦賀へ向かいます。福井からは準急臨時わかさ(西舞鶴行き)が同じ時刻で出ていますが、これは急行あさしおが運転されるまでの臨時列車なのでしょう。


小浜線・舞鶴線
敦賀からは小浜線で東舞鶴、舞鶴線で西舞鶴まで行きます。臨時準急わかさは西舞鶴が終点です。

宮津線
西舞鶴からは宮津線経由で宮津・天橋立に停車し、豊岡からは山陰本線に入ります。若狭湾をぐるっと一周することになります。このような経路の急行があったのですね。
【急11】あさしお:金沢0840−1110敦賀1114−1251西舞鶴1255−1442豊岡1446−1931出雲市


山陰本線
まだ長距離普通列車があります。山陰本線、恐るべしです。京都9時38分発の門司行きです。終点の門司には翌朝の5時11分の到着ですので夜行普通列車です。福知山13分、豊岡17分、鳥取21分、米子22分と停車し、鳥取では急行あさしお(現在運休中)の到着を待ちます。未明となる浜田から小串までは停車しない駅もいくつかあります。所要時間は19時間33分です。日本海の景色のいいところは夜中になってしまいます。ちょっと退屈しちゃいそうですね。翌朝は寝不足になっていそうです。
そして大阪10時05分発の出雲市行きというのがあります。出雲市には22時23分の到着です。福知山線経由で、福知山から山陰本線に入ります。こちらの所要時間は12時間18分と十分に長いのですが、これ以上に長距離普通列車が多いのでなんだか短く感じてしまいます。
【普43】811:京都0938−0511門司(19時間33分)
【普44】713:大阪1005−2223出雲市(12時間18分)
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